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それでも幸せな人はいるから

特別支援学級の担任をしていて感じたこと。幸せな子ども時代を過ごす子どもが一人でも多く増えるように

「アダルトチャイルド」を解決するための個人的な見解

※注意

ここに書いた見解は、あくまで私個人が本などを見て書いているものです。
一般的な解決さくとして妥当なものというわけではないことに留意してください。
私の心が軽くなった一つの示唆です。

 

〈個人的思う解決策〉
「アダルトチャイルド」の個人的に思う解決策は「自分で判断する体験」を重ねて「自分で判断する力」を身に付けることです。


「アダルトチャイルド」を解決するキーワードは「共依存」であり、「共依存でない状態」すなわち「自分で自分のことを決められる状態」になることが「アダルトチャイルド」から脱することにつながります。

 

〈アダルトチャイルドとは〉

もともとアメリカで、「アルコール依存者の親のもとで育った人」をさした言葉です。
依存症者の子どもが大人になったとき、その生き方に共通の苦しさや不自由さをかかえていることが注目され、大きな共感を呼んだムーブメントになったのです。

「アダルトチャイルド」の特徴を一言でいうと「共依存」です。

共依存とは〉

自分主体ではなく他人や周囲を主体とすることで自分を守ろうとする生き方を、「共依存」といいます。

(ここまでの引用は以下の本からです。) 

アダルト・チャイルドが自分と向きあう本

アダルト・チャイルドが自分と向きあう本

  • 作者: アスク・ヒューマン・ケア研修相談室
  • 出版社/メーカー: アスク・ヒューマン・ケア
  • 発売日: 1997/03/01
  • メディア: 単行本
  • 購入: 7人 クリック: 26回
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「アダルトチャイルド」を3つの視点で分けてみます。

「アダルトチャイルド」だなと感じる方は、自分がどれにあてはまりそうか考えてみてください。

①「アダルトチャイルド」から脱そうとしていない系。

自身がアダルトチャイルドと気づいていない。現状にしがみつこうとするタイプはここ。

②「アダルトチャイルド」から脱そうとするが脱せない系。

自身がアダルトチャイルドと感じているもうまくいかないタイプはここ。③脱したつもりが脱していない系

③「アダルトチャイルド」から自分では脱したと思っているけれど、人間関係がうまくいかなかったり、生き辛さがあるタイプはここ。

 

それぞれに起こりやすい症状を書きます。

①一つの人間関係に人生を握られてしまう。

②現在の自分に承認欲求がほしい

③家族関係再放送系

 

①の人は、承認欲求を得たことがない。または、今の環境にいる相手からしか得ようと思えない。その人間関係が生き辛さを生んでいて、離れるべきところもあるのに、自立もできないために、その人間関係をダラダラと続けてしまうタイプです。

 

②抜け出せない現在の自分を承認してほしい場合、周囲の人に依存して束縛したり、かまってほしがったりして迷惑をかける可能性があります。今の自分を“よし”としてくれる人を求めて、そのときそのときは安心するのですが、その安心の根拠が自分ではなく、他人にあるため、四六時中ふとすると不安がつきまといます。

 

③自分でも気づかないうちに、自分の家族内にあった嫌な人間関係を再現していて、周囲の人を苦しめている状態です。その人間関係の雰囲気が慣れていて楽なために、客観的によくない人間関係の在り方でも、支配的だったり、傲慢だったり、抑圧的だったり、自分が嫌だと思っていたはずの雰囲気を仕方ないといった感じに再現してしまいます。

 

 一言で言ってしまえば

「アダルトチャイルド以外の生き方の良さを知らないこと」
「アダルトチャイルドから脱したいけれど今の自分では不安がある」

「気付かないうちにアダルトチャイルドの状態の人間関係を生み出している」

といった場合に、「アダルトチャイルド」から抜け出すのが難しくなります。

 

私は、4、5年前に「アダルトチャイルド」や「インナーチャイルド」が気になって調べていました。

 

