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それでも幸せな人はいるから

特別支援学級の担任をしていて感じたこと。幸せな子ども時代を過ごす子どもが一人でも多く増えるように

不登校の記録

急に高熱の「ハピペン」です。あーあ、これ絶対来年度へのストレスだわ……人はストレスがかかると免疫が落ちる。環境の変化に弱いってのは、きつい弱点だなあ……。 X年、「不登校」、「虐待」、「いじめ」の対応が重なって大変だった。そのうち、「不登校の記…

「ルール(ソーシャルスキル)」よりも「認知能力」

右目だけかゆい「ハピペン」です。実はほんのわずかだが、この最初はメタ認知だなあ、と思う。 クラスの中で、暴言・暴力・授業妨害がなかなか止まない子がいる。 その子に必要なのは「ルールを教える力(こちらよりの視点)」よりも「ルールを理解する力(…

数年前はじめてのドッジボールで首が取れた……!?わけないでしょ!

今日、数年前に受け持っていた子がドッチボールをする姿を見て「成長したなあ」って思った「ハピペン」です。 「今すぐ死ね!」 「学校を壊せ!」 「お前は頭がおかしい!」 と毎日言っていた子も、年月を経て通常級で過ごすようになり、友だちとドッチボー…

「正しい」や「相応しい」の先

最近「ひれ酒」にはまっている「ハピペン」です。ふぐのひれを入れて呑む温かいお酒です。匂いが独特で心を奪われました。(はじまりは、はまっている酒を紹介するコーナーって意識はない。) 6年生が巣立っていって、残る5年以下の子どもたち。 「掃除をす…

フルインクルーシブが担保できないもの

夜中に急に壁掛けの時計が落ちて割れた「ハピペン」です。この先に起こる何かの身代わりになって私を守ってくれたらしい。先輩が言うには……。 フルインクルーシブが担保できないもの フルインクルーシブが担保できないものは、「その子に合った個別の学び」…

「何のためのインクルーシブか」の解

これからインクルーシブ教育を進めていく上で、「『なぜインクルーシブ教育をするのか』という問いにどう応えるか」という課題があると、全国障害学生支援センターの殿岡翼さんが言っていた。 みなさんは、なぜ共生社会を目指す必要があると思いますか?なぜ…

社会が目指す「枠」の方向(だと思っているもの)

さて!最後の週です!「ハピペン」です! inclusive.hatenablog.jp これに関連して。 社会が目指す「枠」 ハピペンなりには、いっときよく見た「平等」「公正」について画像の考えが社会の流れだと思っている。 「平等」と「公正」 こちらの説明文つきの画像…

「クラスワイドな支援から個別支援へ」

やっぱり目がかゆい「ハピペン」です。目薬を買わなければ……。 ここ最近の特別支援の流行りは、支援を要する子の周囲の子どもたちへの働きかけだと感じます。授業のUD(ユニバーサルデザイン)もその一つかと思います。 個別に支援する方法は、だいぶ蓄積さ…

「枠」は「排除」を生む

卒練と面談に追われている「ハピペン」です。追うってよりは、完全に追われていて、むしろ襲われている気すらする……。そんな最終局面。 卒業式は大きな行事ですね。大きな行事は、インクルーシブについて考える機会になりやすいです。 多方面との合意形成。…

「システム2」と「自我消耗」について(『ファスト&スロー』より)

(「ファスト&スロー」×「特別支援教育」×「ハピペン」その2) 「ファスト&スロー」を今年度中に読み切りたい「ハピペン」です。 「システム1」と「システム2」については、こちら。 inclusive.hatenablog.jp 「システム2」と「自我消耗」 「システム2…

「みんな違ってみんな同じ」について

先週10年ぶりにウィスキーを飲んだ「ハピペン」です。バーでロックを2杯飲みました。楽しい時間……。 「みんなちがってみんな同じ」 今日は「みんなちがってみんな同じ」についてです。 かの有名な「みんな違ってみんないい」。ああ、歌にまでなってやがるぜ…

子どもに注目していることを示すには?注目ってどうすれば注目なのか?

自己紹介で、最近した贅沢は「オリーブをたくさん食べること」と応えた「ハピペン」です。イタリアンのお店でテーブルに「オリーブ」がおいてあって好きなだけ食べていい風味なお店があって驚きました。(その日はお茶だけだったのでそれにはありつけません…

「ガキの使い絶対に笑ってはいけない24時」は、なし?……う~ん………あり……なのかも?

