それでも幸せな人はいるから

特別支援学級の担任をしていて感じたこと。幸せな子ども時代を過ごす子どもが一人でも多く増えるように

私は「何かを『生み出しているか?』」

2か月半ぶりに会う前任校の人たちは、なんだか芸能人に合ったみたいに嬉しかった「ハピペン」です。テレビの中の人に会うような感じ。脳内で思い出は映像化されてしまって、その人たちに会えた!みたいな感じ。

一人ひとりがどんな言葉をもっているかをなんとなく知っているから、「そうそうこれこれ」みたいな感じがしてわくわくする。

雰囲気に会うような楽しさ。人っていいなって思った。

 

今朝、知ったことを書く。

結局情報の波に飲まれているのだけれど、面白いから時間を忘れてしまう。

今朝は、

  1. SDGsと開発教育:持続可能な開発目標ための学び」(P20)からの
  2. オックスファム・ジャパン」経由
  3. Oxfam Education | Oxfam GB」からの
  4. Before you finish eating breakfast, you've depended on more than 1/2 the world | Kelsey Timmerman」の流れだった。

1.に「グローバルシティズンシップの基本要素」が表にして書かれている。

面白いのは、出典が「Oxfam」の資料なところだ。「グローバルシティズンシップ」は気になっているので「おっ」と思ったが、普段だったらその後が「なるほど。ふーん。」で終わったかもしれない(メモくらいはする)。

けれども、この「Oxfam」が、この間DAFLで会った学生さんが関わっている団体だったため、脳が反応した。

あと、表は「知識・理解」「技能」「価値・態度」が7つずつ示されているのだが、横のつながりがあるのかが分からず、出典基を見たいと思った。

なので、まず日本のサイトを見てみた。気になる情報がたくさんある。

ただ「シティズンシップの基本要素」については見当たらなかったため、英語で書かれているもとのサイトに行く(いやー読めんし)。

Google翻訳等を頼りに見る。そうするとあった。

Global Citizenship Guides | Oxfam Education ここの下の方にPDFがある。

横のつながりはない様子だった。

先生用のPDFもある。

そこに「マーティンルーサーキング」の言葉が書かれていた。

Google翻訳をするも意味不明。ということで検索すると、4.のブログを見つけた。

そこに引用があってそれが刺さった。

こんな内容

 

「あなたが朝食を食べ終える前に、あなたは世界の1/2以上に依存してきました」

マーティン・ルーサー・キングの「平和に関するクリスマスの説教」(1967年)
(翻訳の編集「ハピペン」)

すべての人生は相互に関連しているということに心が熱くなるのを感じます。
私たちはすべて、必然的に相互理解のネットワークに巻き込まれ、一つの運命として一枚の衣服のように結びついています。
自分が影響を及ぼすものは、すべてのものに間接的に影響します。
私たちの生きる世界の実際は、相互関係の構造のために一緒に生きるようにできているのです。
あなたは「自分のほとんどが世界に依存しなければ、朝仕事に行くこともできない」と考えたことがありますか?
あなたは、朝起きてバスルームに行き、スポンジに手を伸ばします。
それは、太平洋の島民によって手渡されています。
あなたは、石鹸のバーに手が届きます。
それはフランス人の手によってあなたに与えられます。
そして、あなたは朝のコーヒーを飲むために台所に入って。
それは南アメリカ人があなたのカップに注いだものです。
そして、多分あなたはお茶を飲むこともあります。
それは中国人があなたのカップに注ぐものです。
または、あなたは、朝食のためにココアを欲しがるかもしれません。
そして、それは西アフリカ人があなたのカップに注いだものです。
そして、あなたはトーストに手を伸ばします。
それは、パン屋はもちろんのこと、英語を話す農家の手に渡ってあなたに与えられています。
あなたが朝食を食べる前に、あなたは世界の半分以上に依存してきました。
これは、私たちの宇宙の構造による道理です、そして、これは相互に関連する性質です。
我々は、すべての現実の相互関係の構造のこの基本的な事実を認識するまで、地球に平和を抱くことはできません。

 ちょっとあたまがごちゃごちゃなのだけれど(笑)

「原因」と「結果」の法則」にも似たもの。自らが生み出したものが、他者に届き、他者から生み出されたものが、自らにも届いている。

NHK「100分de名著」ブックス アラン 幸福論」にあった話にも似ている。

第3回の話だ(https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/07_bonheur/index.html#box03)。