「アダルトチャイルド」をもとに過去や自分を振り返ることは「自分のルーツ」や「自分の所在」を深く追い「自分さがし」の一種になると思っています。

 

多様化によって、簡単に社会の価値感の波にスムーズに乗れなかった場合、学校や家庭を振り返って「本当の自分って何だろう?」と問いたくなることがあります。

 

それと「アダルトチャイルド」が絡むと「自分の存在ってなんなんだろう」というドツボにはまる可能性が高いです。

 

もちろん根本的な心の傷を治療する必要がある場合もあることに注意してください。

インナーチャイルド―本当のあなたを取り戻す方法

インナーチャイルド―本当のあなたを取り戻す方法

 

 この本の場合も、必要に応じて医療機関にかかるべきだという注意がことあるごとに書かれています。

 

話を戻します。

学校原因のいじめ、不登校であれば自分の生き辛さの刃は学校に向きますよね。
学校原因ではない、いじめや不登校の場合、なんとなくの体調不良など(起立性調節障害などの可能性もありますが)は家庭に刃が向きやすいと思います。

 

また「自分の人生がうまくいかない」と感じたときも、家庭に刃が向くことはあるのではないでしょうか。(ほぼ、学校か家庭か社会に刃が向くってことですね。)

 

その解決の一端が「家庭」にあり、生育歴に関係あると考えたとき「アダルトチャイルド」や「インナーチャイルド」といった言葉に遭遇する方が多いのではないか、と思います。

(法に触れる虐待などではなく、なんとか生きていられるのだけれど、なんとなく辛かったり、親と折り合いが合わないという人も多くいると思うのです。)

 

親がお酒やギャンブルや薬物の依存症でもないし、暴力や性的な虐待をしてくるわくとも、 「アダルトチャイルド」だと感じる場合、その「アダルトチャイルドさ」はその人の傾向にとどまると考えられます。


本などに示されている主なリフレッシュ方法は、認知行動療法です。

過去の自分に手紙を書いたり、過去の自分に今の自分ならなんて声をかけるかなどを考え、過去の自分に対するイメージの捉えなおしをし、今の自分を捉えなおすということが書かれていることが多いです。

その中で「自分自身」や「自分と親との関係」の捉えなおしをして、行動して、自分と親は「共依存関係にない」ことを実感して、「アダルトチャイルド」から脱するのです。

 

私は、1980年代半ば以降の子どもは、みんな少なからず「アダルトチルドレンさ」があると思います。

 

多様化によって社会参加のための正解がなくなったからです。自分なりの価値観で社会に参加しようとすると、「つまずき」が起こるのは想像しにくくないですよね。その「つまずき」をそれでも自分でなんとかしようとして、どうにもならなかったときに、その価値観のルーツとして「親」に目が向くのです。

 

そして、それはあながち間違ってはいなくて、「親」や「家族」についての本を見ると感じることですが、人は所属している慣れた環境に戻ろうとします。

つまりは、親は自分がされた子育てを再生しようとします。
そこには、ズレが生じます。(私は100%生じると思っています。)

それでも、その中でズレが生じない部分はあるでしょう。人間としての不易の部分です。

しかし、それ以外はズレる可能性が高いのです。

 

1960年代の価値観で1990年代の子どもは育ちにくいはずですよね?

 

その子育てのリプレイと社会の多様化がかけ合わさって、自分の価値感が社会に通用しない事態が起こると、「うちって変だ」、「親は自分のことを分かってくれない」、「親の言う通りに生きることを強制させられる」などの「アダルトチャイルド風」な状況ができあがります。

 

このとき、「アダルトチャイルド」がほしいのは、「自分の価値観を認めてくれる人」です。

 

その状況の先にあるのは「そこからは旅立ちたいのだけど旅立てない」という心情で、それでも「旅立ちたい」がために「自分の親との関係に似たパターンを家庭の外につくろうとします」。この行動が「共依存的」な「アダルトチャイルドっぽい行動」につながります。

