追記:2018.04.28
今週ラスト!いい感じで終われたと思います。ハピペンです!
テストもやれたし、漢字もできたし、道徳もできた、算数も順調。
やっぱり、これまでの学びの中で自分なりの視点で「いいな」って思ったものたちの連なりでなんとか楽しませられていると思う。
「わざと間違える」なんてのは、鉄板なのだけど、やっぱり、これも見て聞いて読んで知って使えていると思う。
この辺り。
そして、何より嬉しかったのが「どうとくが1ばんたのしかったです」の声だ。
道徳科の授業づくり
4年間推進教師として学んだこと、授業のUDで学んだこと、その他研修等で学んだことの中から自然に出たのが今日の授業だと思う。
小難しいことはしていない。
- 価値理解
- 自己の内面を見つめて自分ごととして考える
をするだけ。
この2つが、展開前半と展開後半に位置する。
授業の流れを全部書くとすれば、
- 導入
- 読み(価値に迫るための資料)
- 価値理解
- 自己の内面を見つめて自分ごととして考える
- 終末
が基本。
今日の話は「1年生から2年生になってできるようになりたいこと」という話だった。
最初間違えて、「やりたいこと・やりたくないこと」を1分考えさせて、1分隣とシェアさせてしまった。
ミスに気づいて、じゃあ、次は「出来るようになりたいことね」と言い、紙に書かせた。
書いたものをパスOKで全員に言わせた。
そして、資料読みに入った。
「Aさんが、お母さんに毎朝ハンカチやティッシュを用意してもらっていたものを『自分でできるようにする』と目標をもって、実際にやっている」という話。
あと「お小遣いも大切に使うんだ」という描写もある。
読み終わって、「Aさんのイイネ!見つけた人」と聞いた。
- 最初はお母さんでも、最後に自分でになっているところ
- お小遣いを大切にしているところ
が出た。
でも話したいのは、2ではなく、1だった。
2について「これもそうなんだけど、こっちは(1をさし)なんでイイネなんだろ?」と聞いた。
「自分で」であったり、「お母さんから自分で」になった変化の良さであったりに気づいてほしいと思った。
(ちなみに、偶然、今日の朝の会で「成長」について話していた。これは、入ったと感じた。)
「なんであれイイネなの?」ってとなりの人に聞いてごらんと2分あげた。
そうすると、そのまんま言って話し合いがはじまる(これは、赤坂先生の研修を受けていて面白いと思ったやり方。話のとっかかりの言い方を提供するという……すごい!)。
それで、出たのが
- 自分で自分のものを用意しているから
- 一年から二年で成長しているから
- 学年が上がって困らないようにしているから
- 自分でできることだから自分でやっているから
「イイネ」だというのが出た。
今回の道徳での「イイネ」は、これらだった。
要は「価値」は、ここにあるとした。
これを踏まえて「できるようになりたいこと」をもう一度書かせた。
「えっ、変えてもいいの?」と言う子がいた。
「私変えたーい!」と言う子もいた。
「もちろん、変えてもいいし変えなくてもいいよ」と言った。
子どもたちの中には変えない子もいると思う。その子には今回の価値や指導は、合わなかったということだと思う。もしくは、そこに関して、幼いか成熟しているか。
ただ、話の主人公を見て明らかに、「私も変わりたい」という動機が芽生えたようだった。
それは、やっぱり、これらの同級生たちの意見のおかげではないか。と思う。
- 自分で自分のものを用意しているから
- 一年から二年で成長しているから
- 学年が上がって困らないようにしているから
- 自分でできることだから自分でやっているから
この4つが、本当に結構「それもそうだな」という気にさせる、もうちょっと目標を立て直したくなるような理由になっているように感じるのだ。
私も書きたくなって書いた。
私は「やっぱり言葉遣いです」と書いた。
直そう!昨日怖がらせたし……(どうあがいてもそういう先生なのだけどね)。
終末は、子どもが書いたものを班でシェアにした。
ここで驚いたのが「順番に伝え合って」と言うと、できていたことだった。
ペアトークのおかげだと思った。
他の子の前で話すことへの負担が減っていて、自分の考えを言うのが当たり前になっているような雰囲気があった。
「次Bが言って!」と自然に発表者を回せているところもあって、本当にびっくりした。
最後に、私の「できるようになりたいこと」を見せて終わった。
道徳の教科書に「道徳の授業で大切なこと」というページがあり、そこにあることが超好みだったので、そのまま採用した。
- 気づく
- 考える
- ふりかえる
- いかす(使う、行動する)
※()はハピペン
例の「あれ」である。
人間の仕組み(「気づき」→「考え」→「行動する」) - かならず幸せになれるいきもの
「イイネ!さがし」を「今、気づきね!」とやって、「なんでイイネなの?」を「今、考えるよ!」と言い、「もう一度できたことを書く」を「ふりかえり」とした。
そして、今回は「心情」に働きかけられればよいと思い、シェアをして、ある種の決意表明ではないが、少しでも自分の中でのアンカーになればいいなあ。と思い班でのシェアにした。
多少のエンパワーメントにはなっていると思う。
正直楽しかった。考えさせるのが楽しかった。
ずーっとやりたかった、一般的な道徳の授業ができてハッピーでした(毎年どこかしらは借りてやっていたけれど……)。
そう、これが、これからは、毎週できるかもしれないのだった。めちゃ楽しいじゃん!!
そして、そんな私が楽しいことを、子どもも(書いてくれたのは一人だったけど)楽しいと思ってくれたのが本当に嬉しい!
いやー、イイネ!だわ。
追記:2018.4.28
「道徳で登場人物の気持ちを問う」
— なっさん (@kn_penguin) 2018年4月27日
これは「手段の目的化」が起こりやすいかもしれない。
なぜ問うのかといえば、「行動動機」や「行動の良さ」を問いたいのだと思う。
「なぜその行動をしたのか?」「なぜできたのか?」を問うと価値になる言葉が出てくるように思う。
道徳の展開を再考。
— なっさん (@kn_penguin) 2018年4月27日
A.考え書く→資料→価値の揉み合い→考え書く
B.資料→価値の揉み合い→考え書く→交流→考え書く
一瞬Bと思ったのだが、基本はAでいこうと思う。Aの価値の揉み合いで「考え、議論する」。