私は、様々なものを与えられていて、日々生活することができている。

私も、誰かの生活につながるような「何かを『生み出してるか?』」これが大きな問いとして浮かんだ。

giveについて考えた

私たちは「朝起きて、仕事に行くまでの間」だけでも、世界の半分以上に依存している。いちいちすべてを把握することはできないのだけれど、恐らくそうなのだろう。

まず、そのgiveに気づけていない日常に驚愕する。メタってどこまでもつながるし、深い。

その私たちは常に毎秒毎秒、世界からの恩恵を授かっている。

「感謝の対象を見つけること」これが一つのgiveのはじまり。常にある恩恵に立ち止まって気づくこと。それを受け取っていることを自覚すること。takerとしてのgiveのようなイメージ。

いつも与えられていて、受け取っていることに気づくと、その充足が、giveの思考につながる。受け取っている、満たされている、感謝している。
「だから、私はもう大丈夫だから、与えたいよ」というような感じ。

そして、自分も誰かに「感謝されること」ができたなら、それは「giveした」と言えるかもしれない。

「感謝されたこと」を記録することで、自分の在り方ってよりクリアになるかもしれないね。

その、「感謝されることを『生み出しているか?』」が鍵で、そのために生きたいと思った。強く。

感謝されるようなことを選べたらいいだけなのだ。

もちろん「好きでやってんだよ!」ってのを忘れずにさ。

 

紙コップカエルのねらい

 

鳥は朝何をしゃべってピーチクパーチクしているんだろう、って思った「ハピペン」です。

 

昨日は、次年度入級予定の保護者の方が見学に来られるということで、その時間の授業のT1を担当しました。

【図工(生活単元)】で何か梅雨につながる季節の工作として「紙コップカエル」が挙がりました。

こんなの

hoiclue.jp

考えこと

1.環境

机の配置をどうするか。班みたいにして、話しながらできるようにするか。一人で作業するように個々にするか。

2.やくそく

・指示に従う
・すばやく
・手を挙げてから答える

3.大事なこと

・最後まで
・工夫
・自分らしく

4.めあて

全員が紙コップカエルを作って遊べる

5.流れ(ねらい)

まず「紙コップカエル」を見せる(全体像を把握する力)→材料に何が必要か。道具は何が必要か。推測させる。(見通しをイメージする力。最近、類推が苦手だという話になったため、工作は推測の脳を鍛えられると考えた)→子どもたちから必要な工程を出させる。教師は、適当に切った紙にその意見を書いていき、黒板に貼っていく。→工程の順番について意見を聞く。(思考力。自分がやりやすいと思う方法を考えさせる。理由を言わせる。)

6.その他

・遊ぶために、「距離系」と「高さ系」があると楽しいと考えた。

「距離系」は、子どもたちに、画用紙を渡して自由に「池」を作ってもらい、床に置く。点数を付けて、所定の線からカエルを飛ばして「池」にのったら得点にする。

「高さ系」は、色画用紙を1mまでつなげたものを用意して、1mを目指させる。絵は終わった子に描かせるなどする。

・注意として、

「つくる時間」「遊ぶ時間」が、いつからいつまでかを示す。急に終わったり始まったりしないようにする。

 

……。

 

と、ここまでは、考えて当日に臨んだ。

朝、工作の内容が変わった。「これでお願いします」ってなった。

 

……。

 

イラッとする。やっぱり。

だけれども、それが「子どものため」という判断なのだろうと信じてそれを受け取る。

(わざわざ、出張から戻って来て準備したとしても。通勤中も構想を練ったとしても。)

イライラの原因をメタする

自分の労働時間や思考時間や良いと思うことを手放し難いのはどうしてなのだろう。

イライラが起こる原因

  • 目的が一致していない
    なんのための今回の授業で、ねらいはどこなのかが一致していない。時間をお願いされたのが、T1のお願いであって、中身までは一任ではなかった。
  • 急な変更
    どうして、そこで自分の意見を出してきたか。良いアイデア大会がはじまるとキリがない。っていうか、それが子どもに意識が向いているのかが大きな問い。
  • 用意した分への愛着
    自分がやろうと思った方へ向かった分の愛着ってどうしてもあって、それを急に変更するには、感情と脳が追いつかない。
  • これまでを蹴らないでどうアプローチするか
    でも、もしかすると「これは、自分のやってきたことなのかもしれない。」
    ただ、むかつくのではなく、こうメタしてみた。もう5年目なので「よいと言われているもの」を少し知っている。「子どものため」軸で、いろいろ取り入れたけが、それは、相手にとっては、心から良いと思えていなかった。
  • 立場・視点の明瞭化
    上司なの?同僚なの?
    どういう視点に立って教師をやっているの?
    よく分からない。

