今学期彼らの自尊感情をあげたくて取り入れているのが、プラスのストロークです。
ストロークとは、「存在を認めています」というメッセージのやり取りです。
ストロークには、「プラス」のものと「マイナス」のものがあります。
おおまかに「身体表現」「言語表現」「非言語表現」に分けられます。
【身体表現】
「プラス」
手をつなぐ、なでる、抱きしめる、肩をたたく
「マイナス」
なぐる、ける、ぶつ、ものを投げる
【言語表現】
「プラス」
励ます、ほめる、なぐさめる
「マイナス」
悪口を言う、罵倒する、けなす
【非言語表現】
「プラス」
うなずく、ほほえむ、見守る
「マイナス」
見下す、にらむ、けいべつする
私は、プラスのストロークを画用紙にして「くじ」にして持ち歩き、引かせてプラスのストロークを与えるということをやっています。
くじを引いた子が、場にいるみんなからその引いたプラスのストロークを受けるようにしています。
また、プラスのストロークは、脳内の幸せ物質である「セロトニン」が出る言動と共通するところがりあります。
【セロトニンが出る5つの言動】
・見つめる
・ほほえむ
・話しかける
・ほめる
・さわる
そして「ストローク」には2つの秘密があります。
それは、
▶貯金できるということ
プラスもマイナスも多ければ多いほど蓄積されてエネルギーになるってことです。プラスのエネルギーが多い方が良いですよね。
▶ブーメラン効果があるということ
自分が行ったストロークは自分に返ってくるということです。多くやれば、多くやった分ちゃんと自分に返ってくるのです。
みなさんは、何を蓄積して、何が返ってくるようにするかといった視点を大切にして、周りの人にストロークする必要がありますね。
たくさん貯まっていったら、自分の存在を肯定でき、活動が活発になり、体験が増え、経験が豊かになり、自尊感情が高まるのではないか、と考えています。
果たして自尊感情に変化は起こるか……?