こんなに書いてこれがエイプリルフールでしたってオチにならないようにと焦り出したハピペンです。今年度もハピペンの気ままで、一人でのたうち回っているモヤモヤライフをお楽しみください。是非共に一年間歩んでほしいなという思いです。明るくね。
2018年度構想
大きな着地点としては、
「学校って楽しい!」とか、「学校に来るとなんかいいことあるぞ!」とかって気持ちを抱かせる。
それが「学ぶ実感」と「自分が変わる実感」と結びつくといい。
そして、それは「言語を充実させる楽しさ」と言い換えてもいい。
「自分を楽しめる」こと。言い直すと「学ぶことで自分が変わること・自分が変わっていくことに気づくことを楽しめる」こと。それには、それに気づく「言語」がいる。
そして、さらに、変容には他者との往還が不可欠で、イコール「他者の存在をも楽しめる」ということにつながる。そこから、「学級(コミュニティ)を楽しめる」ということ、学校や地域、そもそもの「存在を楽しめる」ということにつなげたい。
「往還によるかけがいのない人生の謳歌」(韻が!!)とも言えるかもしれない。*1
だからこそ、「言語能力」を高める。
そして、理由は(動機はさておき)、これからの未来で、キャリア選択、クラウドファンディング、社会正義の実現、ことあるごとに「共感」(信頼や信用とも言われる)を勝ち取る力が求められており、「語る力」が求められていると考えるため(書く力も。まとめて表現力でも良い)。
「自分が自分を生きることの説明責任」が求められる時代が来ると考えるので、「自己紹介できる子ども」に育てたいってのがある。センター試験も変わり、そこに応じて意識して学習を構想してみたい。
以下に立ち返ることを忘れないようにしよう。
21世紀の学習者と教育の4つの次元: 知識,スキル,人間性,そしてメタ学習
- 作者: チャールズファデル,マヤビアリック,バーニートリリング,Charles Fadel,Maya Bialik,Bernie Trilling,岸学,関口貴裕,細川太輔,東京学芸大学次世代教育研究推進機構
- 出版社/メーカー: 北大路書房
- 発売日: 2016/09/23
- メディア: 単行本
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仕掛けがいるよね
「言葉のやり取り」の仕掛けを構想していく(ちょっとこの辺り不明瞭です)。
「ツール面」と「仕組み面」で工夫するといいだろうか。
ほとんどは「仕組み面」にかかっていると思う(教師の働きかけ)。
「ツール面」では、「カード類」(てつがくおしゃべりカード、カタルタ、リフレクションカード)が使えるかもしれない。「紙」と「ペン」があるエリアとか、語るスペースみたいのがあってもいいかも。
「仕組み面」では、やっぱり「対話」だろうか。どう誘発していくかが気になる。「振り返りジャーナル」を取り入れるか迷い中。
意識的にそういう場面をつくること、そして、何よりも「自分が楽しそうに読む・話す・聞く・書く」ことだろうと思う。
「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営 (ナツメ社教育書ブックス)
- 作者: 岩瀬直樹,ちょんせいこ
- 出版社/メーカー: ナツメ社
- 発売日: 2017/02/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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来年度のメインコンテンツ
来年度のメインコンテンツは
「読み聞かせ」としたい。
読み聞かせは、そもそも好きで、専門学校でも読み聞かせについてのこだわりを学んだ。
本の持ち方、紙芝居との違い、声、子どもの集め方などなど大切にしてきたことがあった。
「幸福の王子」を読んで同僚を泣かすという謎の読み力も合わせもっている(再現性があるか分からんが)。
そんな中、今朝、以下の本を読んでアンラーンがめちゃ起きた。
自分が当たり前に「良いと思ってしていること」っていくらでもあるのだと思わされた。特に「淡々と読むのはいいのか?」というところ。これは、結構、専門学校時代に注意された。確か、絵本よりも、読み手に関心が行ってしまうということが懸念されていたかと思う。絵本と出会わせるのだから、読み手は一歩下がる。しかし、紙芝居は違うよ。と。芝居なんだから、芝居をしろ。と。
ただ、その合っているようで合っていなかったり、合っていないようで合っているかもしれないようなことは、もちろん目的によるってのが一番なのだけれど、実際のところ「経験と勘」によって「子どもはそういうものだから」という考えることをやめてしまった怠慢のようなものから来ている場合もある。
この本には「日本の読み聞かせ」の目的と「欧米の読み聞かせ」の目的から来る、読み聞かせ方の違いが書かれている。
超端的に言えば、日本の読み聞かせの伝統は「作品の力を信じて、単に音読をする作品主義」。しかし、欧米の読み聞かせは「読み聞かせを通じて、読む力を育むこと」を目的としているため、途中で止めたり、対話を促したりする。「読む楽しさ」に向かっていくために「読み聞かせ」が行われる。「自立した読み手」を育てることが目的なのだ。
推測の域を出ないが、日本風の読み聞かせは、日本人には内向的な人が多いなどの背景と合致して合っていたのかもしれない。読み聞かせを聞いて、誰にもじゃまされずに後で、絵本について思いを馳せて十分に読みを楽しんでいたということだ。
そして、現代にも日本風読み聞かせが有効な子どももいると思う。
しかし、改めてその日に読んでもらった絵本を思い返して、絵本に向かう環境が今の世の中にはないと思う。スマホやゲームが強すぎる。お稽古ごともあるかもしれない。
そうなると、その場での「読み」についての交流が重要になると思う。その「絵本についてのおしゃべり」が「読む楽しさにつながる」ということは十分に考えられると思った。
イメージでしかないのだけれど、みんなで絵本を囲んでいて、「ストップ」をかけて話し合うことはとても温かい雰囲気があると思う。
それは、「絵本」が、ツールとしてよく練り上げられているものだからだと思う。
価値がある前提と、結がある前提が良い。
それをみんなで「読む」。
早く続きが聞きたい子、意見が言いたい子、つい自分の話をしてしまう子、全然関係のないインスピレーションを話す子、窓の外を見ている子、立ち歩いてウロウロする子、そういう全員を許容しながら「絵本を基におしゃべりをする」。
そして、少しのブレイクを挟んで、また絵本がはじまる。その空気感は、わくわくして映画にも負けないものになるくらいの、真剣さを生み出すような気がする。
全員で、その都度「結び」に向かっていく。そんな風に絵本と向き合っていくことは、実は自分を通じて自分のことを語っていて、私の思うねらいにつながる言語能力につながっていく。
