迷い振り切りたい「ハピペン」です。来年はいろいろなことがありそうな年。
占い的には、得たものを与える年。
「ハピペン」は、数秘術でその人がもつ性質とその年の傾向が占えるのでしてほしい方は聞いてみてください。
机周りを片付けていて出てきた道具。
画用紙に
- 花丸
- 二重丸
- 丸
- バツ
が書かれているだけ。
メリットと使いどころ
- 声かけより刺激が少ない
- 四段階合ってモデルの行動を示せる
- 指導者の感情が乗りにくい
- 間接的で気づかせる指導ができる
まとめると、ドライな強化子だと思います。
しかし、正解を知らせる、イイネを出す、気づかせる指導ができるなど良いことが多いと考えて使っていた。
声かけよりって話
見ている子に誉めの強化が効くことが分かったころ。
一番簡単な声かけの誉めが楽なのだけれど、その子にとって、声の誉めは刺激が強すぎると読んだ。
刺激が強いと、行動を改善するよりその刺激を手に入れようとする方に行動が強化されることがある。
モデルを示せるって話
四段階あるからこそ、どんな行動がベストかモデルを伝えやすいのが良かった。
はじめの頃は、ついバツを出しがちになると思う。
しかし、周りの子を見つけて花丸を出していけば、その子も真似る。
良いシーンを見つけて出すのがポイントです。
そうすると、モデルをだんだん理解していく。
わざわざバツを出さないでスルーも大事です。
そもそも構われるのがリソースな子も少なくない。
感情が乗りにくいって話
指導したいときにこちらの感情が乗りにくく、ただ示せるのも良い。
初年度、注意は基本笑顔でって教わった。
笑顔でバツを出す。
決して、イラついているとか、うざったいとか、むかつくとかで注意しているのではないということ、ただただあなたがよくなってほしいから、温かい眼差しで示す。別に直らなくてもいい、でも気づいて変われると信じているよと思いながらのバツ。
いうもいつもそう思うのは難しいけど、やたら傷つけることは減るんじゃないだろうか。
自分の経験則でそう思えて指導できた時の方が入るって実感があるんだよね。
幼専で教わった一番大事なことの一つ。
「名前を呼ぶとき何を込めるか」 - かならず幸せになれるいきもの
気づかせる指導って話
声での指示は命令的だと思っている。
書かれている指示に従うかは自分の自由意志が多少含まれると思う。
自己決定する力を育みたい。
また、人は「気づき→考え→行動」するのプロセスを踏むと考えている。
気づきさえあれば動ける子に育てば、課題はいかに気づくか、どうすれば気づくか、どうすれば気づかせられるかだけになる。
人間の仕組み(「気づき」→「考え」→「行動する」) - かならず幸せになれるいきもの
花丸のタイミング
出すなら、できるだけ「NOW花丸」が良いです。
行動は60秒以内に誉めれば強化できるという考えをよく用いている。
行動強化の話が少しこちらに。
【「誤学習」と「強化」について】その都度抜け目なく注意するのは、誤学習とは違って事前にさせないのが「エラーレスラーニング」だよね。 - かならず幸せになれるいきもの
その子にとって何が「快」かは早めに見極めてリソースとして指導に生かした方が良い。
そして、リソースのない子はいない。
また、使うリソースは他者でも使えて汎用性が高いほどいいと思っている。
LITALICOの強化子として「人」と言っているのもすごくよくわかるが、汎用性が……と旅立つ前提の公立では考えてしまったりする。
これは、10月くらいまでよく使った道具。
10月以降は、ハンドサインでも同じ意味を伝えられるようになったことと、少し強めに強化したいと考えたため身体に触れたり直接的な強化を使うようになった。
今は、丸めた紙をサランラップの芯で打つ遊びが強化子になっている。
前庭覚、固有覚も鍛えられそうで一石二鳥で嬉しい。子どもは勝手に自分に必要な発達を得ようと行動を起こしている。
ただ、行動変容主義の教育への課題意識も持ち合わせていたい。
いかに入力するかに、どこか非人道的な教育の感じはないか考えたい。
行動の変容が成長で、ある状態の解決で、教育の成果になりがちで、信頼関係や信用に直結するからどうしたって逃れられない、証明できない状況に追い込まれそうだけど。
忘れちゃダメだ。
ありのままの彼らも大切にしつつ、願いとして働きかけたい、幸せになってほしいってメッセージから生まれる教育だってことを。