かならず幸せになれるいきもの

おしゃべりによる出現する未来から学ぶ

【家庭の教育力・問題解決力の向上】『親の心・子の心―シリーズ・現代の子どもを考える11』

8時前に寝たら1時半ごろ起きてしまったわよ。話が飛ぶブログ管理人の「ハピペン」です。どうしよ。捨てるために本を消費することに。そして、脳を消耗。

人は起きて8時間後に眠くなってしまうらしい。今日は午前の9時ごろ眠くなる予定かあ。

suiminkaigi.jp

 

開始早々、話が飛んでいるおります。

 

さて、『親の心・子の心』。興味深いタイトルです。

 

現代への課題意識として「現代の子どもがひ弱でもろい面のあること」が指摘されています。いわゆる耐性欠如と言われるような状態だそう。

耐性欠如に対応するには「発達課題の達成」だと書かれている。

発達課題のうち、最近のわが国で特に欠けていると思われるものとして以下が挙げられている。

  1. 自立性を促すこと
  2. 対人訓練
  3. 手伝いや労働
  4. 適度な欠乏

これらの観点を踏まえて「親子関係の在り方」についても言及されている。

今後求められる「親子関係の在り方」として「家庭の教育力・問題解決能力の向上」が挙げられている。そのために大切なことは「家庭の充実を図ること」。具体的には、以下の「4つ」が挙げられている。

  1. 両親が円満で、心の絆がしっかりと結び合わされていること
  2. 親がしっかりとした筋の通った考え方や生き方をしていること
  3. 父性と母性が共に適度で調和を保っていること
  4. 発達課題の達成

そして、もう一つ。

  • 家庭を補助する体制をつくること

も欠かせないとある。

不完全な者同士が夫婦となり、家庭をつくっているのであるし、またことに核家族化と、少産少子化が進む今日の状況下では、家庭でできる範囲にはおのずと限界がある。

ここの話が超超超重要だと思う。

「ハピペン」もそう思います。時代が激変中だからこそ、機能不全的な家庭は少なくないと思う。大人だってどう態勢を整えていればいいのか、不安は少なくないはずなのだ。

それに対して、教師はさも毅然と立っていられるという風な、我こそが規準だと立ち塞がりすぎちゃいないか?って思う。

協力はいいさ!!でも、押し付けは無茶だ。

 

「ハピペン」は「家庭で起こった問題を、家庭だけで考えて解決できる家庭なんて、もうない時代!!」と思っている。

その方が優しい。

教師は、解決先を斡旋する力が求められていると思う。処方力。

補助支援の体制としては、具体的には学校と地域社会の役割がとくに大切となるが、つまり、学校と地域の教育力・問題解決の向上で、通常は家庭ー学校ー地域の三者連携が必須のことである。

これを、現代人の要求であるプライバシー保持と矛盾せぬ形でいかに実現するかが、今後の課題だといえよう。

そうだったのか。

こちらは、筑波大学社会医学系助教授・医学博士の稲村博先生の稿。

 

何を今更と思うかもしれない。当然のことをまた改まってどうしちゃったのとか。だからそのHOWを提案しろよとかね。

 今回の本。

親の心・子の心 (シリーズ・現代の子どもを考える (11))

親の心・子の心 (シリーズ・現代の子どもを考える (11))

 

 1983年2月初版の本なのでした。