理解するってどういうこと?: 「わかる」ための方法と「わかる」ことで得られる宝物
- 作者: エリン・オリヴァーキーン,山元隆春,吉田新一郎
- 出版社/メーカー: 新曜社
- 発売日: 2014/10/01
- メディア: 単行本
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作家の時間―「書く」ことが好きになる教え方・学び方(実践編) (シリーズ・ワークショップで学ぶ)
- 作者: プロジェクトワークショップ
- 出版社/メーカー: 新評論
- 発売日: 2008/04/01
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読書家の時間: 自立した読み手を育てる教え方・学び方【実践編】 (シリーズ・ワークショップで学ぶ)
- 作者: プロジェクト・ワークショップ
- 出版社/メーカー: 新評論
- 発売日: 2014/04/18
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以上の本にも目を通す。
2018年度、必ず毎日すること
- 国語、算数の授業の振り返り・準備
- 読み聞かせの振り返り
- エピソード記述
ここで、来たな「エピソード記述」ってことで、もうちょっと学んで組み込みたい。
2018年度の授業の拠り所
前任校の校研で学んだ「単元で見る、学習プランを立てる」ってことを大切にする。
あとは、「味噌汁・ご飯」の考えを大切にして、基礎・基本をぶらさないようにしたい。
学級経営について
立ち読みしたら面白かった。迷ったら参考にする。
世界最高の学級経営 the FIRST DAYS OF SCHOOL ―How to be an effective teacher
- 作者: ハリー・ウォン,ローズマリー・ウォン,稲垣みどり
- 出版社/メーカー: 東洋館出版社
- 発売日: 2017/04/07
- メディア: 単行本
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以下の本も、私が見落としてしまいそうなことや、やりたいことが書いてあったため購入。
学級づくりロケットスタート 低学年 安心&最高のクラスづくり大作戦!
- 作者: チーム・ロケットスタート
- 出版社/メーカー: 明治図書出版
- 発売日: 2015/03/05
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全体を見て指導するために生かしたい本。
問題行動!クラスワイドな支援から個別支援へ―インクルーシブ教育システムの構築に向けて
- 作者: 関戸英紀
- 出版社/メーカー: 川島書店
- 発売日: 2017/02/01
- メディア: 単行本
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個を責めないための大前提。
通常学級のユニバーサルデザイン プランZero (授業のUD Books)
- 作者: 阿部利彦,授業のユニバーサルデザイン研究会湘南支部
- 出版社/メーカー: 東洋館出版社
- 発売日: 2014/09/22
- メディア: 単行本
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取り入れられたら以下も。
クラス会議で子どもが変わる―アドラー心理学でポジティブ学級づくり
- 作者: ジェーンネルセン,H.ステファングレン,リンロット,諸富祥彦,Jane Nelsen,H.Stephen Glenn,Lynn Lott,会沢信彦
- 出版社/メーカー: コスモスライブラリー
- 発売日: 2000/10/01
- メディア: 単行本
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動機付けを高めるためにこれも使えるかも。
そして、全体的にここにつながっていくように思っている。
「シティズンシップ教育」関連
対話力を育てる―「共創型対話」が拓く地球時代のコミュニケーション
- 作者: 多田孝志
- 出版社/メーカー: 教育出版
- 発売日: 2006/05/01
- メディア: 単行本
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学習スキルの考え方と授業づくり―地球時代のコミュニケーション・情報活動・自己啓発力を高める
- 作者: 多田孝志,田川寿一,学習スキル研究会
- 出版社/メーカー: 教育出版
- 発売日: 2002/04
- メディア: 単行本
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学び場つくりたいっす
そのための自分の中のコンテンツが乏しいと思っている。
パーツとパーツが組み合わさりきっていない。
「レジリエンス」&「リフレクション」を組み合わせて毎回ワークができるような学び場をつくりたい。
効果10倍の(学び)の技法 シンプルな方法で学校が変わる! (PHP新書)
- 作者: 吉田新一郎,岩瀬直樹
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2007/04/17
- メディア: 新書
- 購入: 10人 クリック: 65回
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効果10倍の“教える”技術―授業から企業研修まで (PHP新書)
- 作者: 吉田新一郎
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2006/02
- メディア: 新書
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授業づくりネットワークNo.8―教師のリフレクション(省察)入門 (授業づくりネットワーク No. 8)
- 作者: ネットワーク編集委員会
- 出版社/メーカー: 学事出版
- 発売日: 2012/12/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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大風呂敷をきれいにたためるか。
ハピペンさーん!タイムマネジメントを重視してくださーい!!
*1:前は「&のある人生の謳歌」としてた。これは、つながりのある人間、つながりを感じている人間は死なないと考えたからだ。東尋坊に行ってそう思った。私の教育観は、結局、すべて自殺しないための自分と社会づくりが動機になっている。どうしてもいつもそこにつながったり、つなげたりしてしまうので、もうそういうことなのだろうな。