かならず幸せになれるいきもの

おしゃべりによる出現する未来から学ぶ

せめて、人間らしく

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まあ、これです。

 

社会科で、憲法について学び始めている。

 

日本国憲法の基本原則

  • 国民主権
  • 基本的人権の尊重
  • 平和主義

 

「基本的人権の尊重」が一番わかりづらいと思っている。

 

「人間らしく生きる権利」ってなんだろうか。子どもたち一人ひとりに意見を聞いてみた。

 

「好きに生きられる」とか「やりたいことをやれる」という意見が多かった。

 

あとは、生殺与奪の欲求が満たされること。寝る、食べる。

 

そして、学ぶ、遊ぶが入ってくる。

 

憲法はそのためにある。そこまでは理解してくれているといい。

 

何度も「人間でいたい」とか「人間らしく在りたい」というようなことをハピペンは言っているのだが、自分を含めて、誰もが苦しくなく、寂しいことなく、生きられたらいいのに、と思う。

 

好き勝手に自分の権利を掲げて、相手の権利を踏み荒らしてしまっては困る。それを最後に学んでいってほしい。

 

自己肥大は罪なのかもしれない。どうしたって、他者がいる。他者と過ごさないと他者を優先にする価値は感じにくいかもしれない。法律がなかったら、人は力で好き勝手する方をえらぶのだろうか。それが人間らしいのだろうか。

 

人間らしさは、どこにあるのだろうか。今は、損とか得とかなく、自分以外の命を大切って思えることが、人間らしさなのかもしれないって思う。

 

今日は、一年生の補填に入った。

子どもたちは元気だった。私に本を紹介しまくってくれた。

 

まず、座るゲームをして、座ることをしてもらえるようにした。

読み聞かせもした。

ある子は、本を返す時にお願いしますと言っていて立派だと思った。

喧騒の中、私の話を聞いてルールを守ろうと頑張る子がいた。

 

その中でも擦り切れそうな子がいるのだろうか。いるのかもしれない。どの子も好きだよと言いたかった。だから、少し落ち着いて、と。そんなことを思った。

 

卒練が始まった。真剣な顔を見ていると、泣きそうになる。終わるのだなあと思う。いつも見ていた顔が見納めと思うと泣ける。何かをしてやれたか、何をしてやれたのだろうか。そういうことがよぎる。何気なくいて、何気なくすごして、当たり前のような時間がたくさんあったのだと、振り返った時に思えて、のどかな日々があったことを思い出してもらえるといいな。

 

いい日がたくさんあったはずなんだ。

 

 

来年度の手帳の代わりにこれを使ってみようと思う。これで、二週間先の仕事を先取りして、追われるのではなく、追う一年を過ごしたい。