かならず幸せになれるいきもの

おしゃべりによる出現する未来から学ぶ

2016-01-01から1年間の記事一覧

年末はやっぱり一年を振り返る。冷静に子どもにとって価値があったなあと思う実践【ベスト3】

どーも、お酒は飲んだら飲まれちゃう「ハピペン」です(気をつけ方が分からない)。 2016年の実践ベスト3です。 とか言って4月から12月の間ですが……。 【第3位】 はじめて支援級で「道徳の時間」をやった。 毎年、別の学年を借りて道徳の実践を積んでいまし…

私の原点としての「灰谷健次郎」

「この家に『せんせいけらいになれ』あったっけ?」と言われて、文庫の『せんせいけらいになれ』を本棚から出して渡した。 そのとき『灰谷健次郎』の別の本に付箋が貼ってあるのが目についた。それを見て、「やっぱり、自分の原点だなあ」と感じたので、それ…

〈触覚〉の【感覚過敏】について

〈触覚〉について 【感覚過敏】には、「視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚」とそれぞれあるのですが、そのうちの〈触覚〉について。 ちなみに、【感覚過敏】の反対は【感覚鈍麻】です。両方合わせて、「感覚のつまずき」と言うこともできます。 以下は、前に『川…

【まとめ】アドラー心理学〈目的論・課題の分離・共同体感覚・勇気づけ〉

アドラー心理学のキーワードの【まとめ】です。 前に「分かりやすい」と言われたので、書いておこうと思います。 目的論 人は「〈何か〉があるから、〈あること〉をするのではなく」、「〈あること〉のために、〈何か〉をする」↓自分の状況や状態は常に「主…

「なぜ、シャーペンを使ってはいけないのか」

どーも、ワーカーホリックの「ハピペン」です。 ふと、シャーペンを使っていて、思いついたことを書きます。 「シャーペンを使ってはいけない」ことの理由の説明は必要か ハピペンが思った「なぜ、シャーペンを使ってはいけないのか」の理由 で、「時間を奪…

クリスマスに何やってんだい!「〈次期学習指導要領に向け答申案概要全文(第1部)〉を見て、見出しを入れたり、キーワードを抜粋したり、センテンスで分けたりしてみた!」

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2016/12/26/1380836_08.pdf (文科省資料より) 改行を入れて、センテンスごとに見やすく、あと自分なりに見出しを付けて何が書いてあるか跳べるようにしてみました。 …

【キーワード】インクルーシブ教育に関する用語集(後編)

インクルーシブ教育に関する用語について書いていきます。 ここまで、いろいろ見てきて、解釈していることを書く。 ◆インクルーシブ教育 「障害のある者もない者も『同じ場』で共に学ぶこと」 ただし、同じ場にいればいいというわけではなく、学ぶ内容も保障…

【事例的研究】について

前に赤坂先生から聞いた話で、【事例的研究】についてポイントについてまとめる。 ①実践現場から、問題提起する。 ②問題を文献などで社会的関心から意味づけていく。 ③先行研究、先行実践を概観と検討をし、研究の目的を確定する。 ④効果測定を客観的な尺度…

人間の仕組み(「気づき」→「考え」→「行動する」)

「気づき」→「考え」→「行動する」です。 これは、私が子どもたちに教えたいこと「第3位」のものです。 20歳ぐらいのときに研修で聞きました。 「人間の仕組み」みたいなもので、人間はみんなこれに当てはまると聞きました。 確かにほぼほぼその通りだと思…

【まとめ】ESD・SDGsのサイト集

ESDについて調べるためにサイトをまとめておこうと思いました。 「ESD」は「SDGs」に盛り込まれていくと書かれていました。(こういうこと全然知らない……。) ESDってなんだろう 〈環境省の資料〉分かりやすいです。 https://www.eeel.go.jp/env/tohoku_esd_…

「人生は運」だとして、どうするか。

inclusive.hatenablog.jp 若干このエントリーの続き。 人生は運ではないのではないか。と考えながら、伝えられることは伝えていこうと思って子どもたちと接している。 自分の選択次第で、自分がどう頑張ろうとするかで変わるものもある、と。 それでも、結局…

「学級の満足度を高めるには?」

河村茂雄さんや赤坂真二さんの本を読み、キーワードを検索した中でのまとめをしていきます。 学級に所属する子どもたちの学級生活の満足度を向上させることで、クラスは落ち着く。 学年によって違う、担任のリーダシップによっても違うが……。 「学級の満足度…

「自尊感情」を下げない指導の具体(2017.10.19〈更新〉)

ここに「自尊感情」を下げない指導と捉えて実践していることを随時書いていこうと思います。 「自尊感情について」 1.「言うより『書く』」 2.「命令形・否定形を使わない」 3.「全体で名前で指摘しない」 4.「行為」と「人」を分ける(2016.12.27〈…

「なぜ勉強してほしいのか」(勉強させる理由)その2 終

inclusive.hatenablog.jp のつづきです。 前回、 「自分だけの自分だけによる自分だけのための人生」は存在しないのです。 「勉強をする理由」に「誰か」といった他人が抜け落ちてしまって、「自分のためだけの勉強」になってしまえば、子どもは「自分なんて…

「なぜ勉強してほしいのか」(勉強させる理由)その1

inclusive.hatenablog.jp 「なぜ勉強するのか」に対して自分はどう思うのかを書いていきます。 「誰か」が抜け落ちてしまっているように感じる 「勉強は自分のためにするものだ」 これは、間違いないと思います。究極的には、自分の命を永らえさせるのは自分…

