一人ではじめて入るカフェに踏み入れるときのドキドキってなんかいいなって「ハピペン」です。当たりのカフェを発見できて嬉しい。空いているし、電源がある。
今日で1学期が終わりです。【ふり返り】やっていこー!!
今年変わったこと
大きくは、勤務先だなあ。そうすると必然的に、
- 担当する子ども
- 組む先生
- 周りからの目
- 通勤手段
が変わる。
大きな心構えとしては「慣れない価値観」を許容できる人間になりたいと思っていた。
そのせいか、ちょっと受動的だったかな。校研のときなど、公に意見が求められればいっていたけれども。あとは、ロッカーとか、気づいたときには話しかけるようにした。
昨日の「校研楽しかったですね!」って言うと、個人的な教育観の話が出ることもあった。
「でも、結局、理想を言い合って、なんも変わらないで終わりなんですよね。理想が形になったとしても3月で、次の年になれば変わっちゃうし。」
こういうのって思ってる人は少なくないのかも。そうならないために、「ゴールの共有」が必要なんだと思うんだけどね。
「子どもに何が残るからどう残すのか?*1」と同時に、みんなが一貫する何かを決めていくことが大切だってどうしても思っちゃう。
担当する子どもが変わる
これは、あまり影響がないかな。やることはあまり変わらない。
大きく括れば「生活スキル」と「学力」。逸脱行動の消去と、コミュニケーション能力・人間関係形成能力の育成、自尊心・意欲の向上といった感じ。
これらが「自律」してできるようになればいいだけ。
生活スキルについて
気を付けるべきことは、実態に合わせること。押しつけでは結局身にならない。そうして、学校で過ごしやすくなるための力を付けること。それが社会に出ても必要なものだとなお良い。
トイレ、歯を磨く、食事などの基本的生活習慣は優先順位が当然高い。
学力について
基礎的な学力の向上。足りない力をどうすれば補えるか考えて処方する。得意を見つけて生かす。家庭の協力が得られる限りは得まくること。
できなくても責めないことが大事。できさせるためにこっちはいるんだからね、それ責めてできたらオレらいらないからねって思う。
そんなことをアセスメントしてやっているうちに、あっという間に1学期は終わる。
組む先生
これはでかい。どう歩みよるかって結構、難問だった。これまでは、一回り以上年上の先生も少なくなかったため、自由にやらせてもらっていて、大切な場面では教えてもいただいて、協力し合って子どもを見ることができていると感じていた。
これについては、DAFLのおかげで、乗り越えたと思う。コミュニケーションの機会をシステム化して意図的に設ける大切さを知った。
「慣れない価値観」を許容しようっていう受容的な態度だけでは、自分どころか子どもたちも育てることができないのだった。
積極的受容とでも言うようなことをする経験ができて良かった。
周りの先生
前の勤務先では、ちやほやされるのに慣れてしまって、自分が本当に正しいのか正しくないのかよく分からないなあと思っていた。
新しい勤務先は、自治体も違うし、「えっ、なんで急に来たの?あんた誰?何者?」って感じ。あまり自己主張しすぎず、前に出過ぎずなので、周りにとっても使い道が分からず、どうかかわっていいか分かりにくくさせてしまっているかもしれない。
ただ、周りの先生によく思われるための自分っていうのは、もうこれっぽっちも演じるのはやめようと思ったので、関係のための関係づくりは進めなかった。本当は嫌なのにノリでやることはしないってこと。
ただ、面白いのは、そんな中の誰かの一歩で心は大きく動かされるってことだ。
私は知らないうちにミスをして、それを知らないうちに誰かがカバーしてくれていたとき、こんな私なのに……っていろいろ申し訳なくなった。
ノリ悪いのに、ごめんなさい。悪いと感じて謝りたくなるってやつだ。「感謝」。
そうなると、関係は少し変わる。逆に関わりたくなってくる自分がいた。
ノリは嫌だから、関われるときに関わろうと思うようになって、空き時間に他クラスに飛び込むということをはじめたのだった。探せば関われるときはある。
関係を作るって無理にすることではなくて、そうやって日常の中で心が動かされてでもいいんだろうな、って思う。無理に誘いも参加もしすぎないという。自然にね。
その助けてくれた先生が言うには「ハピペンも相当なキャラらしい(笑)が……。」(笑っといていい……よね?)
通勤手段
自転車から電車に変わった。そのおかげで情報収集が変わった。
AERAを買うようになった。やっぱり全然使わない言葉をいろいろ見られるのが楽しい。なんのためにってよりは、ちょっとエンターテイメントより。「そのノイズいるの?」って言われると「だって楽しんだもん……」としか答えられないなあたぶん。
行きの本、帰りの本と分けたり、電子書籍を読むようになったり、ふたせん(小学校教師ふたせんの朝3時からの共育現場〜育つ育てる育てられる〜)と共通の本を読んだり、楽しませてもらっている。
帰りは振り返りの時間。トータル30分くらいあってちょうどよい。この振り返りはDAFLと関係する。
電車通勤じゃなかったらやれていないことだらけだろうな。
今回は、とりあえず、環境的な変化についての振り返りになってしまった。
もうちょっと具体は、次回「今年変えたこと」で書いてみる。
子どもに何をしたか、組んでいる人に何をしたか、どんな読書をしているかなど。
*1:結局今年度は「二つの良いところ」を残すのが引き継ぎとして一番有用なのではないか、と思い企み中。