ハンドクリームの時期!!昨年から気に入っているこれを使う。
職員室にいい匂いがしちゃうが、この時期の自分の放課後のスイッチングに使っています。
昨日は、また面白い学びに出会った。
星槎大学院の公開講座に参加。zoomというアプリを使って、講義を聞く。
いまや当たり前なのかもしれないが、個人的にはUIに最初、違和感があって落ち着かなかった。ウェブでビデオチャットで学ぶっていうけど落ち着かんなーと。そんなこと思っていても、15分ぐらいで慣れる。いちいち批判的な自分がちょっと嫌だなあ。
そして、テクノロジーのすごさを実感。自分への入力に慣れないだけで、持ち帰りたいものはちゃんと持ち帰れるぞ!!
zoomでの学びは、そういう在り方。
参加した内容はこちら。
「ヒトの行動も測れるのだ!〜行動分析学の方法論〜」
「!」が付いているように、勢いがあって、さわやなで、見ているだけ、聞いているだけで元気がもらえる先生。杉山尚子先生でした。
行動分析について検索するとよく新書の著者として紹介されている先生で、私も後から気づいたけど、ちゃっかり家にありました。
行動分析学入門―ヒトの行動の思いがけない理由 (集英社新書)
- 作者: 杉山尚子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/09/16
- メディア: 新書
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「運営のシステム」について思ったことと、「内容」について思ったことを書いておく。
運営について
正直、非常に良い。
自宅で学べるメリット
zoomによって自宅にいる人にも学びを開けるのは大変よい。この仕組みは、いつか生かしてみたい。
移動時間を加味すると参加できない学び場ってある。そこをすっ飛ばして参加できるのはめちゃいい。
かつ、自宅などで何人かで受講していたら、受講しながら対話するってこともできる。一般的には受講中におしゃべりなんてできないじゃない?
自分の琴線に触れるところに差し掛かったり、気になったことを近くにいる人に問いかける。そこから自分の「在り方」を見つめることもできる。
他のデバイスにメモもしやすい。スマホをいじっても、画面上にインターネットを開きながらも抗議を受けられる。
興味がない内容の時に興味がない態度をとって(失礼すぎるだろ)変にコミュニケーションで他者を束縛しなくて済むのもメリットかも。
タイムライン
あと素晴らしかったのは、2時間の中で30分は質問だったこと。ここがめちゃ有意義だった。
やはり人に聞くってのは、検索以上の価値がある。
ストレートで情報に触れられる。
最近うっすらと思うのは、検索では、別の情報が目に入って、脳がつられて、最初に何を調べようとしてたのか見失う10分間があること(てめーで気をつけろってね)。
だから、直で本当に知りたいことのやり取りができるのは素晴らしい!!
双方向性のやり取り
必要に応じて、チャット(文字や音声)でやり取りできるのが非常に良かった。
その中で、顔出しでなかったり、チャットで誤爆したり、タイミングが合わなかったり、それ相応の仕組みから生まれる失礼を起こしてしまうのが気になったけれど、運営側も全体もそういうのに寛容になって、全体の学びの価値を上げていくっていう「目的」が最優先で、何ら気にすることなく、受容していただいている感じが有り難かった。
zoomでは、誰でも気軽に実践家、最前線にいる人から学べる。この日も受講場所には15名前後、zoom参加は80名前後と、本当に自由に多様な場所で参加できるのだと感じさせられ、これにも、「寛容」な時代を感じた。
内容について
「概論」と「質問」によって聞きたいことがバッチリ聞けた。
概論より
「概論」は、「行動を測る」深みについて知れた。
- 取れるデータは取る。どのデータを取れば良いという正解はない。
- 妥当性・信頼性の確保に工夫がいる。
- 測れない行動はない!データは必ず取れる!
- 行動には必ず理由がある!
などなど。
「感覚」で捉えず、「行動」で測るということをこれから意識したいなと思わされた。
「子どものAが変わった」としたら、Bという行動が、5回から15回に増えたためなど。
そのAとBの関連が重要だし、難しいし、工夫が必要になるところ。
自尊感情を測りたいとして、やはり、当然にそこからどんな行動に課題意識があり、それとどんな感情が紐付いていて、どんな働きかけをしたら変化を及ぼすのか。
これを練る必要がある。
最後に、測れといっても面倒ではあり、なかなか、スーパーバイズしてもやってくれないところもあるという。
しかし、戦略を立て、巻き込むのだそうだ。
自分は巻き込まれないように、様子を見ながら言葉は挟むとして、巻き込んでいく。
目標を示したり、システムに働きかけたり、外堀を埋めたり、興味のある人を増やしたり、発信力のある人を味方にしたり、現場に作用するには多様な視点が必要そうだ。
その戦略の練り方には、当然決まりはなく、そこに関してはアートだとおっしゃっていた。
ここでも、また、セクシーさ。
しかし、何を図るか、どう現場を変えるかは、それこそ実力の見せ所で、私がモヤモヤしていることは、最前線の人もそこをプロとして実践されていることが分かった。
それが、今回の大きな収穫であった。星槎大学大学院様。大変感謝しております。