タイトルの言葉。いい言葉だなあと思う。市の研修で聞いた。
結局、「授業化」という「カガクハンノウ」のようなものを、脳内でスパークさせることが我々の業務なのだと思う。
その授業化する上で、大前提として、「授業技術」があるのではないかと思う。もちろんなくても授業を回すことはできなくはない。45分等々の授業時間はどうしたって、終わりが来るわけだから。
それでも、技術があることで授業らしさは増す。ここは、どうやって教えるかの部分の一丁目一番地なのだろうと思う。
それこそが、「授業の腕を上げる法則」なのだろうなと思う。今週で原則8までを読んだ。このコツコツと長時間で積み重ねる戦略は大当たりで、力になっていると思うし、覚えられたのでよかった。
今日は、
第八条
確認の原則
「指導の途中で何度か達成率を確認せよ」
だった。
一昨日は、細分化。昨日は、空白禁止。
そして、今週になって当たり前のように、「終わったら何をするか」を指示の中に付け加えられるようになった。自分の中でとても嬉しいことである。
今週で役に立ったtips
【国語】
・50音なぞり
3分間でどこまでいけるか、週に3回なぞった。
→自分の伸びに喜べる!
・教科書の題名の横に◯
一回音読したら◯を一つ赤鉛筆で塗る
題名を言ったらスタート
【算数】
・100玉そろばんで数える
→1つずつ100まで、2つずつ、5つずつ、10ずつ
これは、教科書を開くにしてもいる能力。おかげで、だんだん教科書を開くのも上手になってきたように思う。
・ブロックは使うだけ出させる
→その日10なら、10個だけ出させる
・終わったら「裏に100個◯を書きなさい」
→やることを準備できなかったときに熱中させられる
【学級指導】
・聴くための指導
→指導するための言葉だけではなく、自分の感度を育んで、よく気がついて指導するのに2年かかった
→「一度で聞く、質問は最後、悪いことは心の中で吐き出す」をお願いした。
・手は空っぽで、おへそを向ける
→言うとすぐできるようになってきて、うまくなってきた。いいこと教えてあげると言って、「人は手で何かを触っていると、どうしてか聞きにくくなってしまうから気をつけてね」と話した。
・挨拶を奪っておくこと
→こっちが授業スタートの権限をもっていた方がよい。
・姿勢も奪え
→「ぺったんぴんぐー」で指導している。字を書かせるときには、姿勢のいい子を必ず誉めたほうがよい。
・机の整頓をさせる
→授業前よくやった。今日はそれもよかったのかもしれない。あまりに大事なので、放課後に床にテープを貼った。
・「終わりと言ったら、終わり」
→ここまでで一番使っている言葉かもしれない。支援で培ったもの。よく入る言葉。切り替えが早くなる。
・発表の時は「顔をみんなに見せる」「聞こえたら拍手」にしておく
→スタートは喋れるだけでマシだろうから、これで練習を積むでいいと思う。
・終わったらやることを言え
→やっとできるようになってきました。
・「はい」一回の子だけ指せ
→うるさい
・挙手がいっぱいいて時間があるなら、全員立たせて順番に言わせる
→これ、本当に便利
・机の横にぶらさげる袋を用意しろ
→スッと折り紙を片付けられない子がいる。机の横にさげるメッシュ袋を100均で手に入れ、サッとしまってかけられるようにした。
【課題】
やめる力、はじめる力、つづきにする力
→あとは授業力をつけて、授業内の切り替えを上手にさせるしかないかな。
※当たり前のことなのだけれど、知っているではなくて、身に染み込んでいて、その指導ができるということがいかに大切か……。