かならず幸せになれるいきもの

おしゃべりによる出現する未来から学ぶ

055|集結【学級開きの覚え書き】

今日から、全員登校でした。

 

緊張していた子も一割くらいいたようである。

 

今日の私は「良い一日だった」と思えている。嬉しい。集結できて、良かったと思えた。この子たちと一年を歩めるのが嬉しい。言葉だけではなくて。心からそう思えた。

 

席替えを考えてやっておいたのだけれど、それもバッチリだった。子どもの見立てが良かったように思う。そういう風に自分の目を信じられる時は、嬉しい。目の腐ってなさに安心する。

 

何度目かの学級開きチャンスのようなこの日に何を言おうか、土日のあいだ時間が生まれるたびにふと考えていたけれど、どんなにパッケージしてもいくつもいくつも伝えることは無理で、頑張って3つに絞った。よかったと思う。

 

  • コロナについて
  • 朝の支度について
  • 守ってほしいことについて

この3つを話した。

 

一番大切にしたいことを「聴くこと」として、学級をスタートすることにした。これだけで、学級の進む先は変わるかもしれない。いつも常々注意するというのだけではなく、一つのシンボルとして掲げるものを「聴く」にしてみた。いつも「自分は聞いているか」で立ち返ることができるようになったら、大したもんだと思う。

 

その聴くについての具体的な行動を3つだけ示した。

 

  • 一度で聴くということ
  • 最後まで聞いてから質問すること
  • 悪いこと、文句、嫌なことは心の中で吐き出すこと

この3つをお願いした。

 

ハピペンの学級経営の弱点を補うようなお願いを最初にできて、本当に幸先がいい気分である。

 

これだけで、少し子どもが気をつけてくれるだけで、とても働きやすくなると思う。

 

もう一つ、「ハピペンはどんな時に怒るか」も話した。学級をもって初めて話してみたけれど、これは話した方が安心につながるのだなあと思った。子どもたちの聴く耳を立てる雰囲気が変わった。それがあって、納得して、安心とか自由とか、自分ではみ出ないように自立して過ごせるのかもしれない。

 

今までは、自分が言葉を掲げても実際にそれで怒るのかは分からなかったために言いづらかったのだけれど、経験のおかげで、どんな時に確かにイライラしているか、怒りを露わに注意するかが分かったので、嘘偽りなく伝えることができた。よかった。

 

やっと、先生らしくなったようにも思う。

この怒る基準を「フォローする約束ごと」も設定できているので、良いクラスになるような気がする。

 

問いかけ、話し合い、やり直し、自分をよりよくできる学級にしていきたい。

 

「先生は優しいと盛んに言われる」

それは、これまでもそうだった。ただ、それだけではない、その先に進めるように思う。

 

怒りをもっているということは、随分と人間味のあることなのだなあ、と思う。

怒ろう

怒ろう

 

 

引き続き「授業の腕を上げる法則」も読んだ。

 

今日は4つ目。

 

第四条 全員の原則

「指示は全員にせよ」

です。

 

ここの項は学びが多い。もう一度見たい。

2周目にも発見があるだろうと思う。

 

それと並んで、「群を動かす法則」を再び思い出していた。

  1. 何をやるのか端的に示せ
  2. どれくらいやるのか具体的に示せ
  3. 終わったらやることを示せ
  4. 最後まで聞かせてから質問させろ
  5. 個別に取り上げてほめろ

である。

 

何か、急で全体に指示をしなければならないときに、パッとここに当てはめて「指示」ができるようになりたい。この「なりたい」は大事だなあ。

新版 授業の腕を上げる法則 (学芸みらい教育新書 1)
 

 

これにももう一度目を通そう。そして、とにかく自分が授業が流れるイメージをもって、臨めているか。自分が安心して授業ができるように、この調子で、積み立てNISAのような学びを続けていこう。今日は、挨拶せずに、「パッと」授業に入っていくのも上手にできた。よかった、よかった。

 

これも忘れずに。

指示は1回

指示は1回