11月22日は「いい夫婦の日」ですよね。今日は1月11日です。この日に結婚式だかなんだか、入籍だったかをした友だちがいました。そのとき「いっ、いい日」を選ばれた二人に、「いっ、いい日」を過ごしていってほしいみたいなことを酔っぱらって言ってしまった…

【木村先生の講演】再び「みんなの学校」を見てみた

昨今の乾燥がとにかく辛いと思っている「ハピペン」です。ハンドクリームを塗るとベタベタでしばらくタイピングがしづらいなあと……。 「みんなの学校」の舞台「大空小」の元校長「木村泰子先生」の講演を聞きました。講演のざっくばらんな感想を書いていこう…

「システム1」と「システム2」(「ファスト&スロー」より)

(「ファスト&スロー」×「特別支援教育」×「ハピペン」その1) 買った本が読み終わらなすぎて、自分の怠惰に今にもまけそうな「ハピペン」です。 なぜだー!本を読みきらないーーー!! そんな中読んでいる『ファスト&スロー』の話です。 まだ上巻だけです…

〈触覚〉の【感覚過敏】について

〈触覚〉について 【感覚過敏】には、「視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚」とそれぞれあるのですが、そのうちの〈触覚〉について。 ちなみに、【感覚過敏】の反対は【感覚鈍麻】です。両方合わせて、「感覚のつまずき」と言うこともできます。 以下は、前に『川…

「自尊感情」を下げない指導

ものすごく短絡的に思うことを書いていく。 「自尊感情」を下げない指導が大切。 どうしてかというと「二次障害」を避けたいからである。 療育によって特性が緩和されることはあっても、下がった自尊感情は上げにくい。 「ケリーマグゴニカル」の本に、「1つ…

〈社会に合ったAくん〉から〈Aくんに合った社会〉へ

小学校はおおまかに「低学年→中学年→高学年」の段階を踏む。 「1、2、3年」と「4、5、6年」でも違うし、細かく見れば「1、2年」「3、4年」「5、6年」でも違う。 特に「3、4年」は「10歳の壁」と言われるように、違いが小さくない。 だから、なんなのかという…

「これからどうなるかわからないけど、わからないってことは、すごくいいことが起こる可能性もあるってことでしょ。」

この間、子どもに見せる動画を探していたら出会った言葉。 下の番組の「scene05」で出てきます。 www.nhk.or.jp この回のテーマは「すべてはこれからはじまる~将来に希望をもつ~」です。 主人公が「自分は何者になったらいいのか?」を考え、未来に向かっ…

ナチスから迫害された障害者たち

inclusive.hatenablog.jp ちょっと、つづきです。 引き続き「人権啓発研修」の内容から少し話します。 やまゆり園の事件から、事件の風化について懸念を抱いていると話していました。 ところで、ナチスのユダヤ人に対する「ホロコースト」は「人種差別」につ…

昭和36年『わが国の特殊教育』(文科省)

人権啓発研修へ行きました。テーマは「インクルーシブ社会の実現」です。 私は、人権感覚って「知る・気づく」ことでしか養えないのではないか、と思っています。 いろいろ知ったとき、「変だな」「それはおかしい」「ありえない」「なんかたまらない」って…

「みんなの学校」を見てからの一日

そんなに大きく変わることはないと思ってたけど。 自分なりに思い返しながら、要所要所で大空小の光景を思い浮かべて指導している自分がいた。 特に二つあって、 「子どもに聞く」「謝る」 ことを意識的に大切にしている自分がいた。 〈子どもに聞く〉 私は…

「みんなの学校」を見た感想(2)

前回 inclusive.hatenablog.jp のつづき 大阪市立大空小学校の「映画『みんなの学校』を見た感想の話だ。本も出ている。 「みんなの学校」が教えてくれたこと: 学び合いと育ち合いを見届けた3290日 (教育単行本) 作者: 木村泰子 出版社/メーカー: 小学館 発…

「みんなの学校」を見た感想(1)

「みんなの学校」は〈大阪市立大空小学校〉のドキュメンタリー映画です。 サイト http://minna-movie.com "不登校も特別支援学級もない"というコピーがサイトにあります。 当たり前のことを大切にすること。 要は「一つ一つの事態に対して、トップとチームで…

