かならず幸せになれるいきもの

おしゃべりによる出現する未来から学ぶ

093|関心

いろいろあるんだけど。

 

あー、もう手はないな。とか

これは苦手な分野なので。とか

それは引き出しがございませんので。とか

 

思った昨晩なのだけれど、

「それでも、何か手はあるはずだ」

と思いたくなってしまう性分ではあって。

 

もっと、単純化して、事態を見直すことにしようと思った。

 

たとえば、不適切な行動をする理由は4つしかない。

 

不適切な行動をする理由

  1. その行動が不適切であることを知らないとき
  2. その行動が不適切な行動であることは知っているが、どうすれば適切な行動ができるのか知らないとき
  3. その行動が不適切であることは知っており、適切な行動も知っているが、適切な行動をしても望む結果が得られないと信じているとき
  4. 不適切な行動で関心や注目を得ているとき

 

単純に3と4だな、と思い直した。

 

じゃあ、どうするか。

望みは「関心」である。誰もが序盤で出会うような課題だけれど、最後まで足を掬うのも「関心」である。序盤にだけ姿を見せるラスボスと同じである。全く強敵である。そう考えてしまうと、人はどうすれば「関心」を与えられたと実感するのか謎であり、詰む。

 

ただ、それは、要するに「コストをかけろ」ということなのだと思う。つまり、「時間」をかけろということだと思う。なので、それとなくきっかけを作り、時間をかけることにした。

 

生憎、相手が素直だったので、朝に「体と心」のモニタリングをさせ、元気がないということだったので、自然に気にかけはじめ、さらに、レッドゾーン・グリーンゾーン・ブルーゾーンの話をして、レッドとブルーだと言うのでさらに近づき、構うことにした。休み時間はその子に注いだ。

 

くわしくは、こちら。

155日目:両取り(攻撃の手を止めるな) - かならず幸せになれるいきもの

 

実は、それだけの営業で、重大なことが軽くなりもする。それは、実際の姿としてもだし、自分の心の重さとしてもだ。

 

もう一つ、やはり「ブリーフセラピー」も役に立っている。挫けそうなとき、今回こそ無理だと思う時ほど、ブリーフセラピーが希望をくれる。

 

要は、失敗してもいいから「何か変えろ!」ということを強く後押ししてくれる。

世界中の問題に対応可能な3つの理念が無敵なのである。

  1. うまくいっているならそれを続ける
  2. うまくいっていないなら何でもいいから変える
  3. うまくいったならもう一度それをやる

この「2」に救われる。何かしら変えてみようと思える。実際の実際まで、何が事態を変えるか分からないのだ。あるコミュニケーションが、ある物の配置が、ほんの少し変わっただけで、事態を好転させる可能性がある。考えて何かをすれば、何かは変わるかもしれないのだ。もちろん、何も変わらないかもしれない。でも、そしたら、もう一度「2」である。また、何でもいいから変えることだ。そして、うまくいったなら、もう一度それをやること。

 

今日は、それでうまくいってしまった。ならば、もう一度、明日もそれでいってみることだ。変えようとしないこと。そうすることで、好転が生まれる可能性がある。

 

「ブリーフセラピー 」の素晴らしいのは、「もしかしたら」と思って前向きに行動できるところかもしれない。結局、今日、私の事態に応じる心意気が変わったことこそが、勝因なように思えてならない。