かならず幸せになれるいきもの

おしゃべりによる出現する未来から学ぶ

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「子どもは育てたように育つ」

その凹凸に、環境を与えることさえできれば、子どもは育つ。 その環境をかぎ分ける嗅覚、環境を手に入れに行く力が遺伝だとしよう。 しかし、その力は人それぞれである。 どの子も育てようとした場合、環境を与えることが大切だとして、その環境は誰が与える…

「みんなの学校」を見てからの一日

そんなに大きく変わることはないと思ってたけど。 自分なりに思い返しながら、要所要所で大空小の光景を思い浮かべて指導している自分がいた。 特に二つあって、 「子どもに聞く」「謝る」 ことを意識的に大切にしている自分がいた。 〈子どもに聞く〉 私は…

「みんなの学校」を見た感想(2)

前回 inclusive.hatenablog.jp のつづき。 大阪市立大空小学校の「映画『みんなの学校』を見た感想の話。本も出ている。 教育観の違いはどこからくるか 一昨日から〈教育観の違い〉について引き続き考えていました。 そして、教育観の違いは「どうやって人間…

「その子の主観に寄り添う」

映画「みんなの学校」を見ていて、児童指導のやり方を「いいな」って思うのはどうしてかを考えていた。 どこが良いのかといえば〈「子どもを否定」しないで指導できている〉と感じるところである。 ただ、暴力や暴言は毅然と注意をしている。「それは、絶対…

「みんなの学校」を見た感想(1)

「みんなの学校」は〈大阪市立大空小学校〉のドキュメンタリー映画です。 サイト http://minna-movie.com "不登校も特別支援学級もない"というコピーがサイトにあります。 当たり前のことを大切にすること。 要は「一つ一つの事態に対して、トップとチームで…

「目指させる」×「考えさせる」〇

学校の価値というのは薄れているように日々感じる。(今回も)小学校で感じた個人的な話です。 どうしても、学校でやっていることに重きを置かれていないように思う。親にとっても子にとっても。みんな自分たちのコミュニティの維持と、コミュニティで追い出…

「愛情を受け取る器」

子育てを「愛情を受け取る器を加工する行為」と捉えるとどうだろうか、と考えた。 もう何年か、自己啓発本だとか、そういうちょっとした大人の世界に入ってからよく見聞きするのが「感謝すること」だ。 感謝することは、何事においても大切されていて、もう…

「どうしたら人は変われるか?」

簡単に言えば、「変わろうとしている人は変わる」。 「カラーバス効果」によって脳の中でいくらでも変わるための情報が手に入っていくと思う。 アドラーの言うところの、人はその状態を生むためにその考えを生み出しているだけという可能性がある。 その方が…

「人生は運か?」

「人生って運だと思う」と児童に言われたらなんて返せばいいだろうか。 「だって運じゃない?どういう親に生まれるか、それで塾に行けるかとか、ゲームを買ってもらえるかとか」 「貧困も?」 「やっぱり運だと思う」と言う。 「その中で頑張るっていう選択…

「嫌いな人からも学ぶ」

「嫌いな人からも学ぶ」ということは、私が子どもたちに教えたいこと第2位の項目です。 一年間の中でどこかで必ず伝えたいなと思っています。 これは、人を自分の価値観で判断して切り捨てないための言葉です。 この人は自分にとっては必要ない、というのは…

「成熟社会」について(宮台真司さんの記事から)

宮台真司さんの「成熟社会の定義」について前に見たことがあって、検索してみたら、その内容の記事がありました。 『戦後六十年の日本(インタビュー記事)』 http://www.miyadai.com/index.php?itemid=278&catid=4 〈2005年〉(もう11年も前?!)の記事で…

『つながりを煽られる子どもたち』ネット依存といじめ問題を考える#3

inclusive.hatenablog.jp のつづきです。 第3章「いいね!」の承認願望 第3章「いいね!」の承認願望 【消費の対象がモノからつながりへと移行した】 【教師の評価はいらない】 【安定した人生の羅針盤が見つからない】 【重要な大人による承認】 【「承認…

「名前を呼ぶとき何を込めるか」

私は10年以上前に幼稚園教諭の専門学校で学びました。 そこで教わったことで、一番今も生きていることが「名前を呼ぶとき何を込めるか」です。 何を込めるかがずれると、子どもと心が通わないように思います。 たとえば、幼稚園で紙芝居を読む時間のとき、一…

「地裁が泣いた悲しい事件」

介護の苦労や生活保護の受給がうまくいかない家庭などで事件が起こると、この事件を思い出す人も少なくないはず。 zasshi.news.yahoo.co.jp 犯人のその後が明らかになっていました。 この事件は、日常忙しくして、脇目も触れず生きている自分を問い直したく…

「ほめる」の自分なりのこだわり

「批判=吟味」と捉えていただいて読んでもらえたら、と思います。 woman.excite.co.jp この記事の下の方に 「今日、髪型カッコいいね!」「その服、可愛いね!」 と「身だしなみ」などなんでも褒めるという話が出てきます。価値観は、人それぞれでいいと思…

「どの人間も生きていていい」という価値観

人は言葉で思考していて、知らない言葉を信じることはできないですよね。 言い換えれば、言葉を知らなければその世界を知らないし、その言葉を知らなければその価値観を知らない可能性があります。 私は、その「不易」を伝える役目を大人が担っている、と考…

「過去・今・未来の〈自分を信じ〉愛おしむ力」

この記事を見ていて感じたことを書いていきます。 youpouch.com トップ5にある内容は、簡単に言うと〈自分らしく〉〈仕事より家族〉〈表現〉〈友だち〉〈自分を幸せに〉 どれも、どの人にもあり得るものだなと思いました。 そもそも死ぬ間際に、後悔をしな…

否定しない子育ては可能か?