「どうしたら人は変われるか?」

簡単に言えば、「変わろうとしている人は変わる」。 「カラーバス効果」によって脳の中でいくらでも変わるための情報が手に入っていくと思う。 アドラーの言うところの、人はその状態を生むためにその考えを生み出しているだけという可能性がある。 その方が…

「ほめる」の自分なりのこだわり

「批判=吟味」と捉えていただいて読んでもらえたら、と思います。 woman.excite.co.jp この記事の下の方に 「今日、髪型カッコいいね!」「その服、可愛いね!」 と「身だしなみ」などなんでも褒めるという話が出てきます。価値観は、人それぞれでいいと思…

「ポケモン」と「菜根譚」

「弱点を責めない」 学校で他のクラスの先生から聞いた言葉です。 子どもを育てるとき、大人の思う「普通」に近づけるために、弱点を克服しようと指導することもあると思います。 けど、それは、有用なのか怪しいところです。 そこで、ポケモンが浮かんでし…

「暗黙の了解」の言葉化

どの子どももそうですが、「暗黙の了解」に気づいて応じられる子どももいれば、言葉になって知ることで応じられる子もいます。 知って納得すれば、その場に相応しい行動ができることも多いです。 入りやすい指示の「具体的」には、「暗黙の了解」の言葉化も…

「どう育てたいか」と「どう育ちたいか」

「AIとの戦い」から続いて、彼らの未来に必要な力はなんなのだろうか、という問いが浮かぶ。 inclusive.hatenablog.jp それと同時に、最近「大人の主観」VS.「子ども目線の客観」が気になる。 「どう育てたいか」 と 「どう育ちたいか」 にズレがあると、…

指示のポイントでよくあるやつ【3つ】

指示の仕方の定番を記録しておこうかな、という試み。 よく言われるのは【視覚的・具体的・肯定的】です。 【視覚的】:目に見える形 【具体的】:短く端的 【肯定的】:〇〇しない→〇〇します こんな感じです。 【視覚的】 (例) 「文字にする、絵にする、写…

「自由」と「責任」

最近の中で、この指導子どもに入ったなと思っている指導の一つに、「社会では責任を果たすと自由が与えられる」というものがあります。 自由権に則った形で自由を定義しています。 ・他を害さない。 ・法律に反さない。 「自分勝手」「なんでもあり」の自由…

続・通常学級における支援級理解について

勉強に対する価値観について書いてみようと思います。 学習指導要領改訂目前なので、価値の捉え方が変わってきているのは当然のことと思います。 流行と不易の中で、現在通用するのは、もしかするとそもそも不易の部分だけなのかもしれないなどと思ってしま…

通常級における支援級理解について

通常級における支援級理解のことでお悩みの方は、多くいるのではないでしょうか。 この先「インクルーシブ教育」が進むうえでこの問題は頻出するのではないかと考えています。 前提として教師の立ち位置が重要です。個人的には特に通常級の担任の先生が重要…

「相手の気持ちを考える」

学校の中では「相手の気持ちを考えてごらん」という指導が少なくない。 相手が嫌がることをしないためにされる注意だと思う。 そのねらいは、内省させて気づきを経て更正させるためでしょう。 けれど、実際「相手の気持ちを考える」っていうのはどの程度でき…

【1学期】「自尊感情を高める方法」と思ってやったこと

私が一学期の間主に担当したのは、一時間目の自立活動でした。 朝脳を活性するための運動や感覚統合運動、コミュニケーション力、ソーシャルスキルを身につけるための内容を意識していました。 個人的なねらいとして「クラス全員が誰とでも手をつないで輪に…

私たちは障害を認識できるか

〈結論〉「子どもは認識できない可能性がある」 「教師は基本的にできるだろう」 と考えた。そして、認識するためには「知識」が必要であり、どう認識するかには「理解」が必要である。 話は最終的に「大人の『理解』が大切だ」というところに落ち着く。 で…

「ほら、ここ言って」では言えない。なぜなら……

その子によって、助けるべきポイントは違います。 学校というのは本当に面白いところです。 不特定の子どもが集まっているところがいいですね。 学校は、そうして集まった子どもたちが活動する生活の場なわけです。学校において、教科の指導で育てたいことは…

