スマホを忘れて、スマートなのはフォンであって、私はバカちんなのだ、と露骨に分かってしまった。スマホを持たない自分とは、なんの情報も持たない浮遊物である。
というか、それは言い過ぎだろうけれど、身一つでいると、「この自分に在るもの」ってなんなんだろうなあ、と思った。おそらく、自分の子どもは、スマホをもっていようがいまいが、存在として自分をひいきにしてくれてんだよなあ、と。
若干、心と体が軽くなった。
自分の頭をもっと見つめること、自分の頭としかやりとりしないこと。それは、もしかしたら、自己肯定感につながるかもしれない。
自分でないものを見る時間が多すぎる。のかな。