 

アダルトチルドレンがよくないところは、結局のところ、「チルドレンさ」です。

たとえば10代であればまだ成人ではないですし、「チルドレン」でいいのです。

では、どうしたら「アダルト」と言えるか?が鍵になってきます。

 

過去について具体的に振り返りたい場合は、「毒になる親」という本を見ると思い出せます。かなり苦しいですが。(私は、何日かに分けてしか読めなかったし、読んでいると気持ち悪くて吐き気がして仕方なかったです。)

毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)

毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)

 

 

自分で、セラピーしてみたい場合は、上でも紹介しましたが、この本にやり方がのっています。

インナーチャイルド―本当のあなたを取り戻す方法

インナーチャイルド―本当のあなたを取り戻す方法

 

 

他にもたくさん読みましたが、この2冊でいいかな、というところです。

 

そして、「アダルトチルドレン」の正体ですが、そんなにまどろっこしいことをしなくても、歩み出せる人は歩み出せます。

 

アダルトチルドレン」の正体は、繰り返しになりますが「共依存」です。


共依存を上に書いた言葉と違う表現をするとすれば、
「相手の人生と自分の人生が一体である」
と考える思考のことです。
(キャラ化で出てくる人間関係のフラット化にも症状は似ていますね。)


この「共依存」の「癖」が親子関係にあると、その人間関係が“ベスト”だと思ってしまい、友人や恋人、周囲の人に同じ人間関係を無意識にも意識的にも求めてしまうことを「アダルトチャイルド」と言っていると思います。


人は、人間関係の慣れた型に拠っていってしまうと言われます。DVや虐待などから逃れにくさにこうした要因があると「毒になる親」などに書かれています。


どのような人間関係かといえば、たとえば、相手のために自分を変えたり、自分のために生きてくれないことを非難したりです。


以上のような「アダルトチャイルド」の状態を踏まえて「アダルト」はどんな状態かと言えば、

「相手によって、自分のコントロールを、奪われない状態」=(イコール)「自立(自律)した状態」が「アダルト」とだと言えます。

 

過去にしろ何にしろ「あのときの親のあれによって自分の人生は……」が残っているうちは、親という相手によって自分の人生を規定しているため「アダルトチャイルドさ」がある、ということです。

 

今の“その自分”の存在を、「もう存在しているんだから“あり”」ってことにして受け入れられること。

そうして、自分自身で自分自身のコントロールを得て、未来を選択して、未来に進ことで「アダルトチルドレン」から脱することができると考えます。

 

「今の自分にOK、許可、GOサインを出す」といったところが生きやすくなるコツでしょうか。

 

私はこの歌で視界が開けたのですが、kana-boonというバンドの「シルエット」という曲を聴いてみてください。

 

親に関することで、記憶としては今でも悪いことが浮かぶかもしれません。

しかし、生まれた日、記憶にない日、「覚えてないこともたくさんあった」のです。

あなたが覚えてない「あなたが愛された日はあったのではないか?」と捉えることが、健康に未来に進むコツだと思っています。

 

私が思う「アダルトチャイルドの見解は」以上です。

調子にのって長くなりました。

 

ご意見等あったら、気兼ねなくお教えください。

 

(以下は、私が影響を受けた本)

アダルト・チャイルドが自分と向きあう本

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  • 作者: アスク・ヒューマン・ケア研修相談室
  • 出版社/メーカー: アスク・ヒューマン・ケア
  • 発売日: 1997/03/01
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アダルト・チャイルドが人生を変えていく本

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  • 作者: アスク・ヒューマン・ケア研修相談室
  • 出版社/メーカー: アスク・ヒューマン・ケア
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共依存かもしれない―他人やモノで自分を満たそうとする人たち (10代のセルフケア)

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毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)

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インナーチャイルド―本当のあなたを取り戻す方法

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「大人になりきれない人」の心理 (PHP文庫)

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