のんびり自転車なんか買いに行っているハピペンです。定期をモバイルsuicaでiphoneに入れてしまったよ。大丈夫だろうか。忘れる確率は減ると思っているけれど。
さて、今年度(3学期のハイライト)を、書きたいなと思いました。
3学期
3学期は、低学年は成果物をつくることに追われ、高学年は卒業式練習に追われという感じで、これまで積み上げて来たものを繰り返すっていうのが多かったです。
特に、国語では、
- 表現
書く、感情を表す言葉 - 読む
5W1H、劇遊び - 話す
助詞
算数では、
- 広告を使って、買い物を想定して電卓で計算する
などをしました。
個人的にできて良かったなあというのが、
「自分の取扱説明書」で、これは、修了式の日にも子どもが内容を覚えていたのでやって良かったと思いました。
あと日常的にビジョントレーニングを教室や廊下に貼って、やれるようにしました。
壁に数字を1〜20まで貼って、手を伸ばすトレーニングができるようにもしました。
発達の気になる子の 学習・運動が楽しくなる ビジョントレーニング (発達障害を考える・心をつなぐ)
- 作者: 北出勝也
- 出版社/メーカー: ナツメ社
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来年のために言語環境を整えようっていうことも言ったなあ。
2017年度を振り返ってやってよかったことベスト3
第3位:ラジオ体操
ラジオ体操ができるために必要な身体の動きを考えていくと、今その子がまだ発達しきっていない身体の動きをアセスメントすることができた。
- 手を真っ直ぐ上に伸ばす
- ジャンプ
- 肩を触る
など。それに応えることで、固有覚などの感覚を育めた(はず)。
3学期になって、高飛びやとび箱、前転、なわとび、ボールを蹴るなどできて何度もガッツポーズをしていた。
運動が楽しめるようになったのが良かった。
第2位:切り紙屋
これは「将来飲食店の店員になりたい」という子どもの思いがあったからはじめられたもの。学校を楽しいって思って、朝から元気に来てもらうには、その子がやりたいことをやれる居場所と感じてもらいたかったというのもある。その子の自尊感情を高めたかったから、内発的動機的なことをしたかったし、ありのままを認めるという意味でもやりたかったこと。
2学期から3学期にかけて、高学年の子が店長として折り紙の切り紙屋を開く。
低学年が、お客さんとして来てくれたり、バイトとして6、7人来たりもして、支援の子じゃない子や他学年の子が支援の教室に来てかかわりがもてたのが良かった。
自然と開かれた支援級になったと思う。
番外:菜根譚カレンダー
様々な日めくりカレンダーが流行っていますよね。それを子どもに作らせようってだけの話です。国語の中のワンシーンで、毎日コツコツと書いてもらいました。
達成感もあるし、良い言葉も手に入るし、書く意味や楽しみを感じさせやすいと思いました。
出来上がったカレンダーは当然かざりました。すると、毎朝、作者が今日の名言をみんなにアナウンスする役割もでき、いろいろな波及効果がありました。
その名言が菜根譚から来ているというのも結構大きく、私は毎日身を引き締められました。
「毎日コツコツ努力しよう」
「チャンスはいっぱいあるよ」
など。
参考にした本はこれ。
みんなのたあ坊の菜根譚―厳選保存版 今も昔も大切な30のことば
- 作者: 辻信太郎
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第1位:親子遠足
お家の方の負担はあるかもしれませんが……すみません!1位にしてしまって。
世の中の他の先生方、怒らないでください。
ハードルがあることで、でも、やっぱりやってよかったというのがこれでした。
やっぱり、子どもたちを育てていく上で、横のつながりって大事だと思います。
そして、私たち教師が、お家の方の日常に降りていって、同じ目線で街に出て子どもを見る。そこからしか生まれない共感があったように思います。
電車に乗るときにどんな気持ちになるか、飲食店でどんなサポートがいるか、それを一緒に体験することができました。
お家の方が、学校の先生といても子どもが家族といるときのように過ごしているのを見て安心したと言ってくれました。
もしかすると、大人同士が手を取り合って遠足に行っている姿を見せることこそが、子どもに一番の効果を与えているのかもしれません。
これは、きっと、一生大切にしていかなければならないことかもしれない。
同じ時代に生まれて、生きて、子どもを育てていくってことだ。
ただ、それだけのためにいる私たちは、ただ手を取り合って、願いを共有して、たまに失敗して、コミュニケーションして進んでいったらいい。
教育に正解はない。完璧な教育もない。誰も自信をなくさなくていい。今、やってみれることをやってみる。
「やってみよう!」な一年だったってことだね。
では、また来年度!1年間ハピペンの発作を見守ってくれて&応援してくれて、MAXありがとーーー!!!