かならず幸せになれるいきもの

おしゃべりによる出現する未来から学ぶ

『なぜ人と組織は変われないのか』&「脈絡なく……書く」

いやいやいや!apple pencilあったし!!

呪われてなかったし!!ハピペンです。

1年近く使ったリュックでしたが、異次元ゾーンがありました。知らんかったし!そこに見事にはまっていた……。

ちゃんと入れた自分よりも、落とすであろう自分を信じた自分を慰めてあげたい(笑)

いやー本当に昨日の目では見えなかったんだよなー。

 

『なぜ人と組織は変わらないのか』

 

前半戦は読書でした。いよいよこれ。

なぜ人と組織は変われないのか ― ハーバード流 自己変革の理論と実践

なぜ人と組織は変われないのか ― ハーバード流 自己変革の理論と実践

  • 作者: ロバート・キーガン,リサ・ラスコウ・レイヒー
  • 出版社/メーカー: 英治出版
  • 発売日: 2014/09/01
  • メディア: Kindle版
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合言葉は「どういう一つの大きなことに、私は取り組むべきだろう」です。

 

学習する組織の実践編として出された本です。読むと確かにこの方法なら自分は変われるかもしれない、と思わされる。

 

目標の達成を妨げているのは、自分自身の抱える矛盾なのだ!

 

二つのシステム

なぜ人や組織が変わらないのかといえば、二つのシステムによって、「改善目標」への歩みが阻まれるからである。

  • 変革阻害システム(目標達成を妨げる行動、すなわち「阻害行動」を生み出す仕組み)。
  • 不安管理システム(阻害行動を通じて、自分の最悪の不安が現実化することを防ぐ仕組み。その不安は、改善目標の達成に向けて前進すると強まる)。

 

免疫マップ

著者は、人や組織が変わるためには「免疫マップ」をつくることが大切だと主張している。

「改善目標」を阻む行動を「阻害行動」と呼ぶ。阻害行動は、自身に備わった免疫機能として機能し、放っておけば無意識に起こってしまう。

なぜ「阻害行動」が起こるかと言えば、それは、「阻害行動」によって、叶う目標や保護できる何かがあるからだ。それを「裏の目標」と呼ぶ。

 

これらを「可視化」して、「免疫マップ」をつくり、「阻害行動」や「裏の目標」を意識化できるようにすることで、「裏の目標」ではなく、「本当の目標」に向かうアクションを選べるようにする。

免疫マップを作成することにより、いま自分を支配しているジレンマ(最善目標とそれを阻む行動)を客観視できるようになったのだ。

そのジレンマを主体のレベルから客体のレベルに移行させられたと言ってもいい。

これでジレンマを自分の支配下に置き、それを解消するための取り組みを始められる。

第1枠の改善目標を達成できない原因が自分の内面のシステムにあると理解してはじめて、その目標を達成する道が開けるのだ。

kindle:位置1000

 

ラスボス「固定観念」

「改善目標」「阻害行動」「裏の目標」が出揃ったところで十分自分を知り直すに値するのだが、それでは、まだ、アクションにたどり着けない可能性が高い。

 

なぜならば、ラスボスがいるからだ。

「裏の目標」を支え、「阻害行動」を起こす、根幹をなす、すべての基盤となるラスボス。

そもそもの「固定観念」である。

「私は、◯◯でなければならない」

「私は、◯◯であるべきだ」

こうした感覚が、自分の「裏の目標」を許す。

正しいのではなく、ただ許される。

ここに、判断の目を注がなければ自己変革はない(The 固定観念)。

 

「免疫マップ」についてまとめると、免疫マップには、

  1. 改善目標
  2. 阻害行動
  3. 裏の目標
  4. 固定観念

の4つが書かれることになる。

 

この4つそれぞれに、記入のためのポイントがあり、その辺りも本に書かれている。

 

