今日は暖かい日だったにも関わらず!必要に応じてコートを着たのだけれど、別に着なくても良かったっぽくて苦しんでいるハピペンです。暑いわ!!コラ!!
ところで「暖かい」と「温かい」。ハートは「温かい」だとハピペンは思っているけれど、わりと「暖かい」が少なくない。「温もり」って思うと分かりやすいかもしれない。あなたは「暖かい」だと「暖房的に」という感じ。あなたは「温かい」だと「思いやり的に」という感じかな。
両取り
実は「ぼうりょく編」と「強く言う編」が同時進行中だった。しかし、どちらも通過点と思う。
「ぼうりょく編」は、「外在化」によって、進展を見せる。今日も悪くない様子だった。お陰で聞き分けが良くなったように思う。不思議なものだ。
「強く言う編」は、「言葉についての働きかけ」と「心理教育」によって進展を試みた。
「強く言う編」の進展は、クラスの風土を変え、「ぼうりょく編」にも作用すると考えられる。
クラスがよくなるには、全員でよくなるしかない。ただ一人のせいで何かが起こっているとは、到底思えないのだった。
「言葉についての働きかけ」
ハピペンが2012年から使っている、お決まりの内容である。毎年年度始めに伝えることが多いが、今年は「発散→衝突→軋轢→気づき→回復→学び」の道を辿らせたかったために控えていた。
しかし「気づき」の先がなかなか定着せず、行動の変容が起こらない。クラスの無気力感(そう感じるだけかもしれないが)を、これ以上放置するわけにはいかないので、発動することにした。
この働きかけを思いついたきっかけは、この名言である。
俺たちはポジティブだ。俺はポジティブなことに従事している。否定的なものは何から何まで完全に取り除きたいのだ。ネガティブは出ていけ。おまえの口からついてでる言葉が、おまえを生かすのだ。おまえの口からついてでる言葉が、おまえを殺すのだ。
ボブ・マーリー
相変わらず良い。
ネガティブな言葉の一切をかき消す。言葉狩り。そんな発想で思いついたもの(表現の自由を返せー!!)。
【減らしたい言葉リスト】はこちら
- めんどうくさい
- むり
- できない
- やりたくない
- つまんない
これらの思考を停止する言葉たちを奪う。
ちなみに「わかんない」がないところは意識している。「わかんない」は歓迎している。
言ったからって怒られるとかそういうものではない。
「みんなで減らしてみよう。実験だ。それで、気持ちよく過ごせるようになるか。みんなで試そう。」
そんなようなことでお願いしている。
ちなみに言ってしまうこともある。それに対して「あっ!」と気がつけるようになることが、この取り組みの一番の効能。
そして、言ってしまった場合には「10秒以内に取り消し」ができるとしている。
「あーめんどうくさい。」
「!?」
「やっぱり、めんどうくさくない!!」
といった風に。
これは、小林正観って人の本に書かれていたことを使っている。精神論なのだけれど、面白いと当時思っていた。
4/5の初日に伝えた「3つ」のお願いの一つに「ことば」の項目があったため、そこにつなげて「気をつけてみよう!」と言った。入ったっぽい。
「心理教育」
クラスの子の「キレる」や「閉ざす(学校行きたくない)」という様子が気にはなっていた(実際に来なかった子はいない。数えてみると片手ないが。)
ちょうど良い本を昨日偶然見つけた。
この本。Amazonのレビューが低いが、よさそう。
— Happy penguin(ハピペン) (@kn_penguin) 2018年12月3日
自己肯定感を育むために子どもに必要な4つの資質
①キレない力
②立ち直る力
③自分の心を見る力
④共感する力
どれもヒット。特に①が感情コントロールなところに好感。②レジリエンス ③モニタリング(メタ認知)④向社会行動に必要
「イイネ!👍」 pic.twitter.com/Dsk7ADWjfv
やはり良本だったと思う。
— Happy penguin(ハピペン) (@kn_penguin) 2018年12月4日
自分が知りたい、まとめたい、学びたいことの方向と一致する。
私は一時「他人を大切にすることが、自分を大切にする仕組み」を解き明かしたいと思っていた。
「子どもの感情の3つのゾーン」も使い勝手がよい。子どもたちは興味深々だった。共通言語が出来、また一歩前へ。 pic.twitter.com/yIAvnd46cN
この
- レッドゾーン
- グリーンゾーン
- ブルーゾーン
の話が分かりやすかったらしく、クラスの共通言語として受け入れられた。
中には「できたゾーンは、生涯変わらないのか」といった、質問をしてくれる子もいた。
「オレ、いつもレッドゾーンだ!」とか「ブルーゾーンあるわー」とか、いろいろな反応があった。
これでまた、自分をモニタリングする力があがる。感情に焦点を当てて、自分を選ぶ力が身につくように思う。その先の集団で過ごすことの心地よさにたどり着いてほしい。
あと約3ヶ月。ラストスパートに向けて、舵を切りまくるしかない。
レッドゾーンについての理解は「ぼうりょく編」にも作用すると思われる。よって両取り。
この先、王手なるか!?
といったところ。