トータル、「対話」が少ないのかもしれない。それは、あり得る。

そして、その原因は自分にも当然あるのだろうからなんとも言えない。

チャンネルをうまく相手に合わせること。嫌なものは嫌だとアサーションしてもいいかもしれない。

この手探りの状態が一番子どもにとってよくない。

大空小の木村元校長の言うように「学校に療育の視点を入れると教師が自信をもてなくなる」という言葉が浮かぶ。

「支援と教師の自信の関係」ってあると思う。

一つ思うのは「一任してやらせろ」ってことかな、そして「訂正」しすぎない。学び合う方へもっていく。

だからといって「自分がいる意味ないじゃないですか」は、目的を見失っている。「ここ学校だぜ?」って思う。

「意味とか置いておいて、いていいから、一緒にやろうよ」って思う。

「意味とか考えているからつまずく。」

だから、私は、急な変更を受け入れて楽しむことを選んだ。

 

「自然に身に付く、暗黙の了解、当たり前のこと」の難しさ

子どもにパピプペポだけで指示を出したら、すごい食いつかれた「ハピペン」です。ちょっと冗談でやってみたら、「もっとやって!」となりました。子どもたちは、分かりやすく言われるだけじゃなくて、考えて楽しみたいってのもあるのかもなあ。

 

今日は特別支援の話。

今読んでいる「脳番地」の本『発達障害の子どもを伸ばす 脳番地トレーニング』にも書かれていることですが、子どもたちの成長には「環境」が超重要だそうです。
環境について、脳の成長によい環境について、「自然に身に付く、暗黙の了解、当たり前のこと」の難しさについて書いていきます。

環境9割

発達障害の処方せんは、まず環境作り9割、トレーニング1割からスタート!
P90

と書かれています。

発達障害の子どもたちにとって難しいことは「その子に合ったインプットの形でないと入力しにくいこと」です。

視覚が優位な子は、見える化されていないと入りにくいし、聴覚が優位な子は、言わないと分かりません。

視覚にも、言葉だと分かりやすい子、絵だと分かりやすい子などがいます。
聴覚でも、歌の方が分かりやすい子、話でも分かる子と様々です。

これらは、どれかに偏っているというよりは、組み合わさっています。

一人ひとりの分かり方が違う」っていう前提が大切です。

脳の成長によい環境

脳の環境にとって大切なことの一つに「コミュニケーション」があります。

脳の成長によい環境

子供の話をじっくり聞く人がいる。
子供がわかるように話す人がいる。
せかせれずに最後まで自分で行動している。
など
P95から抜粋

「その子が分かりやすいインプットで」というのがコミュニケーションでも大切です。また「自分で行動する」というのも大切です。時間がかかる場合もあって、大人がやらざるを得ないこともあるでしょう(一年生の配膳など)。

しかし、そのとき脳を駆使しているのは大人になってしまいます。子どもが脳を使ているかが大切なことだそうです。

反対に悪い環境も挙げられています。

脳の成長に悪い環境

いつも怒られている。
言ったことをいつも否定されている。
最後まで自分で行動していない。
など
P95から抜粋 

否定したり、怒ったりってついしてしまう場面もあることでしょう。ただ、やっぱり脳にはよくないようです。

どうして怒ることになってしまうかといえば「インプットが誤っていた」という可能性が挙げられます。

特に「自然に身に付く、暗黙の了解、当たり前のこと」は、加工されていないと伝わらないことがあります。

「自然に身に付く、暗黙の了解、当たり前のこと」の難しさ 

教えなくても、なんとなくできるようになることが、発達障害のある子たちは、加工されていないと分からないことがあります。

まず、当たり前の「すわる」が分からない子もいます。

「すわるとは、お尻をイスにくっつけること」からはじめなければならないこともあります。

自然に身に付くものとして「助詞」を使いこなすのが難しい。

「ゲームでお母さんを自分に勝ちました」「昨日、夜でゲームをしました」など「いつ、どこで、だれが、なにを」がバラバラの助詞で表現されることがあります。あとそもそも助詞がない話し方の子もいます。

