かならず幸せになれるいきもの

おしゃべりによる出現する未来から学ぶ

第1回「学級経営」全国大会(日本授業UD学会)

CDについているLIVEのチケット先行予約を2つ申し込んで2つとも当たった「ハピペン」です。

今の「ハピペン」……もってますよ!!(笑)

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昨日は、「日本授業UD学会」の「第1回『学級経営』全国大会」に行ってきました。

日本授業UD学会:学級経営部会」のHP。

 

改めて言葉で見ると、なんか壮大だなあ。

 

内容は、

  • 基調提案:桂聖先生、赤坂先生
  • 実践発表1
  • 実践発表2
  • ミニ講座(5つあって、そのうち2つ聞ける)
  • 講演:赤坂真二先生

学んだことを振り返ろう。

 

結局「学級経営」って何?

昨日の話を聞いて、

  • ルールづくり
  • リレーションシップづくり

と捉えた。

そのためには、先生の「To Be」が重要。

 

How to」から「To Be」へと言っていた。

 

どんな実践も、結局その実践の意図が重要になる時代。

  • 教授法研究
  • 教材研究

だけでは、うまくいかない時代が来たということだそう。

 

あと、学校の課題は学校の課題である。

にもかかわらず、個別の問題に矮小化されがち

と声を大にして伝えていた。

関係性の問題は社会的人災とも。

  • 教師の個人的力量
  • 教師の個人の能力
  • 個人の発達の問題

これらにすり替えられる、と。

 

端的に、学校の問題点が挙げられていました。

 

そして、教師たちは忙しい。

表層の模倣に走る。

その背景には、人の成長を待てない社会という課題がある。

 

すごい先生たちの「How to」には、必ずといっていいほど、こうした「社会的背景」があって実践している。だから、上手くいく!とおっしゃっていました。

 

学級崩壊の多い地域にある特徴が、調査でデータで関連付けられているらしく、学級崩壊は社会的要因から生まれているとも説明がありました。

  1. 通塾率
  2. インターネット普及率
  3. コンビニエンスストアの店舗数

だそうです。

この背景にあるのは、

  • 人口の流動化によって
  • 都市で古いコミュニティがない

などの理由で、多様な価値観の中で、教員の相対的な教育力が認められなくなったということがあるそうです。

それに対してどう応じるか、というと「優れた実践」ということになりますが、じゃあ、その優れた実践ってどこから生まれるのか、というと、「To Be」だということです。

 

先生の在り方×GOALイメージ

これが、超重要で、この二つがあれば、ぶれることがなくなり、一貫した指導ができるわけです。

 

目の前の子どもたちに適した「在り方」による、「GOALを目指した一貫した指導」が、何につながるといえば承認なのです。

 

先生の指導を目の前の子どもたちが承認する。

そのとき、指導が子どもに伝わり、子どもは変容・成長するということでしょう。

実践発表の先生方が素晴らしい指導を行っているように見えるが、そこには、ただ「How to」があるのではなく、

先生が先生の指導力を承認させるだけのコストを十分かけたから」と言っていました。

その「コストを十分かける」ために「在り方×GOALイメージ」が必要なのだと理解しました。

話を「ルール」「リレーション」に戻す

今日やれたらいいな、と思うことに「ルール」「リレーション」の具体を考えるということがあります。

 

それには、どんな「在り方」や「GOALイメージ」をもつか、ということも考える必要があります。

 

それを基に、学級において、どのような働きかけによって、「ルール」を浸透させ、「リレーション」を構築していくのかを「言葉化」したいのです。

 

実践発表の中であったものを例示します。

「ルール」について

  1. わかるルールの設定
  2. できるルールの設定
  3. 積み上げる機会の設定

など。

「リレーション」について

  1. 個を大切にする視点
  2. 違いと同じへの気づき
  3. 関りや意見交換会

など。

 

これらは、「学級経営」という枠組みで、これまでの経験知や子ども実態に応じる形でより充実させられるように誰もが行ってきていることだと思います。

しかし、感覚的だったり、自然と行っていたりするところがあると自分では反省しました。

 

2学期以降、意図的計画的発展的に、「ルール」や「リレーション」について考えて、指導の場面や機会を設定し「学級経営」を行っていこうと考えました。

 

昨日は、脳が疲れてしまって「すごかったです」ぐらいしか感想が沸いてこなかったが、振り返ると、学びの重みをずっしり感じる会でした。

 

結局、振り返りがめちゃ大事。

こうした、「学び方の在り方」も未来を生きていく子どもたちに示したいことの一つだ。