かならず幸せになれるいきもの

おしゃべりによる出現する未来から学ぶ

「直すではなく【サポート】=仕組みづくり」と「自分の取り扱い説明書」

ここで書いた、「自分の取扱説明書」について、一歩踏み出した。

「どの人間も生きていてよい」【改め】 - かならず幸せになれるいきもの

 

自分の取り扱い説明書

主に2種類の本を参考に作ってみました。 

実践障害児教育 2012年 01月号 [雑誌]

実践障害児教育 2012年 01月号 [雑誌]

 

こちらには、「リフレーミング」を使ったものが紹介されています。

 

インクルーシブ教育ってどんな教育? (インクルーシブ発想の教育シリーズ)

インクルーシブ教育ってどんな教育? (インクルーシブ発想の教育シリーズ)

  • 作者: 青山新吾,赤坂真二,上條晴夫,川合紀宗,佐藤晋治,西川純,野口晃菜,涌井恵
  • 出版社/メーカー: 学事出版
  • 発売日: 2016/04/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログ (1件) を見る
 

 こちらでは、野口晃菜さんが「自分の取扱説明書」について話していて参考にした。

 

実物を見た方が早いと思うので、こちら。

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左側の方が取り組みやすいと思う。

高学年は右も考えられる可能性が高い(N=2)。

 

自分もやってみた。

 

好きなこと

人と話す。調べる。温まる。音楽を聞く。ノートに書く。ふざける。子どもを成長させる。

嫌いなこと

忘れもの、落としもの、スケジュール管理、場所をおさえる、大人の都合を押し付ける人を見ること

得意なこと

「ん?」と立ち止まること、いつも元気(子どもから)

苦手なこと

我慢、寒さ、マルチタスクをやめる、本質的でない話、コツコツやる、計画的にやる、やりたくないことをやる

うれしいとき

学校が楽しいとき、やりたいことややらなきゃいけないことができたとき

イライラ・ストレスを感じるとき

やりたいことややらなきゃいけないことができないとき、伝わらないとき、自分のことを棚上げして人のせいにしている人を見たとき、子どもを否定している人を見たとき

ストレス発散法

音楽を聞く

書く

話す

助けてほしいとき

初めてのことをやるとは周りから声掛けがほしい、自分のことが忙しいときに仕事を増やさないでほしい

こんな人

うっとおしい→積極的な面倒見がいい

落ち着きがない→行動的、好奇心旺盛

けじめがない→集中力がある

強情な→意志が強い、自分の意見がある

口が悪い→自分の意見が言える

さわがしい→活発、楽しめる

しつこい→粘り強い

わかりやすい教わり方

見せる

見ているときに話さない

ダラダラ話さない

 

意図など

これだけでも、メタな発見がある。

目的は以前のブログに書いたように、自己紹介の上達。子どもに「話すのが好き」「話したい」「話しかけられたい」というニーズがあったため。

 

自分を知っていることで、自分のことを伝えられる。

「自己開示→他者の自己開示→共通点の発見→話し相手がらできる→知り合いが増える」といったイメージをしている。

クラスで話しかけてもらいたいニーズがあるのに、話しかけてもらえる人が多くないことへの仕組みを考えた。

「君のことを知らない人が多いだけじゃない?」と考えた。

その「話しかけられたい」「話したい」というニーズ含めて。

 

自分のことを知って自己紹介をしたらいいのさ!!というアイデア。

 

これは、引き継ぎ資料としても大変優秀と思う。我々が語るより、本人の捉える本人が本質的だと感じている。

 

ただ、ここにある「苦手」や「嫌い」を直そう・正そうとする道具になると、この説明書はゴミになる。自己紹介は怖いものになる。

 

そういう人間だっていい!っていう認めるためのツールとしてあってほしい。「どんなサポートをすればできるか」を徹底して考えられると良い。