「給食、食べます」「歌、やります」「外、行きます」など。外国の方が日本語を学ぶ際も助詞が鬼門だそうなので、簡単には身に付かないことなようです。

暗黙の了解も明示しないと分からないことがあります。

「校長先生の話の最後に質問はできない」「おばさんにおばさんって言いません」など。

本人は「言われていないことは『やってよし』」と思っているわけではないのですが、そう思っているかようなことがたびたび起こる場合があります。

それは「インプットされていないから」です。

先ほどの大前提の「一人ひとり分かり方が違う」ということが分かっていると、加工して伝えられることもあります。「分かり方が違う」という風に考えられない場合、教師側ではなく、児童側に原因を押し付けてしまい、「脳に悪い環境」にあるような対応になってしまうのだろうと思います。

「分かり方は一人ひとり違う」ということ。
「その子に合った加工」がされていないことは、分からないということ。
その前提を忘れて「脳に悪い環境」をつくってしまわないようにすることが大切だと思っています。

自尊感情の定義

 

天気予報で雨を知って覚悟をしていれば、朝起きて「今日は雨かあ……」とげんなりすることが減ることに気づいた「ハピペン」です。(天気予報を気にしなさすぎる。)

さて、自尊感情の定義について
次期学習指導要領についての講演などに行くと、必ずといっていいほど話題に上がるうちの一つです。そのせいか、自尊感情というワードをあちこちで聞くことが増えたように思う。(ただのカラーバス効果かもしれないが。)

そこで、一旦冷静に「自尊感情が何なのか」まとめておきたい。

文科省で使われている図

次期学習指導要領改訂の答申などの資料にも含まれていた図です。

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見たことがある人も多いだろう。

「自分には人並みの能力がある」

「自分はダメな人間だと思うことがある」

と言った因子から、「自己肯定感(自尊心)」が低いと考えられている。

 

国立青少年教育振興機構」の調査

文科省の図の下の方に「(財)日本青少年研究所」とある。現在は「国立青少年教育振興機構」の調査に移った様子。

財団法人日本青少年研究所

文科省が図で使っているアンケートの結果

このアンケートの結果も、ネット上にある。
「自分について」の項目に、図の因子の結果がある。

因子2は
「私は、体力には自信がある」
「私には友だちがたくさんいる」
「私は人並みの能力がある」
「私は、勉強が得意な方だ」
で、“自尊”の因子とした。

因子3は
「自分はダメな人間だと思うことがある」
「私は将来に不安を感じている」
「周りの人の意見に影響されるほうだ」
で、“ネガティブ思考”の因子とした。

http://www.niye.go.jp/kanri/upload/editor/98/File/12.9.pdf 

「高校生の心と体の健康に関する調査」

こちらの「自己評価」の項目も参考になるだろう。

⑧ 自己評価
米国と中国の高校生は自己肯定感(自尊感情)が強く、日本高校生の自己評価が最
も低い(以下の数値は「全くそうだ」の比率)。
「私は価値のある人間だと思う」:日本7.5%、米国57.2%、中国42.2%、韓国20.2%。
「自分を肯定的に評価するほう」:日本6.2%、米国41.2%、中国38.0%、韓国18.9%。
「私は自分に満足している」:日本3.9%、米国41.6%、中国21.9%、韓国14.9%。
「自分が優秀だと思う」:日本4.3%、米国58.3%、中国25.7%、韓国10.3%。

http://www1.odn.ne.jp/youth-study/reserch/index.html

国立青少年教育振興機構」による「自己肯定感」観

上記のようなアンケートを実施している、「国立青少年教育振興機構」のホームページにある、自己肯定感について書かれている内容は、以下の通り。

自己肯定感とは、自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉です。 
(出典 実用日本語表現辞典) 

自己肯定感とは、自尊感情(Self Esteem)、自己存在感、自己効力感などの言葉とほぼ同じ意味合いで使われています。 
(出典 国立教育政策研究所 『自尊感情』?それとも『自己有用感』? 平成27年) 

