かならず幸せになれるいきもの

おしゃべりによる出現する未来から学ぶ

119日目:特別な教科道徳を回せ【ポイント10こ】

今日は早く職場を出たかった。そのため、トラブルがないことを祈った。無事に全員帰れてイイネ!

 

私は6Hの委員会があり、子どもが帰るのを急かしていたら、日直の子が「もう先生行っていいよ」と言ってくれた。

かっこよすぎるぜ。そうしてまたクラスが少し好きになる金曜日。

 

今日はわりかし、道徳がうまくいったと思う。

 

道徳について

いくつかポイントがある。ただし、その机上の空論を実際にどうすると実現できるのかさっぱり分からなかった。なので、具体をメモしておく。

 

ポイント

  1. 「考えを書かせて対話をするなら」問いは大きく分けて2つまで
  2. 教師が教科書を読んだら、子どもは教科書を閉じる(見たい子はまた見てよい)
  3. 書かせる(考えさせる)のは教科書などから感じとった「道徳的価値(前段・展開1)」と「自分とのかかわりで道徳的価値をとらえる(後段・展開2)」について
  4. 【展開1】子どもに題材を読んで気づいたこと・感想などを書かせる。いろいろな考えが出る。机間指導をしながら内容や話の流れを押さえるもの、題材の主題、道徳価値に近づくものなど。順番に発表させられるようにこちらで「発言マップ」をつくる。どんな順番で発言させれば、子どもたちが道徳的価値のイメージをもてそうか考えながらマップをつくる。(中・高であれば、発言マップは必要なく、つながる意見を順番に、似ている・違うなどで言わせていく方がよい)。
  5. 議論するなら展開1で「道徳的価値」について議論し、この時間の道徳的価値の理解へつなげる。
  6. 子どもが他の子の発言を聞く際には、プリントの裏に聞いた意見について「出席番号と『◯似ている、△ちがう、◎ちがうけどイイネ!』」を書かせ、自分の立場と比較させる
  7. 発言マップの発言が終わったら、付け足しなどがあるか聞く。価値が全体の中である程度見えてきたら「結局、何のために◯◯するの?」と問う。ここで議論が生まれる。(価値について議論させる場合は、「この行動がいい理由はどうして?」と聞いても意見がぶつかり合うかもしれない。そう感じた価値についての意見はどれも間違いではない)
  8. 道徳的価値はなるべく上位概念を目指すように心がける
  9. 【展開2】展開1で押さえた道徳的価値をもとに「自分とのかかわりで道徳的価値をとらえる」(展開1でいろいろ出たとしても、価値を絞ること。今回教えようとした内容のものを選ぶ。「すべての意見が正解でも間違いでもなく一人ひとりの意見としてよいです。ただ、今回は◯◯について考えてもらいます」と言えばよい)。たとえば「自分のこれまでやこれからについて考えたこと」を書かせると「自分ごと」としめ書き出せることが多い。
  10. 発表。語りたい子に語ってもらう。語ることでそこに書かれたことは「本当」に近づいていく。少しでも実現したい、本気の人はどうぞなどと言う。見回ってみて、「自分とのかかわりで考えを書いている子には水を向けてみる

 

この流れで、2年生のこの時期で、とりあえずハマった。書ける子が多かった。

 

時間配分

道徳の時間は、内面を書き出す、聴き合い学ぶ。これだけのことであり、学びの原点でもある。これが楽しめるなら、子どもたちはどこに行っても学びを楽しめる。

 

書く時間

シーンとした時間を「5〜7分」取る。書きにくい子に声はかけてみる。ただ、基本的には考えて思い出そうとすることに意味があるから「うーん」と考える時間にするんだよと伝える。

書かなくても、この後友だちのを聞いて「あっ!」と思い出せることもあるから、それが学びだからねと言う。

 

発表の時間

7〜10分ほど取る。指名なしでいけるといいなあと思う。男女交互に指してとしてみたり、聴いてみたい人指してとしてみたり、まあ様子見でいろいろ(まだ、良策がない)。指された子は、前の人の意見について一言感想などを言い、自分の意見を言うことにする。そうすると、その子の書いた考えは確かに聴いてもらっていたという事実になり、よりその考えの現実に存在する感が高まる。なにより嬉しい。実際に教師が味わえばわかる。そのため、聴き合いの始まりを、子どもと同じ問いに取り組んで教師が考えたことを言うのでもよい。次の子は教師の言ったことに対して感想を言うところから始まる。(終末で先生も考えました。と発表してもなかなかよい。そうする場合は、出だしは自分の意見だけではじめればよい。)

 

時間配分をまとめると

「導入のなんとなくの発問(3分)

「題材を読む時間」(5分)

「書く・聴き合う(15分×2)

「終末」(2分)

(残り5分はバッファ)

こんなで45分かと思う。

 

課題

その題材を読む必然性をもたせることは難しい。

 

その他

道徳の時間に単に衝撃を与えて考えさせるだけなら、ありきたりな道徳的価値(嘘をついてはいけない)を絞ったあとに「いつも出来ているか」「いつも出来ないならなぜか」を問うと議論になる。これは「自分とのかかわりで道徳的価値をとらえる」中での議論につながる。

 

 

ここからは、なんでもないその日の振り返りです。

算数

直角づくり。やっぱり、見つけるとか身体動かしていいとかは好きで盛り上がる。

 

国語

新しい漢字ノートを配布。前向きに取り組んでいました。

 

体育

かけっこの練習をしました。

ちょっと分からないことが多かった聞けばよかった。ただ、ダブルバインドが多い。

何人かの先生の望む形が違って、私のバイアスもあってズレがあった。申し訳ない。

 

音楽

丁寧に教科書の内容に取り組んだ。よく出来ていたと思う。技能はわりとついているように感じた。でも、いつも元気にいい姿勢で生き生きと歌わせるってのは、まだできていない。そういうときもあるよねって思ってしまっているけれど、金5の音楽を楽しませられるように頑張りたい。

 

ざっとの記録でしかないのだけれど、そんな感じ。なんでもない記事ですみません。