かならず幸せになれるいきもの

おしゃべりによる出現する未来から学ぶ

14日目:谷あれば山あり

なんとか!なんとか体制を立て直したぞ!ハピペンです。「易きに流れる」を恐れて子どもたちを見つめよう。

たぶん、なんとかなった。昨日の苦しい日を越えた。谷があれば山もあるのだな。と思う。

谷はネガティブ。山はポジティブ。だとして。

 

昨日の6Hにクラス目標を考え、家でキーワードを基に考えてみてと言っておき、今日の朝にキーワードを基にまた書かせた。

 

「みんなで協力するためにしずかにする」とか、「仲良くするためにすぐに反応する」とかあって、昨日の帰りの悲惨さが生きていると思った。

 

無駄に怒るでもなく、止めに入るでもなく、最悪の雰囲気で帰ったにもかかわらず乗り越えられるんだなあ。と思った。

 

たとえば、後から言って、うまくいったからってズルい感じだけれど、怒ったり、間に入ったりしていたら、そこの責任は教師が被るってことなのだと思う。

 

そこをまるっと子どもたちのせいにした(悪いけど)ため、自分ごとにさせられたし、自分たちで変えられるのかもしれないと思わせられたのかもしれない。

 

特に、今までよーく立っていた子が、授業がはじまるときに「サッ」と座るようになった。

1年間座らないと思っていたくらいなのに。

 

その子は、自由帳にまで目標を考えて書いてきた。

 

一応、もうちょっと教師がコントロールした方が安心するよね。とも思って爆弾も用意しておいた。

 

「前に一年生に教えたルールだけれど、一旦教えておきます。できるようになった方が、素早くできると思うよ」と言って提示した。

 

重要なアンカーになると思ったので可視化して投下した。

 

【みんなのためのルール】

a.しつもんはさいご

b.かくにんはこころの中

c.かんけいのないことをしない

d.みんなとじぶんをきりかえる

e.はなしをきく

 

話を聞く姿勢になるまで「5秒」をねらっていこうと言っている。

並ぶなどは、1分で自分たちでできるから、できるはずだと思っている。

この2週間で1分でできるようになったこと。

  • ペアトークのくじを引く
  • ペアトークのペアを見つける
  • 背の順2列で並ぶ

 

朝自習で放っておいても、やることやっていてくれて、わざわざ注意しなくても、ふざけるために立ち歩くなどがないので、生かした連中なのだと思う。

 

体育で

  • すばやく
  • みんなで
  • さいごまで
  • あわせて
  • さんかする

相変わらずこのルールで行っている。

とにかく集合は早い。班ごと並ぶのもうまい。

 

前回体育館の時に先に帰った子もちゃんといた。

これでいいと思う。

よくその都度注意をする大切さが言われるけれど、それは聞こえがいいだけであまり意味がないと思っている。

 

一回で良い姿を狙っていない。うまくいくことを信じて、うまくいったときに、ほめよう。

そもそもゴールは三月だ。

そこまでに、良い姿に発達して今後に向けて成果が保たれるならそれが良い。

 

気長に見る(安全配慮は怠らないとして)。

 

正直、昨日の黒さについて、良い尻の拭き方をしているのではないかと思う。

 

自分たちのやばさを感じて、なんとかしようとしはじめている。

 

チームになってきていると思った(ちょっと、早合点と思うが)。

今日のめあて(8個の中から決める)が、「優しく教える」だったのも良かった。

 

昨日の今日で優しい言い方で行動できるようになる実感を得られたのは、今後にとって大きいだろうなと思う。

 

今日は笑顔で退勤できたー。

よかった。よかった。

 

よかったんだ。

 

反面……「分からない」という理由で泣いている子がいたことも忘れないように。

ほとんど私のせいなのだから。