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それでも幸せな人はいるから

特別支援学級の担任をしていて感じたこと。幸せな子ども時代を過ごす子どもが一人でも多く増えるように

インクルーシブ教育

フルインクルーシブが担保できないもの

夜中に急に壁掛けの時計が落ちて割れた「ハピペン」です。この先に起こる何かの身代わりになって私を守ってくれたらしい。先輩が言うには……。 フルインクルーシブが担保できないもの フルインクルーシブが担保できないものは、「その子に合った個別の学び」…

「何のためのインクルーシブか」の解

これからインクルーシブ教育を進めていく上で、「『なぜインクルーシブ教育をするのか』という問いにどう応えるか」という課題があると、全国障害学生支援センターの殿岡翼さんが言っていた。 みなさんは、なぜ共生社会を目指す必要があると思いますか?なぜ…

社会が目指す「枠」の方向(だと思っているもの)

さて!最後の週です!「ハピペン」です! inclusive.hatenablog.jp これに関連して。 社会が目指す「枠」 ハピペンなりには、いっときよく見た「平等」「公正」について画像の考えが社会の流れだと思っている。 「平等」と「公正」 こちらの説明文つきの画像…

「クラスワイドな支援から個別支援へ」

やっぱり目がかゆい「ハピペン」です。目薬を買わなければ……。 ここ最近の特別支援の流行りは、支援を要する子の周囲の子どもたちへの働きかけだと感じます。授業のUD(ユニバーサルデザイン)もその一つかと思います。 個別に支援する方法は、だいぶ蓄積さ…

「枠」は「排除」を生む

卒練と面談に追われている「ハピペン」です。追うってよりは、完全に追われていて、むしろ襲われている気すらする……。そんな最終局面。 卒業式は大きな行事ですね。大きな行事は、インクルーシブについて考える機会になりやすいです。 多方面との合意形成。…

「みんな違ってみんな同じ」について

先週10年ぶりにウィスキーを飲んだ「ハピペン」です。バーでロックを2杯飲みました。楽しい時間……。 「みんなちがってみんな同じ」 今日は「みんなちがってみんな同じ」についてです。 かの有名な「みんな違ってみんないい」。ああ、歌にまでなってやがるぜ…

「相模原の事件」と「居場所」と「社会とのズレ」の話(その3)

(過去記事)つづき 「社会とのズレ」について書いていく。 「入れ替え」と〈システム〉 このブログの記事から着想したところがある。 sosaku.doorblog.jp この言葉を見てほしい。 「入れ替え不能な我々のために、入れ替え可能な<システム>がある」という…

「相模原の事件」と「居場所」と「社会とのズレ」の話(その2)

inclusive.hatenablog.jp の続きです。 今回は「居場所」について。 断ち切られた「つながり」 犯人は、結果的に自主退職をするが、犯行後「施設を辞めさせられて恨んでいた」というように言っている。 「つながり」がなくなり、「居場所」と感じられる場所…

【まとめ】インクルーシブ教育とは(後編)

どんどんどんどん進めよう!つべこべ言わずに進めよう!な「ハピペン」です。 これもまた、半年以上ぶりにまとめます。 これのつづき inclusive.hatenablog.jp inclusive.hatenablog.jp そもそも伝えたかったズレ! なぜズレが生まれるか? 気をつけるべきこ…

<フル・インクルーシブ>についてもう少し(その2.5)

野口晃菜さんのインクルーシブ観とか言って、何も示していなかったことに気づいた「ハピペン」です。 野口晃菜さんの記事のリンクをまとめてみました。 どちらがよりインクルーシブか 【連載①】本当に「インクルーシブ」な教育とは?(インクルーシブ教育研…

<フル・インクルーシブ>についてもう少し(その2)

<フル・インクルーシブ>について。続きです。 inclusive.hatenablog.jp inclusive.hatenablog.jp 言いたいことは大まかに三つで、 「インクルーシブ教育システムの構築は『フルインクルーシブ』に向かっているプロセスだろう」ということ。(前回) フルイ…

<フル・インクルーシブ>についてもう少し(その1)

inclusive.hatenablog.jp この記事から半年ちょっとかな、書こうとしたことを書いていなかったために、再エントリー、インクルーシブについて書きたいことはいろいろある。 とりあえずの「Google」での検索結果 "フルインクルーシブ"、"フル・インクルーシブ…

