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それでも幸せな人はいるから

特別支援学級の担任をしていて感じたこと。幸せな子ども時代を過ごす子どもが一人でも多く増えるように

「ポケモン」と「菜根譚」

特別支援教育の視点 自分なりの視点

「弱点を責めない」

学校で他のクラスの先生から聞いた言葉です。

 

子どもを育てるとき、大人の思う「普通」に近づけるために、弱点を克服しようと指導することもあると思います。

 

けど、それは、有用なのか怪しいところです。

 

そこで、ポケモンが浮かんでしまったのが申し訳ないのですが。

 

ポケモンの種類は、700種類以上います。

そのポケモンそれぞれに、タイプや個性があります。

そのタイプの中に「ノーマル」というのがあります。

もしこの「ノーマル」を「普通」ととらえると、どんなポケモンも「ノーマル」に育てようというイメージがわきます。

 

しかし、ポケモンはタイプが違うからこそ楽しいのですよね。

 

ピカチュウは、「でんき」タイプです。「みず」に強くて、「じめん」に弱いです。

 

そのピカチュウを「じめん」に強くなるように頑張らせるということは、無謀なんじゃないか、ということです。

 

「みず」に強いという役割を生かして育て方がピカチュウも生きやすいのではないか、ということです。

 

ここまできて一つ浮かぶのは、それでもポケモンたちはポケモンの世界という土俵に立っています。他のゲームの世界ではないのです。

「モンハン」や「ドラクエ」や「マリオ」の世界ではないのです。

 

たとえば「暴力をしない」や「迷惑にならない」は、法であって「人間」の世界観の一つだと思います。

 

そして「タイプ」は「どう何を指導されると学べるか」だとすると、

 

タイプを生かして、「人間」の世界で活躍できるようにしてあげた方がいい、ということです。

 

「叱責」や「長い説明」などが「弱点」でなければそれを生かすといいです。

しかし、「叱責」や「長い説明」を「これが普通の指導なんだから」と捉えて使い続けても、「効果がない」可能性があります。

 

その子のタイプが活躍できる方法で育ててあげられたらいいと思います。

 

ただし、相手は人間なので、ある手法やテクニックに固執すればいいのではなく、時と場合による違いが無限にあると思います。

 

私は、「大人になってやったら法に触れたり加害者になりうること」「ケガにつながること」においては、「叱責」することもあります。

 

そして「弱点を責めない」というソースはどこにあるのだろうと検索してみると「菜根譚」が出てきました。

 

中国の「儒仏道」の思想を合わせた処世訓を書いたもので、日本でも50年近く前に流行った時期があったのかな、と思っています。

 

Eテレの「100分で名著」でも2015年に取り扱われています。

また注目が集まっているのかもしれません。

 

「弱点を責めない」教えを生かして子どもを育てた方が、関係が悪くならず、自尊感情を下げすぎないで子どもを育てられるだろうな、という話。

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