小学校高学年の時期に、重視すべき発達課題の一つとして、自己肯定感の育成があげられています。 
(出典 子どもの徳育に関する懇談会 子どもの徳育の充実に向けた在り方について(報告) 平成21年)

自己肯定感とは|国立青少年教育振興機

自尊感情や自己肯定感に関する研究(東京都)

+αで有用そうなものを紹介する。

「東京都の研究」より。

自尊感情の捉え方

心理学の領域では、自尊感情を「自己評価の感情」とする考え方に基づいてとらえている。
自尊感情については、多くの研究があり、自尊感情を自分にとって「価値ある領域」における願望を分母に、成功を分子とする分数で表現し(成功/願望)、願望と成功との間に大きな差があれば、自尊感情は育成されないと述べているものや、自尊感情を「自己概念に含まれている情報を評価することであって、今の自分に関するすべての事柄について自分が抱いている感情から出てくるもの」と位置付け、現実の自己と理想的な自己との矛盾(ズレ)の大小が自尊感情の高低に影響すると述べているものもある。
今回の研究では、特に心理学者ローゼンバーグのとらえ方を重視した。ローゼンバーグは自尊感情について、二つの異なる意味について述べている。一つは自分を「とてもよい(verygood)」と考えるもの、もう一つは自分を「これでよい(good enough)」と考えるものである。前者は完全性や優越性を含む感覚であり、他者との比較関係を基にした「優劣」を基準に置いている考え方であると説明している。それに対して後者は、自分なりの満足を感じる感覚であり、自分の中の価値基準をベースとして自分を受容する考え方であり、そこには他者と自分との比較による優劣という意識は含まれてこないと述べている。

http://www.kyoiku-kensyu.metro.tokyo.jp/09seika/reports/files/bulletin/h20/h20_01.pdf

あと、YPやQ-U、国立教育政策研究所の話もしたい。 

驕らずにねっ!

子どもが体育館から出た後「気持ちいいね」と風を感じて言った。こういう体育をやりたい!「ハピペン」です。

昨日は、巡回相談でした。第三者に見てもらうっていいやっぱり大切。

 

その中で感じた学びを一つ。

「自分で考えた、やった、つくってあげた」って感覚は大事で、その指導法や教材への愛着は、指導の継続にもつながり生かされる可能性が高い。

ただ、それが子どもにヒットしないのことを怒るのは違う。怒りたいのは子どもの方だ。

教師は、子どもに対しても謙虚に。驕らず。を忘れずにいたい。(ときに出さないときはあるとして。)

 

子どもには謝らなきゃいけない。
変なの出してごめんね、だ。

それが当たらないのは子どものせいじゃなくて、大人のせいだぞ?

 

「先生は、支援級に向いてるとと思いますよ」って、んなこた、知ってるわ!って言ってるそばから驕りを忘れないように。

日本科学未来館で感動したのは!? 「レアを楽しめ!」(日本科学未来館2)

天気予報を見て傘を用意するのが苦手な「ハピペン」です。洗濯物は入れたためセーフ(笑)

 

inclusive.hatenablog.jp

のつづきです。

 

他にも常設の展示には、面白いものがたくさんありました。科学って商品化されているものまでしか認識できているものが少なくないと思うのですが、商品化していないけれど、実現しているものっていうのがいくつかあって、それを体験できるのが「日本科学未来館」です。

あとは、難しい理論を、具体物や映像、ゲームや体験で味わえるというのが、いろいろな感覚を使って科学を理解できて楽しい。

いつもは触れられない科学に指先が届くというような感じです。

 