1.改善目標について

ピーターたちは、経営委員会のメンバー全員に各自の免疫マップを作成させたいと考えた。

ただし、マップ第1枠(最善目標)になにを記入するかは、本人だけに決めさせないことにした。「誰一人として、自分だけで決めるべきではない」と、ピーターは主張した。

「全員がまわりの人たちの声に耳を傾けるようにしたい」。

この方針のもと、経営委員会のメンバーは合宿研修の前に周囲の人たちとあらかじめ対話をおこなっていた。直属の上司や同僚、部下にこう尋ねたーー「私が最も改善すべき点を一つ挙げるとすれば、どういう点だと思うか?」と。

kindle:1139

 

「免疫マップ」の成果の一部。

職場という公的な場で私的な要素に適切に対処できるようになったことこそ、際立った成果だったと述べている。

kindle:1247 

まるで、公ぶって私的な要素を絡めて、自分を変えないことを正当化する人は、職場にいないだろうか?

 

そこに、公から客観的な意見も入れてアクセスできる「免疫マップ」はすごい(社内で取り組めるなら。ということになるが)。

 

変革を実現するためには感情という目に見えない要素がきわめて重要だという点だ。一般に私的なことがらと位置づけられがちな要素を仕事という公的な領域に組み込む方法を見いだす必要があると、ハリーは結論づけている。

kindle:1477 

教師は「人格が認められたもの」として採用され、配備されるという危うさがある。

自分を見つめる力がなければ、自分を最良の人格者として運営していくことになる。

プライベートでの賞賛をあてにして。しかし、どうあがいたってここは、最新の子どもたちが集う「職場」なのである。

 

免疫マップは、どのような力学が自分の内面にあるせいで、目標の実現が妨げられているのかを描き出すものだからです。

kindle:1456 

「免疫マップ」は、自己変革の足場となる。

 

「私がどういう行動を取っているせいで、幹部チームを強力に機能する集団に変えられないのか?」という問題。

kindle:1459 

いつだって、主語は「私が」なのである。

子どもたちについて特にそう思う。

 

みんなお互いの問題に気づいていたのです。でも、それに気づかないふりをしていた。

kindle:1522

 

「阻害行動」を挙げる際には「具体性」が重要になる。

「裏の目標」を挙げる際には「正直に答えれば」が重要なフレーズになる。

 

以下の二つが自己変革を助ける。

  1. 変革をはばむ免疫機能を理解
  2. 自分のどういう部分を変えたいのかを公言したこと

 

また「自分の行動をスケジュール」などで省みることも有効。

自分の意識に深く刻み込まれた固定観念を修正できたことも大きかった。自分の新しい行動パターンと新しい思考様式を客観的に観察し、自分の新しい価値を理解し、実感できるようになった。

kindle:2496

 

また本筋の文脈からズレるが「信頼関係が生まれる条件」も書かれていた。

信頼関係が生まれる条件

  1. 組織が大きな成果をあげるためにその人物の役割が重要なのだと理解し、その人を尊重すること。
  2. その人物が責任を果たせるだけの能力と技量をもっていると信じること。
  3. 同僚として、そして一人の人間として、その人物を気づかうこと。
  4. 自分の発言と矛盾した行動を取らないこと。

kindle:3630

 

いざ!自己変革モードへ。

 

阻害行動は、自分のなかの別の部分が望んでいる結果を実現するうえで、きわめて理想的で有効な行動なのだ。

kindle:694

 

問題の本質が、"変革をはばむ免疫機能"ーーすなわち、自分の核となる部分を守ろうとする結果、自分自身が望んでいる目標の達成を妨げてしまうメカニズムにあることも見えてくる。

kindle:724

 

私たちに備わった、不安管理システム

しかし、このシステムの恩恵を受けるためには、代償を払わなくてはならない。視野が狭くなり、新たな学習が阻害され、特定の行動が取れなくなってしまう。その結果、実現したいと本当に思っている自己変革が妨げられるケースがある。

変革を成し遂げればもっと高いレベルの行動を取れるようになるとわかっていても、自分を変えられないのだ。

 

脈絡なく……書く

後半戦は、横浜に出てぶらぶら。

図書館でレジリエンスについての資料を手に入れたり、子どもたちの対話の材料になりそうなものを写真に撮ったりして遊んだ。

なんだろうこれ。

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クラゲ見える?

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生き物いる?

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馬車道ってどういうこと?

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これなんだっけ?

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そんな休日2日目。