『その先に霞んでいる』
朝は、聴きたい曲が浮かばず。疲れている証拠である。速い刺激のある曲を避けたくなる。そうなると、宇多田ヒカルが候補に上がってくる。一昨年、一時『光』しか聞かなくなった時があった。そのあとは、『Flaver of life』の鬼リピだった。とにかく、耳に違和感なく流れる曲が流したくなる。もうオートな気分で今日をやり過ごそうと『Automatic』を選曲するも、その後の『Movin'out without you』がなんか迫ってくるから「あー」となって。
そうなると、いい曲なのになんかこないサザーランドの『その先に霞んでいる」が候補に上がり。最寄駅について聴き始めた。
そうそう、これこれ。と思う。
輝く未来を願うがあまり
足元のステップにつまずいてしまうんだ
堪えきれず溢れた涙
答えはきっとその先に霞んでいる
そうだよなあ。
霞んでるよなあ。
答えは涙の向こうに。だとすれば、今は順風か。と思い直す。
ほんとふがいないな
昨日からほんの
一歩も進めてないよ
まさに。停滞。低迷。
焦らずに進もう。
今日よりも素晴らしいはずの明日へ
そう信じていくしかないし。自分だけは諦めちゃいけない仕事だよな。とも思う。
できることを。一回でもいいから働きかけ続けることを。
そういうわけで、日中はなんとなく順風である。「怒られないから」ということで、ゆるい行動をするいただけない姿を横目に、一応まくし立てもして、コトを進めていく。
オレがクラスで一番優しいよ、ホント。と嘆く。じゃあ、オレは二番目と二人の童が名乗り出る。片方は「いつまでもハピペンが優しくしてくれるわけじゃないんだからね」と叫んでいる。
それも、そうか。
優しさを引き継いでもいいな。
ちょうど昨日その子がやたら泣く子に辛抱強く寄り添っていて、私は若干しびれを切らしていたけれど、偉いなというか、放っておけよというか、辛抱強いなというか、すげーなって思った。
3月は、厳しめでいくかな。
「いつ変わるか!今でしょ!」とか叫んでね。
カウントダウンカレンダーも作った。
私たちは、終わりに向かって、成長していかなければならない。
お家の方から「また持ってもらうことがあったら、これまでのようにお願いします」と言われることもある。もはや、もう佳境だ。別れは目前。
帰りはいくらか穏やかである(まあ、ただの金曜日ってことか。そして、やはり水曜は勝てない)。
自然とチョイスが『その瞳のかげり』に。
これも、サザーランドの名曲である。
いつかすべては輝く
辛い日々もきっと笑い話になる
20代は、この言葉に支えられて生きた。ずーっと思ってた。「いつかすべては輝く」と。THE日本人みたいな考えだけども。それ以外の願いはないな。いつも、ずっと、誰も彼も、どいつもこいつも、報われてほしいって思っている。お前にOKサインが出したい。そういう気構えで生きている。本当に幸せになったもんだな。とも思う。
今聞いても、サザーランド本気出したなって曲だ。
そう選んだ人生だ。と強く踏みしめていた。