【大空小たった一つの約束】再び「みんなの学校」を見た

どう考えても昨日は「鏡開き」の話題をすべきだっただろうと悔やんでいる「ハピペン」です。ひび割れるほどの餅を用意できる豊かさ、時間のゆとりが必要だったのではないか、と感じます。子どもは、パックに丸餅が入っているものを鏡餅と思っていると思うぞ…

障害者だから優しくするんじゃなくて、「優しいは誰にでも」。ただ、その「優しさの中身」が「相手によって変わる」ってだけ。

休みのリズムから到底戻れる気がしない「ハピペン」です。ただそれも「観点喜地」で、大きく喜んで生きていこうという2017年。3学期がはじまりました。今年度の最初、むしろ昨年度の終わりから、最高学年は何が最高か?と問うていました。私は「喜び最高学年…

【木村先生の講演】再び「みんなの学校」を見てみた

昨今の乾燥がとにかく辛いと思っている「ハピペン」です。ハンドクリームを塗るとベタベタでしばらくタイピングがしづらいなあと……。 「みんなの学校」の舞台「大空小」の元校長「木村泰子先生」の講演を聞きました。講演のざっくばらんな感想を書いていこう…

「自尊感情」を下げない指導の具体(2016.12.27〈更新〉)

ここに「自尊感情」を下げない指導と捉えて実践していることを随時書いていこうと思います。 「自尊感情について」 「言うより『書く』」 「命令形・否定形を使わない」 「全体で名前で指摘しない」 「行為」と「人」を分ける(2016.12.27〈更新〉) (2016.…

ナチスから迫害された障害者たち

inclusive.hatenablog.jp ちょっと、つづきです。 引き続き「人権啓発研修」の内容から少し話します。 やまゆり園の事件から、事件の風化について懸念を抱いていると話していました。 ところで、ナチスのユダヤ人に対する「ホロコースト」は「人種差別」につ…

昭和36年『わが国の特殊教育』(文科省)

人権啓発研修へ行きました。テーマは「インクルーシブ社会の実現」です。 私は、人権感覚って「知る・気づく」ことでしか養えないのではないか、と思っています。 いろいろ知ったとき、「変だな」「それはおかしい」「ありえない」「なんかたまらない」って…

「みんなの学校」を見てからの一日

そんなに大きく変わることはないと思ってたけど。 自分なりに思い返しながら、要所要所で大空小の光景を思い浮かべて指導している自分がいた。 特に二つあって、 「子どもに聞く」「謝る」 ことを意識的に大切にしている自分がいた。 〈子どもに聞く〉 私は…

「みんなの学校」を見た感想(2)

前回 inclusive.hatenablog.jp のつづき。 大阪市立大空小学校の「映画『みんなの学校』を見た感想の話。本も出ている。 教育観の違いはどこからくるか 一昨日から〈教育観の違い〉について引き続き考えていました。 そして、教育観の違いは「どうやって人間…

「みんなの学校」を見た感想(1)

「みんなの学校」は〈大阪市立大空小学校〉のドキュメンタリー映画です。 サイト http://minna-movie.com "不登校も特別支援学級もない"というコピーがサイトにあります。 当たり前のことを大切にすること。 要は「一つ一つの事態に対して、トップとチームで…

続・通常学級における支援級理解について

勉強に対する価値観について書いてみようと思います。 学習指導要領改訂目前なので、価値の捉え方が変わってきているのは当然のことと思います。 流行と不易の中で、現在通用するのは、もしかするとそもそも不易の部分だけなのかもしれないなどと思ってしま…

通常級における支援級理解について

通常級における支援級理解のことでお悩みの方は、多くいるのではないでしょうか。 この先「インクルーシブ教育」が進むうえでこの問題は頻出するのではないかと考えています。 前提として教師の立ち位置が重要です。個人的には特に通常級の担任の先生が重要…

相手にOKを出せて、はじめて自分にもOKを出せる(上)

最近「異質を認める」がキーワードとなっている。このキーワードにいくための変遷はあって、これまでの省察が「異質を認める」という最適解に辿り着いた。 (書いていたら止まらなくなってしまったので、ごちゃーっとそのまま載せる) 1.他人がいない子ど…

【キーワード】インクルーシブ教育に関する用語集(前編)

