風に乗って飛ぶ鳥のように、風の流れに逆らわず、目的地へ向かうのはどうだろうか。
今日は午前中、風が強い日でした。
どれくらい強いかというと鳥が風に流されて横に飛ばされるくらい強い風でした。
私は飛びたい方向から大きくずれていく小鳥を見て、多少迂回して大回りすることになっても、思いとは違う方向に吹く風に乗りながらも飛び、進みたい方向へ行こうとすることが大切だと思いました。
もし、最短距離で辿り着きたいから、と風に逆らってしまっては、鳥は飛べません。
そうしたとき、自然環境の影響をダイレクトに感じて移動している鳥は、柔軟に生きているのだろうな、と思いました。
人間だけが、自然をある程度コントロールできるという錯覚から、思うように現実を作り変えようとしすぎなのかもしれません。
その作り変えた誤算の集まりが誰かを苦しめているかもしれないということもあって、どの誤算をやめればいいのか、もはや分かりません。
しかし、今起こる「変数」。
そのときそこに吹く風に逆らわないで風に乗る視点も大切だと思いました。
目的地の良い目指し方はあるのです。
反対に流されるのが嫌で「飛ばない」という選択肢を選んでしまうこともあるのかもしれません。
風の強さによっては、飛ばないという選択が最善なこともあるでしょう。
でも、飛ぶことを選ぶなら抵抗しすぎず、上手く風に乗ることが大切です。
思い通りにいかない人生を、
(1)思い通りにしようとするか、
(2)思い通りにならなくとも今を大切にしていくか。
みんな迷って選択していると思います。
この二つはどちらに偏ってもいけないのだ、と感じます。
だから、風に翻弄されすぎず、風に抵抗しすぎず、「変数を楽しむ」という長い目や、楽観、前向きな姿勢も大切にしたいと思いました。
私は、それこそ、そのうまくいかなさや、思ったより問題なく、振り返ると「変数によって起こるそれも"あり"だった」という感じが、人間の醍醐味な気がしています。