なんだか情けないのだけれど、見慣れないAmazon primeの本を見つけては目を通すというルーティン。
そして、どこかで見たような自己啓発本の内容を再発見しては、頑張ろうと思わされ。そして、大してそんなに変わらない自分、というね。
以下の本を読んでいます。
「心」には、「苦悩の心」と「美しい心」があり、苦悩の心でいると物事がうまくいかないし辛いとのこと。それを「美しい心」に変えるにはどうすればいいのかが書かれている。
変わるためには4ステップある
- 自分が苦悩の状態にいることに気づく
- 心の声(ゴースト)を見つけていく
- 苦悩の正体を知る
- 美しい心の状態で、自分にとって最適な行動を選択する
この4つのステップどれも素敵で、本の中では「3」を入念にと書かれている。「3」だけで一章分書いてるくらい。
個人的には日常の絆創膏的に「1」が力を発揮している。自分の中の「不快」を感じた時には、苦悩に気がつけるのがよい。
この本では、苦悩を別の言葉で定義していて、それが面白い。
苦悩とは「自分中心の思考で自分の理想にしがみついている状態」と書いている。
箱と似ている。
この本ともかなり近い。
この本の中では、達成を阻む無意識の行動を「免疫マップ」をつくることで意識化してコントロール下に置こうというワークを行う。
やはり、こちらも4ステップ。
- 改善目標
- 阻害行動
- 裏の目標
- 固定観念
こちらの「固定観念」が、「『心』の授業」で言うところの、「苦悩の正体に当たる。
二つをくっつけることができると思う。そうすると、ステップが出来上がる。
0.改善目標
1.阻害行動などから自分が苦悩の状態にいることに気づく
2.心の声を見つけていく(裏の目標であるその行動の利己的な背景や、自分本位になっている考えに気づく)
3.苦悩の正体を知る(「〇〇すべきである」といった固定観念を見つける)
4.美しい心の状態で、自分にとって最適な行動を選択する。
理想の自分がすでにある場合は、0からスタートしてそのための自分の在り方をさぐることができる。特段、理想の自分を掲げていなくても、苦悩に気づくことで1からスタートし、その苦悩を改善することができる。
「心の授業」のよいところは、「免疫マップ」と違って、4の行動への示唆があるところだ。
「美しい心の状態で、自分にとって最適な行動」を考えてみるというのが良い。
免疫マップだと、固定観念に気が付いて解放されるところで終わる。「心の授業」の方でも肝は3だと言っているので、その時点でその後は勝手についてくる部分でもあるからかもしれない。それでも具体的に行動についての示唆があるというところが、背中を押していていいなと思った。