インクルーシブ教育について、理解を深めるために必要な用語を集めてみました。 1.ノーマライゼーション 2.エクスクルージョン 4.インテグレーション(統合教育) 5.メインストリーミング 6.国際障害分類(ICIDH) 7.国際生活機能分類(ICF) 8…

なぜ、インクルーシブ教育を進めるか

それは、その多様な価値を認められる力が、今後の未来で役に立つからに他ならない。 自己実現、もしくは、社会参画のどちらかの役に立つからだ。 これは、当たりまえに行われなければならないものなのだと思う。 条約も、法律も、政策も、そう宣言している。…

【キーワード】就学先を決定する仕組みの改正(第5条及び第11条関係)

平成25年9月1日 「学校教育法施行令の一部を改正する政令」が施行された。 学校教育法施行令の一部を改正する政令 理由:文部科学省 1.内容 1.1.趣旨 1.2.改正の概要 2.理由 3.議事録より抜粋 4.まとめ 5.参考リンク 1.内容 1.1.趣旨…

【まとめ】インクルーシブ教育とは(中編)

前に問題点として、「インクルーシブ教育の全容の分かりづらさ」が問題だと話しました。すごく端的にまとまっている資料を二つ見つけたのでリンクを貼っておきます。 ①インクルーシブ教育システム構築事業 平成27年度の行政事業の公開プロセスに配付されたも…

【まとめ】インクルーシブ教育とは(前編)

そもそも、なぜこんなにややこしく「インクルーシブ教育」について調べだしたかと言えば、「インクルーシブ教育推進フォーラム」に出席した際、質疑応答の時間に、鋭い口調で意見を述べている人がいたからでした。 なんであれ、語気を強めるような主張がある…

インクルーシブ教育とは#7インクルーシブ教育の課題と問題点

インクルーシブ教育の課題と問題点を挙げる。 1.課題 以下の三つは、インクルーシブ教育推進フォーラムの中で挙げられていたものです。 ①教職員と保護者・本人の、相互の尊重と和解 "これまで"の果たしてきた役割りや取組、運動などの尊重と和解と言ってい…

インクルーシブ教育とは#6(「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)」)

(2017.2.25に加筆修正) 平成24年7月23日「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)」について。 時系列的には「改正障害者基本法」の後です。 (1)3つのポイント さまざまな言葉の定義 共に学ぶことへ…

インクルーシブ教育とは#5(合理的配慮)

ここでは「合理的配慮」について、主に「特別支援教育の在り方に関する特別委員会 合理的配慮等環境整備検討ワーキンググループ(以下 ワーキンググループ)※1」を参考に書いていきます。 内閣府にデータ集があります。 合理的配慮等具体例データ集(合理的…

インクルーシブ教育とは#4(「特別支援教育の在り方に関する特別委員会 論点整理」)

平成22年12月24日「特別支援教育の在り方に関する特別委員会 論点整理」についてです。時系列的には「改正障害者基本法」の前になります。 1.特別支援教育の在り方に関する特別委員会「論点整理」について 2.「特別支援教育の在り方に関する特別委員会 …

【キーワード】「特別支援教育の在り方に関する特別委員会」

「特別支援教育の在り方に関する特別委員会」は、諸々のインクルーシブ教育システムに関する条約や法律や政策と、実際の学校現場をつなげるような感じです。 ここで議論されて決まっていったことが、現場に降りてくるわけです。 1.「設置の目的」と「検討…

インクルーシブ教育とは#3(障害者基本法)

「インクルーシブ教育とは」シリーズ、第3回です。 今回は「障害者基本法」についてです。 2011年8月5日「改正障害者基本法」が公布・施行されました。 1.公布までの流れ 2.内容について 1.(目的) 2.(定義) 3.(地域社会における共生等) 4.…

インクルーシブ教育とは#2(障害者の権利に関する条約)

インクルーシブ教育とは#1(サラマンカ声明) inclusive.hatenablog.jp の続きです。 今回は「障害者の権利に関する条約」についてです。 「障害者の権利に関する条約」を一言で言うと、障害者の人権や自由を守るためのものです。 これまで、守られてこなか…

インクルーシブ教育とは#1(サラマンカ声明)

「インクルーシブ教育」とは? 調べてみると「インクルーシブ教育」「インクルーシブ教育システム」「インクルーシブ教育システムの構築」など、似た言葉がたくさんあり混乱しますよね。 これまでの歴史など一歩踏み込んだ理解しようとすると、さらに、似た…