今年は、「日本文化を体験したい」と漠然と抱いている「ハピペン」です。能・狂言・歌舞伎を実際に見たことがないので、見てみたいです。
今日は、「信頼関係」について「思考を整理した話」です。
「信頼関係」とは「安心・安全」のために必要で、その「信頼関係」は「集団をコントロールする力」によって、演出されるのかな、思いました。
信頼関係のややこしいところ
学級崩壊しないために、子どもとの「信頼関係が大切」というようなことがよく言われる。
けれど、その「信頼関係」の要素(変数・属性・構造)のようなものは、あまり語られていない。
それぞれ、それを書いている人の主観なことが多い。
「5つ」挙げますとか「3つ」挙げますと、分かりやすく書かれているのだけれど、その内容が合うかは、教師によって違う(これはめちゃ重要)。
たとえば、「笑顔」って書かれていたりする。
(「笑顔」が教育現場に不可欠な当然に必須の要素だったとしても)「笑顔」が苦手な人もいるだろう。それでも、繰り返しその必須の要素を意識して過ごせば、身に付く可能性もある。
ただ、「信頼関係」は、なんのためのものかといえば「安心・安全」のためである。
要は、「安心・安全」が得られれば、「信頼関係」の要素は、その人に合ったもの(演出)でいいのではないか、と考える。
そして、「安心・安全」は、「そこにいる『人』の話を聞ける」ことから生まれる。
『人』は主に「リーダーシップをとる『教師』になる」。
教師の役割が失墜しなければ、クラスを「安心・安全」に保つことができる。
また、「話を聞き合う」ことができれば「教師がリーダーシップ」を発揮しなくても、「安心・安全」が得られる可能性がある。
要は、誰かによって「安心・安全」が演出され、「暴言・暴力・授業妨害」がなければ、とりあえずの「安心・安全」の最低ラインはカバーされると考える。
考えてみた「信頼関係の要素」
では、どうすれば「その人の話を聞こうと思えるか」の要素を書いていってみる。
(1)外見
結局、この「ハロー効果」も少なくない。
・年齢
・顔
・身なり
ただ、当然これだけではない。他の要素でいくらでもカバーできる。
この辺をよく理解しないと、子どもが「若さ」で付いてきてくれていることを勘違いして、無成長で30代、40代になって学級が荒れるってことが起こると考えられる。
(2)特技・特徴
分かりやすい「凄さ」を感じる「特技」や、一貫性のある「キャラクター」という「特徴」などの要素も、「信頼関係」につながる。
「特技(凄さ)」
には、「スポーツ」「楽器の演奏」「(教えるのがうまい)勉強ができる」などがある。
「特徴(キャラクター)」
には、「おもしろい」、「親しみやすさ」などがある。
これらは、「瞬間」か「一貫」かの違いとも言える。これは、まとめると「分かりやすさ」とも捉えられる。その人となりの「分かりやすさ」が「信頼関係」を生み、「言うことを聞こう」という態度を生み出すということである。
(3)対人関係における行動傾向
キャラクターと似るところもあると思いますが、人が親密になっていく要素として挙げられているものも書いておきます。
・近接性
家が近いなど、距離の近さなど。
・類似性
似ているところがあるなど。
・相補性
自分にはないものをもっているなど。
トータルとしての指導力
これらの「要素」。人としての「魅力と捉えられるもの」と言い換えてもいいかもしれません。そして、「魅力」はどの人間にも誰にでもあります。
その「魅力」を生かして、「指導力」を発揮することが必要なのだと思います。
「指導力」は、言ってしまえば「集団コントロール能力」、いわゆる「リーダーシップ」とも言えそうです。
そして、どんな方向へ「集団をコントロールするか」といえば、「社会で生きる力」「自立につながる力」「道徳などを欠かない方向」「社会において中庸を得られる価値観」などの方向へ「集団を導くこと」が求められると思います。
この下線の「道徳などを欠かない方向」というのも、子どもなりに道徳の価値観をもっていて、そこから外れない大人でいることは大切です。よく子どもから挙がる不平不満として、「公平でない」「平等でない」というのがあります。
これを「ヴィジョン」を示したり、「リーダーシップ」で、価値を内面化していく必要がありますね。
◎「魅力」を生かして「社会について学び、自立へ導く」ために「集団をコントロールする力」というのが、「安心・安全」につながる「信頼関係」を得るために必要な力ということになりそうです。
今度は、「集団をコントロールする力」の要素を考えないといけませんね。
「経営力」って話になりそうです。「共感力」「ヴィジョンを示す」「企画を起こす」「役割分担」「協力体制をつくる」など、またどこかで取り扱いたいです。
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