残念……二日酔いのハピペンです。
せめて、今日という日に一つイベントを残したいと思い映画を見に行くことにしました!
映画のCMでシュガーラッシュやインクレディブルの続編をやると知ってテンションが上がる!どっちも大好きでした。
シュガーラッシュは、泣いた記憶がある。
自己犠牲ものに弱い。あと未来希望ものにも弱い。
さて、『リメンバー・ミー』。
画像出典:『リメンバー・ミー』リー・アンクリッチ監督が絶賛する日本版ポスター解禁!|ニュース|リメンバー・ミー|ディズニー公式
キャッチコピーは、
それは、時を越えて家族をつなぐ、奇跡の歌。
「トイ・ストーリー3」の監督が描く、カラフルな“死者の国”の冒険へ!
見る?見ない?もう見た?
私は見てよかったです。
感じたことは、
- 血のつながりって重い?それとも幸福?
- 死後の世界があったら苦しい?それとも嬉しい?
- それでも、すべてのつながりは否定すべきではなく、視点さえ変えればすべては活路になり得る
といったことでした。
PIXERが単に死後の世界を描きたかっただけなのか、「歴史性が失われている」というテーマに挑戦したのか、家族のしがらみを越えて行け!というメッセージなのか。
いろいろ考えさせられた(もっと純粋に映像を楽しめよ)。
このお話は、どちらかというと過去成就系です。
過去のしがらみが解決する物語。
とてもとてもとても感動的ではあるのですが、個人的には、傷ついた当事者はそんなことでは許せない思いを抱いているので、あまり琴線に触れるってほどではなかったです。
あと、ミニオンしかり、展開が目まぐるしかったり、刺激過多でちょっと疲労感が……。
でも、見るには値すると思います。
「死」というものをエンターテイメントとして、こんなに明るく描けるのはディズニーだからかもしれません。
「死後の世界」を想像したとき、必然的に自分の「生」や「今」に関心が向きます。
「死の準備教育」というもの(Death Education)がありますが、そういう感覚に近いかも。
この映画を見て子どもたちは何を感じるのだろう。
『いのちのまつり』的な、ものだろうか。
あとは、余談ですが、リメンバー・ミーの世界観は、「生きる」とは何か? を一言で表すと何か? 誰もが納得する答えは何か?を考え続けたハピペンの答えや「死ぬ」とは何か? について運動会の50m走を待っている子どもに突然聞かれて即答したハピペンの死生観に似ている設定だったところが楽しめた要因かもしれません。
以前は、頭の中の記憶や感情を『インサイド・ヘッド』で表現したPIXER。
今回は生と死に潜むWONDERを『リメンバー・ミー』で表現したように感じました。
ところで、日本版ポスターについて。
これまで各国のさまざまなポスタービジュアルを見てきたリー監督は「さまざまな国々で違ったデザインのポスターが制作されることは本当に面白いよ。日本のポスターは特に目を引く美しさがあり、大好きなビジュアルなんだ。だから日本版ポスターを見たファンの方たちが楽しんでくれたらと願っているよ」と太鼓判。
出典:先のサイトと同じ
日本版のポスターや邦題が評価されているのを目にします。20歳のときに、ポスターデザイナーになりたいと思ったことがある。
伝わるには? を考えてベストを尽くすのが素敵。そして、原題よりもイイ!と言われたりする。その美学がすごい。
一番最初にそう思わされたのは『みなさん、さようなら』という映画だ。
DVDにメイキングがあり、その中で監督に
「日本語版の『みなさん、さようなら』というタイトルについてどう思いますか?」という質問をしていた。
監督は
「とっても分かりやすく、この映画の趣旨が分かるような題になっているわ。」
と言っていました。
更に、
「この映画の各国のポスターは違うのだけれど、日本のポスターが一番美しい、写真の貼りかたやレイアウトが映画の内容の思いが滲み出てる。」
と言っていました。
日本人なりの感性? と言ってしまっていいか分かりませんが、各国との違いって、知ったり、感じたり、楽しみたいと思いました。