「なぜ勉強するのか」(勉強する理由)

「なぜ勉強するのか」 「なぜ勉強するのか」について。 いくつかのサイトなどを参考にしてまとめたものです。 これを基に子どもたちに問いました。 inclusive.hatenablog.jp この記事の最後の方でも、「なぜ勉強するのか?」そもそも論を問う必要があるので…

「みんなの学童」と「自分の命は自分で守る」

5年前の4月1日に、学童で話したことを思い出したので、書いておこうと思う。 「この学童では、2つだけ話ます。」 確かそんな感じで語りはじめた。 「みんなの学童」 「一つめ、ここは誰の学童だと思う?」 子どもたちは、問いを出している私の学童だと言った…

〈ブリーフセラピー〉と〈アドラー心理学〉

〈ブリーフセラピー〉と〈アドラー心理学〉は相性がいいのではないか、と考えていた。 間違った方法を変える 相性がよい理由を書きます。 〈アドラー心理学〉が「人間関係」に焦点を当てて問題を解決していくとき、これまでのやり方が相応しくなかったことに…

「みんなの学校」と〈アドラー心理学〉

何度か大阪市立大空小学校の「みんなの学校」について書きました。 なぜ、「みんなの学校」がうまくいくのかを一つ見つけたので書きます。 〈課題の分離〉ができている うまくいっているポイントの一つとして前の記事で、「自分が今の自分からどれだけ成長で…

「自己批判力(仮)」

だんだんと整理ができてきた。 「自己批判力」(?) 〈価値観の多様化〉からくる〈自尊感情〉の低下と〈承認欲求〉のスパイラル。 これを打破するために「〈自分一人は優れている〉ではなく〈自分一人は優れていない〉と考えられる力」が必要だと考えた。 …

そういう家庭こそ見放しちゃいけないんじゃないか?!ってこと

多様化による価値観の散らばりっぷりったらすごい。 学校の〈社会化〉としての価値、〈公教育〉っていう価値が薄まっているのを感じる。 学校は行かない選択をしていることが可能になった。 〈不登校〉というのはそれはそれとして尊重されるとしても……。 2…

「自尊感情」を下げない指導

ものすごく短絡的に思うことを書いていく。 「自尊感情」を下げない指導が大切。 どうしてかというと「二次障害」を避けたいからである。 療育によって特性が緩和されることはあっても、下がった自尊感情は上げにくい。 「ケリーマグゴニカル」の本に、「1つ…

「どうしていつも大人の言うことをきかなくちゃいけないの?」

価値観の多様化は、人の対等化を生む。 大人も子どもも関係なくなって、意見・異見を言いたい放題です。 それはそれで良いところもあるのだろうけど、自分に都合の良い考えだけを追い求める人間にはならないようにしたいな、と思うところです。 生きやすさの…

「浮かない、スベらない、ミスらない」

「おさない、かけない、しゃべらない」(今は「もどらない」も大切)って感じに、今日思ったのが、 「浮かない、スベらない、ミスしない」ってやつ。 目立つ行為はいじめのターゲットという雰囲気が、特に高学年にある。 子どもたちは、「浮かない、スベらな…

〈社会に合ったAくん〉から〈Aくんに合った社会〉へ

小学校はおおまかに「低学年→中学年→高学年」の段階を踏む。 「1、2、3年」と「4、5、6年」でも違うし、細かく見れば「1、2年」「3、4年」「5、6年」でも違う。 特に「3、4年」は「10歳の壁」と言われるように、違いが小さくない。 だから、なんなのかという…

「これからどうなるかわからないけど、わからないってことは、すごくいいことが起こる可能性もあるってことでしょ。」

この間、子どもに見せる動画を探していたら出会った言葉。 下の番組の「scene05」で出てきます。 www.nhk.or.jp この回のテーマは「すべてはこれからはじまる~将来に希望をもつ~」です。 主人公が「自分は何者になったらいいのか?」を考え、未来に向かっ…

「〈ほめ方〉のエビデンス」と「固定化されたマインドセット」

〈ほめ方〉のエビデンス 〈ほめ方〉について何度か書いていますが、良い記事に出会いました。 〈頭の良さ〉と〈プロセス〉のどちらをほめるべきかに、より信頼のある答えを見つけられると思います。 その記事を参考に〈固定化されたマインドセット〉について…

ナチスから迫害された障害者たち

inclusive.hatenablog.jp ちょっと、つづきです。 引き続き「人権啓発研修」の内容から少し話します。 やまゆり園の事件から、事件の風化について懸念を抱いていると話していました。 ところで、ナチスのユダヤ人に対する「ホロコースト」は「人種差別」につ…

昭和36年『わが国の特殊教育』(文科省)

人権啓発研修へ行きました。テーマは「インクルーシブ社会の実現」です。 私は、人権感覚って「知る・気づく」ことでしか養えないのではないか、と思っています。 いろいろ知ったとき、「変だな」「それはおかしい」「ありえない」「なんかたまらない」って…

つながりを煽られる子どもたち ネット依存といじめ問題を考える#4

2017.6.18(加筆修正しました) 第4章 常時接続を超えて inclusive.hatenablog.jp つづきです。なんとか、やーーっと終わらせましたが……多いです。要約というより、自分が見返したいメモです。かつ、自分の知っていることを思いつく限り入れました。ただ、…