昨日のミスがどうなっているのか分かりません。一応子どもはいつも通りだった。感謝です。ハピペンです。
そう、どうしたって子どもはいつも通りで驚く。今日は、うまくいっていないなあ、と感じることはなかった。逆にふわっとしていて、なんとなく胸が騒ぐが、気のせいなんだと思う。気になったあれもこれも的中しない。それなりの心構えでおそらく乗り越えられるはず。
暴力を止めたい!
すみません。ピタッと止められていないです。上手くいかない。子どもたちの方で対処が上手くなっているとは思うが、これで逆にいいのだろうかという気もする。しかし、そうやってやりくりしていくものなのだよね。きっとだけれど。たとえば、あの子で失敗のようなコミュニケーションをして、仲が悪くなってしまって、次から気をつけることで、仲良くいられた。そういう相手って一人くらいいるのではないだろうか。生きていく中で、交友関係を失うことってあるはずだ。それが無いように、続くように育てるっていうのは、この世にないものなのではないかと思う。
というわけで、個人的に試みてい5ステップを、書き出す。
- 口頭などでの注意(文字や絵で見える化して指導することもある)
- 話し合いによる注意(当事者間の願いなどを伝え合い抑止につなぐ。スケーリングなども使って、暴力の度合いの変化を数値化する。1週間ごとに経過観察したことについて話し合う場を設ける。)
- タイムアウトなどの注意(体で妨げる注意)
- コミュニケーションへの介入(2もコミュニケーションの方法について介入しているが、より大胆に介入する。関わらないでみるなど、これまでと真逆のコミュニケーションを提案することもある)
- チームで抑止する(どうすれば減るか起こっている事実をより多くのメンバーに伝えて、抑止してくれる人を募る。その中で当人が抑止されてもいいと思える相手を選んでもらい、抑止の目を増やす)
今、5ステップ目を試みている。幸い11月半ばまでこのステップで、経過を見てきて、暴力が減りはした。しかし、まだ感情が揺さぶられると起こることがある。ふいに移動して暴力沙汰になることがある。それを防ぎたい。チームによってメンバーが増えたことで、抑止力は高まったように思う。どうしても自分だけで授業をしながら抑止することが難しかった。今日見ていても3度はメンバーが活躍してくれている時があった。
6ステップ目は、まだない。
【NEW12/3:6ステップ目】
【NEW2/26:7ステップ目】
- 周りが育つことによる友だちの介入(遊び相手の変化)
この構造は、関係を変える。これまで冷戦状態だったものを再び別のステージに上げる。ここに来て、問題の見え方も変わる。ということは構造の見立てが変わる。抑止力になり得る。
【NEW3/4:8ステップ目】
- 特定の関わり時への介入
暴力が起こる時がさすがに限定されてきた(目的や誘発する構造が見えてきた)ので、そこへ介入する。やはり、厳しくやきつく注意しても変わるわけではなく、刹那的に権力で抑止したとしても、それは次への再現性がひくいだろう。何がそれを起こしていて、どう自ら止めていくかを考えたい。が、環境因を変えるのも手だ。暴力が起こる条件のうちのどれかを変えてみる。それが抑止につながるはずである。たとえば、金曜日遊ぶとケンカになる。そんなことがあるかもしれない。疲れもあるからといったちょっとしたいつもとの違いによって。であれば、遊ぶのを火曜日に変える。そうした少しの変化や手続きの違いで暴力を抑止することができる。
しかし、この8ステップ目までいくのが、簡単ではなく、その現象に携わるいろいろな人の考え方や価値観があり、混線する。起こっている暴力が多様な場合、ある指導で止まる暴力とある指導で止まらない暴力があり、それを「暴力」と一緒くたにすると収まりにくくしてしまう場合がある。
たとえば、もっとも抑止されるべき暴力から取り掛かるというのがよいと考えられる。そこを見誤ると苦しい。たとえば学校であれば、お家の方から連絡が来たものの優先順位が上がる。それは緊急度が高い。ただし、真に緊急度や重要度の高い暴力があり、そこを解決することで、他のシーンでの暴力が減る可能性がある。もう少しざっくりと、緊急と重要でもう少し分けてもいいのかもしれない。
同時進行で、ABA的な指導(不足学習、未学習、誤学習なんかに働きかけhttps://www.happypenguin.net/entry/2017/11/08/%25E3%2580%2590%25E3%2580%258C%25E8%25AA%25A4%25E5%25AD%25A6%25E7%25BF%2592%25E3%2580%258D%25E3%2581%25A8%25E3%2580%258C%25E5%25BC%25B7%25E5%258C%2596%25E3%2580%258D%25E3%2581%25AB%25E3%2581%25A4%25E3%2581%2584%25E3%2581%25A6%25E3%2580%2591%25E3%2581%259D%25E3%2581%25AE%25E9%2583%25BD%25E5%25BA%25A6%25E6%258A%259C%25E3%2581%2591)を入れたり、SSTを入れたりしようと考えている。そうして、減っていくといい。ただ、そういう時期なのだとも思う。この先、学年を重ねていく中で減れば御の字である。それもすべて、クラスのメンバーのおかげと思う。すばらしい子どもたちである。
参考
応用行動分析学から学ぶ 子ども観察力&支援力養成ガイド 家庭支援編: 発達障害のある子の「困り」を「育ち」につなげる! (学研のヒューマンケアブックス)
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