「感じる子」と「感じ取れない大人」

昨日は遠足でした。 水族館でイルカショーを見たときの話をします。 大人になって久しぶりに見ましたが、じんわり感動しました。 はじまりと同時に豪華な音響がなって拍手ではじまります。 私が付き添いした子は「どんな反応かな?」と見ていたのですが、そ…

雨で運動できない日の教室での運動(1)

雨の日にやった室内運動を書いておこう! 【メニュー】 ・ストレッチ ・バランス ・マーカータッチ ・目を回して歩く ・手押しずもう 【マーカータッチ】 「マーカータッチ」は、手軽で「跳ねる」運動も得られて、負荷も調節できて良い感じでした。 (やり方…

【映画】聲の形

「聲の形」を見に行ってきました。 1日ってのもあって混んでいました。 「君の名は。」→「聲の形」の流れもあるかもしれません。 さりげなく、文科省もタイアップしているという……。 http://www.mext.go.jp/koenokatachi/ 内容はさておき、思ったことを書こ…

集団づくりに必要な視点(信頼関係を構築するロジック)「集団指導について」#6(最終回)

前回までで、 #1「集団づくりとは」集団づくりに必要な視点(信頼関係を構築するロジック)#1 - 「それでも幸せな人はいるから」 #2「認めるための視点」集団づくりに必要な視点(信頼関係を構築するロジック)「認めるための視点」#2 - 「それでも幸せな人…

プール学習

プール学習が始まっていますね。 私の学校の特別支援学級は、交流級に行きにくい子どもがいるのですが(理由はさまざま)、プールでは、同じ場で同じ活動をしていました。 今年度はじめて見る姿だなと思いながら見つめていましたが、ふと、これは「インクル…

【資料】不登校と発達障害

「不登校と発達障害」この両方が重なり合っている場合、一般的な「不登校」と同じ考えや対応では、なかなか前進が見られないことがあると思います。 たくさんの人が目にして、不登校対応を一歩前進する兆しになればと思い以下の資料を紹介します。 全国の不…

図工のネタ#2めんこ

1月に「めんこ」をつくって遊びました。 ルールを吟味することで、誰でもできて楽しめたので、ご紹介します。 1.用意する道具 2.作り方 3.ルール 4.注意 1.用意する道具 ・厚紙 ・ビニールテープ ・セロハンテープ ・マーカー ・はさみ 2.作り…

集団づくりに必要な視点(信頼関係を構築するロジック)「相手との間に生まれる心理の視点」#5

前回は「個を大切にする心理の視点」でした。個を大切にしている居場所で、子ども同士の間にどのような心理がうごめいているか知ることで、子どもの在りようをさらに「認める」ことができます。 今回は「相手との間に生まれる心理の視点」です。 これらは、…

子どものほめ方の視点6つ

子どもを「ほめて伸ばす」。もう耳にタコができているような気がしますが、追求してみると、漠然としたものだなといつも思います。 「ほめて伸ばす」がよい根拠は、自尊感情や自己肯定感、自己有用感を育むためだと思います。 自分を「あり」だと思わせて、…

集団づくりに必要な視点(信頼関係を構築するロジック)「個を大切にする心理の視点」#4

ここでは、集団づくりに向けた信頼関係を構築する「心理」の視点について書きます。 「心理」の視点を大切にすることは、個を引き立たせるために必要だと思います。 「心理」の視点を意識して見つめると、集団の中でどんな心理が働いて、つまずいているか見…

集団づくりに必要な視点(信頼関係を構築するロジック)「働きかけ」#3

今回は、 集団づくりのための個への「働きかけ」についてです。 集団づくりには、「安心と信頼」が大切でした。 安心と信頼には、「認めること」が大切でした。 「認める視点」をもてば、あとは大人は何もしないというわけではありません。 絶えず、「働きか…

集団づくりに必要な視点(信頼関係を構築するロジック)「認めるための視点」#2

前回は、 ○集団づくりに必要なことは、信頼と安心。 ○信頼と安心には、認めること、受け入れること、愛情などが関係している。 集団づくりに必要な場や環境、信頼関係と安心について書きました。 今回は、 「認めるための視点で大切なこと」について書きます…

子どもを見る

「子どもを見る」っていうのは、どういうことか。 大切な視点の一つに、「学校での子どもの姿」は、「学校での子どもの姿」だということがあると思いました。 学校では、なかなかやんちゃな子も、下校指導などでいざ学校の一歩外に出ると、あどけない顔で笑…