山の雨上がりの空気……嫌いじゃないぜ!「ハピペン」です。
宿泊学習に来ています。
そこで「約束集!!」。
ギャンギャン言ってる人たちに対して思うけど、それ事前に言ってんの?ってよく思う。
その瞬間の指導、ムチで本当にその子学べてんのかい?脳に変化は起きているのかい?と問いたい。
指導力のなさ=「予測できてない→児童理解がなってない」ってだけじゃないか。
そして、これらは、「約束だから守りなさい!」ってよりは、勝手に子どもたちが挙げたもので「約束にあったけど、それで平気?」くらいに、基本的には尋ねるために使う。
約束が何のために必要かを考えさせておくと良い。
うちは「全員の安心安全のため」である。
1.全体の約束
- あいさつ
- 文句を言わないで優しく注意する
- 力を合わせる
- すばやく合わせる
- 最後までやる
- いきものを大切にする
- なかよく&スマイル
- ふりかえりをする
スマイルの良さは、NHKの番組から来ている。
「合わせる」も体育でよく大事にしていること。これを意識させる脳は育ててあげたいと思った(交流で注意されまくりなため)。
「最後までやる」も前任校から引き継いだもの。嫌だったら基本的に抜けていいってのをなくさせたい。形は変われど参加する。「見て参加」もよくある。
「いきものを大切にする」は、生き物が好きな子から出た。
2.食事のやくそく
- マナーをまもる
- 勝手なことをしない
- 嫌いなものも食べる
- 押したりふざけたりしない
- 噛みながら話さない
- 感謝して食べる
- 人のものを食べない
- 無理しないでよく食べる
「無理しないで」が入るのが、思いやりがあってうちの子らしい。大人が日頃言っていることをなぞって強いるのではなく、安心安全なルール。誰かを責めるためのものではなくて、全員がよりよく成長し、よりよく過ごすためのルール。
「嫌いなもの」は、私がもっと前に「どんな宿泊にするのかは自分で決めてね」と例を出していたために出たものだろう。
こんな感じ。これは、一度見づらいと思って書き直した。みなさんは、aとbどちらの方が見やすいですか?
a
b
3.ロッジの約束
- 静かに過ごす
- 早く寝る
- トイレに行きたくなったら先生に言う
- 優しく注意する
- 仲良く話す(いろいろな人)
- 他の学校の先生の話も聞く
- 掃除や寝る場所で文句を言わない
- 怖かったら「怖いよー」と言う
最後のやつがかわいい。
4.公園での約束
- 「かして」と言われたら「かす」
- 他の小学校の子とも遊ぶ
- みんなで楽しく遊ぶ
- 遠くまで行かない
- 危険なことをしない
- 時間・プログラム・スケジュールを守る
- 公園のルールを守る
- 大人の注意を聞く
普段の異学年での活動が生きていて思いつけている約束だと思う。
5.会や集いの約束
- ピシッと座る
- 黙って発表を見る
- 黙って聞く
- 拍手をする
- 大きな声で優しく言う
- 真っ直ぐ立つ
- 緊張をほぐす
- 失敗してもやれるところまでやる
これも、最後のがかなりうちの子らしい。
6.バスの中の約束
- 命を守るためにさわがない
- 運転手さんの迷惑にならない
- 友だちの迷惑にならない
- 静かに小さい声で話す
- あいさつをする
- 窓を触らない
- ケンカしない
- 足下に気をつける
7.清潔の約束
- 口や鼻を押さえる
- 「はなほじん」しない
- 鼻から出るものはティッシュ
- 3.を助ける
- 掃除をやる
- 布団をぐちゃぐちゃにしない
- トイレの後、食事の前は手を洗う
- 顔を触らない
一番大きな課題。しかし、最近集中的に指導しているため今のところ 「はなほじん」0だった。
これら56個で勝負に出た。
割と網羅的で、子どもは先に言っておけば、入ることも多いため、よい結果につながったと思う。
ただ、ちょっと消極的ではあるので、もっと積極的な勝負に出た約束にしてもいいかもしれない。
- 他校の子の名前を覚える
- 自分から掃除をする
- 自分から友だちを誘って遊ぶ
など。
まあ、その良さに気づいていれば、子どもから自然とその約束が出るよなあとも思うが……。