「すべての存在は自分を否定されないために存在している」 そして、「人びとは否定されないための旅をしている。」 昨日、海で鳥が急降下して魚を取ろうとしても取れない姿を見て、そんなことを思った。 手前には釣りをしている人がいる。釣りがこの世に存在…

「ポケモン」と「菜根譚」

「弱点を責めない」 学校で他のクラスの先生から聞いた言葉です。 子どもを育てるとき、大人の思う「普通」に近づけるために、弱点を克服しようと指導することもあると思います。 けど、それは、有用なのか怪しいところです。 そこで、ポケモンが浮かんでし…

「暗黙の了解」の言葉化

どの子どももそうですが、「暗黙の了解」に気づいて応じられる子どももいれば、言葉になって知ることで応じられる子もいます。 知って納得すれば、その場に相応しい行動ができることも多いです。 入りやすい指示の「具体的」には、「暗黙の了解」の言葉化も…

「愛は」出るものか?出すものか?

子どもを「ありのまま」育てるとして、大人の態度は「ありのまま」でいいだろうか。 溢れた人間観から、教育観も溢れ、人生観も溢れる。 そこから見出すそれぞれの自由が、集団をぐちゃっとすることがある。 保護者支援が大切にされる中思うのは、実は「愛情…

「変数を楽しむ」

風に乗って飛ぶ鳥のように、風の流れに逆らわず、目的地へ向かうのはどうだろうか。 今日は午前中、風が強い日でした。 どれくらい強いかというと鳥が風に流されて横に飛ばされるくらい強い風でした。 私は飛びたい方向から大きくずれていく小鳥を見て、多少…

「どう育てたいか」と「どう育ちたいか」

「AIとの戦い」から続いて、彼らの未来に必要な力はなんなのだろうか、という問いが浮かぶ。 inclusive.hatenablog.jp それと同時に、最近「大人の主観」VS.「子ども目線の客観」が気になる。 「どう育てたいか」 と 「どう育ちたいか」 にズレがあると、…

ハロー効果?

小学校の教師は、完璧主義だったり、万能感が強かったりする。なんでも屋すぎて、どこまでもなんでもやろうとする人が多い。けれど、その価値観は無限の追究が必要で、不可能な追究をしていることも少なくない。大切なのは、「困った」とか「出来ない」とか…

AIとの戦い

AIにバスを運転する仕事を奪われたら、運転手は何をするのだろう。 そんなことを考えた日曜日。 この記事を読むと、AIの話がよく分かることと思います。 blog.btrax.com AIによって「仕事」や「生活」が補完されたら、人間に残るものはなんだろうか。 老舗…

主体(しつける側)と客体(しつけられる側)

「しつける側の『しつけ方』としつけられる側の『個性』に齟齬」があると「しつけは意味を為さない」ということが言いたい。言いたくてたまらない。 まったく時代錯誤な人がいる。 「価値観の多様化の問題点」に気づくのが遅れると、時代に取り残された方法…

『つながりを煽られる子どもたち』ネット依存といじめ問題を考える#2

inclusive.hatenablog.jp のつづきです。 第2章「つながりの格差化」 第2章「つながりの格差化」 【学校の比重の低下と多様化】 【なぜ? 学校の比重の低下・多様化してきたか】 理由:生活が多様化してきたため。 【なぜ? 若い人は経済より人付き合いが…

『つながりを煽られる子どもたち』ネット依存といじめ問題を考える#1

2018.5.6 Re:write つながりを煽られるこどもたち ネット依存といじめ問題を考える つながりを煽られる子どもたち――ネット依存といじめ問題を考える (岩波ブックレット) 作者: 土井隆義 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2014/06/21 メディア: 単行本(ソ…

『キャラ化する/される子どもたち』―排除型社会における新たな人間像―#番外編(完)

一応#5のつづきですが、自分の考えを書くだけなので「番外編」ってことで。 www.happypenguin.net 自尊感情を上げるには?#4 「キャラ化する/される」の中で 「承認欲求」に応じて人間関係が展開されているということが書かれている そこで気をつけたいと思…

指示のポイントでよくあるやつ【3つ】

指示の仕方の定番を記録しておこうかな、という試み。 よく言われるのは【視覚的・具体的・肯定的】です。 【視覚的】:目に見える形 【具体的】:短く端的 【肯定的】:〇〇しない→〇〇します こんな感じです。 【視覚的】 (例) 「文字にする、絵にする、写…