かならず幸せになれるいきもの

おしゃべりによる出現する未来から学ぶ

見立てと後付けと

クラスがよい。やりやすくなった。

昨日、言ったように「クラス会議」と「ジャーナル」のおかげである。

 

あと「ユニット」。そのおかげで授業が少し活気づく。45分の中で、できることが増えた。それで「毎日ちょっとずつ」で、賢くなっていっていると思う。

 

もう少しクラス会議の話をする。

 

クラス会議のこと

2年生でやるのと違って「円になること」の指導をいちいちしなくてよい。トーキングピースを持たせて、一周回すと大体10分かかる(一人ひとり意見を言ってしまう場合は)。

 

ただし、「同じ場合は、Aさんと同じです」でいいからねー。とすると、机を寄せるとかイスを円にして座るとかを入れて15分で1セット解決策を出せた。これはいい方じゃないかな、と思う。

 

大大大前提のルールとしては、

  • 尊重する
  • 聴く
  • 非難しない
  • パスOK

といった、山下英三郎先生の「修復的対話」をモデルとしたものにしている。

 

導入における価値としては「みんなでみんなのことを解決する力」をつけてほしい。それが自分たちの中にあるんだって感じてほしいといったことを伝えた。ちなみにこれは口頭で言っていることで、他に具体的に明示したのがある。

 

それは「聴いて生み出す力」とした。

 

思いっきり「U理論」に影響を受けたねらいだ。

 

「ただ聴くこと」から生まれる面白さを味わってほしい。他者性の深みを感じてほしい。聴くことで変化が起こると知ってほしいと思い掲げてみた。

 

いくつかの「見立て」のミスがあったと思っていて、この子たちは「まだ輪になって話し合える段階ではないのではないか」と思って、4月に導入するのをやめた。また、時数がなくなるのではないか、という心配もあった。これは、信頼関係ができておらず、私の行おうとすることへのデメリットばかり注目されてしまって、よさを味わうどころか「よくないもの」として、捉えられてしまうのではないか、という懸念があったのだ。ジャーナルもそうで、帰り時間が遅くなることへの懸念があった。

 

しかし、どうしようもない行事を乗り越えて、軋轢の先に「解決」があり、少なからずそれを生み出せる、そういう方につなげることができる教師ということで、君臨できた。少数派を大事にしたり、一人ひとりの意見を聴くことを大事にした先に解決はある。「話し合いの先に価値はある」と感じさせられた(と思い込んでいる)。だから、導入しようと思えたわけだ。

 

その勢いで、ジャーナルも入れていく。同時に記録を残しちゃえば、自分の変化を積み上げていけるとも思ったからだ。クラス会議とジャーナルの二つのトリックを使って成長を獲得してほしいな、と思う。そうして、クラスにいてよかったと少しでも思ってくれたら嬉しいな。そうすると、少しはのたうちまわって苦しんだ日々が報われる。そういう道筋で行くための4月の見立てだったのだと思いたい。後付けだけれど。でも、常に今に付け足していく。今の彼らを育てるための処方箋を。それが、今はなんとなくフィットした気でいる。楽しいし、よかったって思う。

 

昨日、UVERのCDが届いていた。幸せすぎる朝にしたくて、CDを取り込んで、いつもより2本電車が遅れる。幸せが減りそうになるけれど、そういう時こそ平常心で「まあ、そういう日もある」ってことでよい。追われずに、終わらす(前もってとかそういうことではなく、追われている意識を持たないということ)。できることを、ちょーっとずつこなす。できない時もあっていい、そんな日。

 

歌詞で一つ刺さったのがあった。

最後に残るのは、集めてきたものじゃなく

与えてきたもの、自分以外のために

 

UVERWORLD「OXYMORON」より

ちょうど、歯車をこう切り替えたい感じで、自分の今の気持ちに似ている。そんなに、自分に溜め込んでどうすんだよってね。今このまま死んでしまったら、虚しくてたまらないわけよ。これって血が騒ぐし、生きるぞって感じで、積極的にどーにかこーにかしていきてーぜ、って感じになんのよね。いい時にいい歌詞に出会ったなあ。歌も充分論理階型を越えて、人を変える力が、運命を変える力がある。世の中のなんでも、もう常に変わる余地があるって、そう思って頑張ろう。

 

あっ、この歌の歌詞も優しい。

UVERworld 境界 歌詞 - 歌ネット