まさか、そこに、その人がいるとは!!思いがけない再会!!そして、ストーリーはまだまだ終わらないのだ!と感じさせられた「ハピペン」です。
ブリーフセラピーの学び2日目!!
ブリーフセラピーに大切なのは「戦略」
今朝歩いていて「ブリーフセラピーは『将棋』に似ているかもしれない」と思った。
「システム」という枠の中で全体を見渡して「『今、ここ』にどう応じるか」を考えるところが似ていると思った。
研修のスタッフの人に話すと「チェス」で例える人がいると言っていた。
将棋やっていきたいなあ。
その時、枠の話になり、システムという枠は広げようと思えば無限に広がってしまうので考えるときにポイントがあると言っていた。
「区切る」「最小限」って言ってたね
これは、私が私に抱いている課題としても必要な考えで印象に残った。
短所としてある「完璧主義(のようなもの。実際全然完璧じゃないんだから)」を封殺するのに良い。
目の前の子どもの課題・問題についてシステムの枠組みを広げすぎれば最終は「よし!出馬するしかない!(ひどすぎるギャグ)」みたいなとんでもな結論になってしまう。
ブリーフセラピー最強最大の売り
ブリーフセラピーの何がいいってね。
うんうん。
それは「個の所為にしないこと」なんだ。
へーそーなのー。
まあ「ハピペン」がそう思っただけなんだけどね。赤坂先生も「学校の課題が『個別の問題に矮小化』されがちなんだよ!てやんでぃ!」って叫んでたでしょ。
「てやんでぃ」なんて言ってたっけ?
そこいいから。
個人の所為にすることを回避できるのが、私が大切にしたい「みんなを大切する」ための考え方として有効で素晴らしいと思っています。
偶然再会した人とも少し話したときに「ブリーフセラピーの何が良いって、個の所為にしないところですよね」というところで「そうそうそう!」と盛り上がった。
ブリーフセラピーのポイント
いくつか聞いたワードをメモしておく。
- 問題があってもうまくやっていこうというスタイル。
- 誰かが困っていることを問題とする。
- 情報は常に足りない。だから、目の前にあるものを資源として解決する。
- クライエントがドアから出た後に影響する何かを提供できた方が変化は起きる。
これらを大切にして子どもを見ていきたい。
ブリーフセラピーの様々なキーワード
ブリーフセラピーを行う上で大切なキーワードがいくつかある。
「例外、リソース、偽解決、悪循環、介入」
そして、これらを見立てるために情報が必要になるが、その鍵は「問い」である。
「質問づくり」で「問い」を生む力(脳)を育みたいなって思った。
コンプリメントの種類
コンプリメント:認める、誉め言葉、賛辞などの意味
誉め方ってのは割と意識して生きている方だけれどもあらためて3種類あると言われるとなるほどと思わされる。
- 直接的コンプリメント
- 間接的コンプリメント
- 質問技法
たとえば「これまでどんなことを頑張って今の状態を維持したのですか?」と聞けば、それに答えるクライエントは自分で自分をコンプリメントできる機会を得られる可能性がある。
こういう観点で子どもと接することができたら子どもは生き生きできそうだなあと思った。
待つとは、何もしない?備える?
ケースによっては「解決!解決!」と走るのではなく、「現状維持」が選択されることもある。現状をDo moreするという捉え方だ。
これって学校でもよくあるんだよね。
そうだっけ?
散々ケース会議をして最後に「じゃあ、様子を見ましょう」ってやつね。
そういうときもあるよね。
いやいやいや、それじゃこのケース会議ってなんだったの?目的は?じゃあ次の機会までの私たちの心構えは?アクションは?っていつも思うんだよね。
ブーブーな「ハピペン」が出てきてるよ。
あ、はい。すみません。
しかし、「現状維持」「様子を見る」「待つ」と行ったことにも意味づけをすることはできる。
どうあがいても時間は流れて、良い局面が続くこともあれば、必ず悪い局面、今動き出すべき局面がくることもある。
同じ「待つ」でも、そこに「備える」という意味をもたせることもできる。
レジリエンスを鍛えておくというのに似ていると思った。状況は現状維持であっても、状態に施せる何かを見出す。
ブリーフセラピーらしい視点だと思った。
フォーカスストーリー
仲間の買った本が気になって、私も買ってしまった。
(本を捨てたいのに本を増やしちゃって……ど、どうしよ……。)
解決の物語から学ぶブリーフセラピーのエッセンス─―ケース・フォーミュレーションとしての物語
- 作者: 狐塚貴博,若島孔文
- 出版社/メーカー: 遠見書房
- 発売日: 2016/02/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
ケースフォーミュレーションとは
出会ったケースに、どのような見通しを持って、あるいはどのような道筋を描いて、クライエントとのやりとりを進めていくかということ
大切なのは「ケースを物語として語れるか」だそうです。
これも私に欠けているものだと思いました。刹那的なヴィジョンではなく、長い目で先を読み、子どもの育ちを確かにしていくこと。
そのためには、目の前の子どもに対する物語を語れるかということなのだと理解した。
これは、練習していきたいことだ。そして、この思考のトレーニングと「将棋」が関係するように思う。
ブリーフセラピーを学ぶことで、その子の物語(そして自分の物語)を語る力を身に付けたいと思った。
アドラー心理学にも似ている?検索してみる
いい感じのサイトがありました。
①
yamakioffice.cocolog-nifty.com
②
●アドラー心理学とブリーフセラピー|◆「生まれてきてよかった」そんな実感を持てる子に育てるヒント!◆
って自分もちょっと書いてるじゃんね。
あれ?jazzにも似てる?
即興的だったり、セラピストの個性に合わせてスタイルはフリーだったり、大きな枠や理論、哲学、方法論はあるけれど、どう繰り出すか、何を繰り出すかは「今、ここ」に委ねられているということがそっくりだなと思った。
本を見ると「空手」に喩えている人もいる。常に真剣勝負で、相手の間に応じて自分の持っているものを出し合うというようなイメージ。
この何に喩えるかが、そのセラピストらしさを生むのだろうと思う。だから、jazzをやろうと思った。やりたいことと、これまでなんとなく続けて来た音楽を結び付けられそうで嬉しい。
他者をそういう風に何かに結び付けて見られるようになったら楽しそうだなってわくわくしている。
楽しみだねー。
仲間見つけの日々
ここからは、余談。
ブリーフセラピー仲間もほしいと思い、再会した人が勉強会に誘ってくれたというのもあるし、一緒にワークをした人ともつながりを持てました。
伴走者という考えが頭にあるからこそ、その辺りに積極的になれるなあと思って、自分の周りに自分が必要とする人が増えていくことがなんだか嬉しいんだなあ、一緒に生きていける感じが。
誰も必要としないというのは逆に冷たいことだからね。takerになるってこともgiveの一つなんだ。giverがgiveしたければかもしれないけどね。
ただ、それも、コミュニケーションをどこで区切るかで、見え方が違ってくること。
自分にとってアイツはtakerがすぎるって場合、それは、そこで区切ってしまっただけの話なのだろうね。
ってなると、長く付き合いたい人を選んでいくっていうことも大事になってくるんだろうね。時間は有限だからね。
そこで、プライオリティの話が出てくるし、じゃあそのプライオリティはどうやって見極めるの?ってなると「メタ認知」が出てくる。
これらをひっくるめて「自分づくり」っていうんだろう。
こういうのもあるし、整理して施したいなあ。
かながわの「学び」は、人づくり、自分づくり。
いいじゃないっすか?