9次元からきた男

今回は一番感動したことを書きたいのですが、その前に「9次元から来た男」も面白かったです。

www.miraikan.jst.go.jp

ビックバンのはじまりについての話でした。素粒子と確率。わけのわからないことがわかったような気になれる内容でした。

一番感動したこと

それでは、感動したことを書きます。

それは、5Fで行われていた「ボランティアの方の解説ツアー」です。

このツアーでお話しをしてくださる「Mさんの姿」に感動した。

何も臆せず書くと、この方は、私の年齢からみると「おばあさん」でした。

私は、おばあさんに科学を語られたことがなかったため、とても衝撃的だった。

すばる望遠鏡ニュートリノロケットエンジン人工衛星、宇宙ステーション、宇宙旅行について、展示を周りながら、優しく丁寧にお話ししてくださった。

だんだんとちりじりになっていく子どもたち。「うん、確かに内容が幼稚ではないからね、それはそうだよ、大人も集中してないとふっ飛ばされそうだもん。」

それくらい高度なことを、ファイルをもちながら、手書きの絵を見せたりして、大変平易に教えてくださる。

これは体験しないと分からないかもしれないのだけれど「分からないのに楽しい!」。

どうして、この人こんなにキラキラしてるの?生き生きと科学を語っているの?なんか好き!!って気持ちが沸いてくる。

スーパーカミオカンデ

「みなさん、ニュートリノって、一時ニュースとかでも聞いたことあると思うので知っているかと思いますが。ニュートリノって知ってますか?」

「(聞いたことあるけど、知らんなあ……)」

ニュートリノって3種類あって、そして、3種類どれにでもなれるのですが。」

「(いやいや意味分からんよ!)」

調べてみると3種類のフレーバーに変わるってことらしい。完全に「何それおいしいの?」状態だ。フレーバー!!

ニュートリノって何? | スーパーカミオカンデ 公式ホームページ

「それで、こちらがあのスーパーカミオカンデの10分の1モデルなんですね。」

「(オレは、ニュースで見たことあるから知ってたけど、スーパーカミオカンデの10の1モデルの有難みに共感するのが……難しいぜ)」

「地下1000メートルのところあって、この中に5万トンの超純水を入れて実験するんですね。」

「(スケールのイメージもできないっ)」

ニュートリノはとっても小さいのでなんでも通り抜けてしまうのですが、たまにこの水を通るときに、水分子とぶつかるんです、そのときに光が出る。その光を観測して、ニュートリノが来た方向だったり、性質だったりを観測しているのです。」

「(へえー、知らなかった。原理は分かったけど、「たまにぶつかる」って、おいっ!たまにを観察できる仕組みを作りきったのが本当にすごいぜ!!)」

「じゃあ、次に行きますね」

って感じに進んでいくんですね。いやー面白い!!

すばる望遠鏡」の特徴なんかも教えてもらった。他国の望遠鏡との違い。今何を調べているか。こういうのって、調べると知らない言葉も多くて、受け取れきれないと思う。それを短時間で、やっぱり今日になっても思い出せるくらいに印象を与えて教えてくた。Mさん、やっぱりすげー!!

最後に質問

最後に質問ありますか?と言ってくれて、迷ったけどもはや「ナイーブ」はオレの個性!と思って聞いてみた。

「さっき9次元の男っていうのも見てきて、宇宙のはじまりが分かれば、私たちが存在する意味が明らかになるかもしれない、みたいなことを言っていた。科学を身近に触れているMさんだと、生きる意味ってどんな風なイメージが浮かびますか」と。

こんな、うざい質問にも快く答えてくれました。

「この宇宙で人間のような知的生命が生れるのはすごい確率なんですよね。宇宙がビックバンではじまって最初は元素しかなかった。そうして、どんどん元素が増えて、星ができていって、地球ができて、水があって、磁場が放射能をカットしてくれて、生命が生まれた。私たちも約30種類の元素でできていますが、人間は偶然がいつくも重なって宇宙から生まれた。私は、そこに何か意味はあるのではないか、って思うんです。」とおっしゃっていた。

この「日本科学未来館」のシンボル「ジオ・コスモス」の前でそんな話を聞けた。一生忘れないと思う。

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www.miraikan.jst.go.jp

私は、ただただ「そうか、宇宙が私たちを生んだんだな」と思いながら、心が穏やかな気持ちになっていた。すごい確率で生まれたんだよって。
擬人化しすぎても何なのだけど、宇宙の思いから生まれたっていうようなイメージが沸いた。私たちは、一人ひとりが宇宙から思いやりで生まれたのかもしれない、って。宇宙からの恵み。その一人ひとりの「レアを楽しめ」ってことが、メッセージとして残った。
浮かんだBGMはこれだった。

www.youtube.com

 

そのあとものんびり展示を見て、すっかり、「日本科学未来館」が、そして「科学」が好きになった。Mさんのおかげだと思う。

教師に必要なこともこれだと思った。

「教えること」も好きだけど、さらに「教えたい内容自体も好き」で、「教える姿も生き生きとしている」こと。楽しんでいること。日曜日にボランティアでも伝えたいって思えるようなこと。もちろんもう少し生きた先にしかいけない境地なのかもしれないけれど。

「科学」を通して、あなたは生きていていいんだよって肯定的な感じ。とても美しかった。

Miraikan note

日本科学未来館」の公式アプリがある。

未来館ノート」といって館内を楽しく回るために使える。

また、日常使いで、「問い→考え→アクション」の順に入力して貯めていくことができる。

こんな感じ(またナイーブな問いを出しやがってって……ね。)

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UIが、なんとなく脳を刺激してくれるように思う。使い込めてはいないのだけれど、思考を整理するツールになるかもしれない。

帰りにミュージアムショップに寄れなかったのが、心残りだが、またいつか行けばいいね。

「脳番地」の地図を基に発達障害の子に身に付けたい力と活動を考えられたらよくない?

来週はプール開きな「ハピペン」です。今日はちょっと買い物にでも行こうかな、と。

 

さて、「脳番地」をもとに、今その子に必要な活動を考えたい!という話。

そしたら、子どもはもっと伸びて、生きやすいかもしれない。

 

阿部先生のツイートを見ても常々思っていた。https://twitter.com/zubattored/status/869100270705287169

勉強不足感、教育的価値の根拠のなさは、プロとしてよくない。どういう実態でどういう理論でその子に活動を提供しているのか、ってそこまで説明責任を要求されたことはないけれども、必要だと思う。一応、教師の一挙手一投足、意味を持たせてはいるつもりだが。

 

参考・引用したのはこちらの本。通勤の帰りに読んでいる本です。

発達障害の子どもを伸ばす 脳番地トレーニング

発達障害の子どもを伸ばす 脳番地トレーニング

 

 

「脳番地」とは

著者の加藤先生は、脳を集落に分けて「脳番地」と読んでいます。脳は約120種類に「脳番地」に分けられるそうです。しかし、それでは覚えるのが大変なので、代表的な8つの脳番地にまとめています。

  1. 思考系脳番地
  2. 感情系脳番地
  3. 伝達系脳番地
  4. 運動系脳番地
  5. 記憶系脳番地
  6. 理解系脳番地
  7. 聴覚系脳番地
  8. 視覚系脳番地

の8つです。

この本には、それぞれの番地の特徴や、その番地に合わせたトレーニングが紹介されています。

トレーニングについては、詳細・具体がたくさん書いてあるわけではありませんが、各脳番地を意識した活動って、脳番地の観点で調べてみるといろいろあると思うのです。

この軸になる観点を手に入れられることが、「脳番地」の知見のとても有効なところだと思います。

自分なりに図にしてみました。ブラッシュアップしておらず乱雑なので、見づらい点満載ですが、自分としてはこれで使えそうって思っています。(それでもアドバイスがあれば、もちろんくださいっ) 

【図は削除中】

たとえば、左上の「感情系」「他人の気持ちが分からない」ということが課題としてあるとしたら。辿っていって、実態と比べながら、ここの力はありそうだな、ここはないな、と仮説を立てながら見ていきます。

そうして順に見ていって、見出したのは「全体を見る力は強いのに、状況把握ができない」ということでした。

推測になりますが、そこで「全体を見る力が強すぎる」のだと考えました。状況把握には、全体とそこにいる人々というピントの切り替えが何度も行われて総合的に状況が把握されていくと思います。しかし、アップとルーズが上手にできないのです。そのため固定されたパズルなどに対する記憶はめちゃくちゃ強いのに「あるジャンルについては見えない」ということが起こっているのだな、と。

他に分かったことも書いておきます。

「聴覚系」も一部強いということです。音や声の理解は長けているのです。歌を二回聞いて覚えられるなど。

「理解系」の苦手も見受けられますが、右脳に配分されているように感じるため、左脳強化に重点を置く前にやることがあるかな、と思いました(日常生活の中で意識して育むのは当然として)。

「伝達系」から、声の真似は出来るのに、身体の真似は苦手なことに気づき、「視覚系」「運動系」を発達させられると良いという考えに行きつきました。
とりあえず、一番の根っことして行きついたのは「視覚系」の「能動的に見ること」でした。
早速、来週からもっと「ビジョントレーニング」を入れていこうと思います。

私は、このマップで活動が組み立てやすくなって嬉しいな、と思っています。

いろいろな子に当てはめて使ってみようと思います。