この題材も楽しくできたような気がするので、やったことを描いていこうと思う。
最初に、「クレパスとどうしたら仲良くなれるのか」を聞いてみた。
「どんな色がすき?」という歌を思い出させつつ、「いろいろな色を使った方がいい!」と言わせる。
「白いところは残す?」と聞きながら「少ない方がいい」と言わせる。
そのようなひどい誘導によって、子どもたちの活動に制限を加えた。
せん
クレパスと仲良くなるには、クレパスでできる表現を知っていくことだ。
子どもに、小さい紙を渡して、「一番好きな色で線を描いてごらん」といった。
いろいろな線が出てくる。それを取り上げて、紹介していく。
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たてせん
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よこせん
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ジグザグ
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ぐるぐる
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なみ
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でこぼこ
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うず
大体そんなのがあるだろう。
てんてん
その書いた線に「てんてん」もさせる。二番目に好きな色で点々してごらん」という。
トントントントンという音が教室中に響く。
見てまわると「濃い点々」と「薄い点々」があると思う。
強さで変わるということを見せて伝える。
つよさ
新しい紙を渡して「やさしいまる」と「つよいまる」を描かせる。
「やさしい、つよい、やさしい、つよい」と4つ描かせる。
そして、その中を「やさしい、つよい、つよい、やさしい」で塗らせる。
優しく塗るのと、強く塗るのとの違いを表現できる。「うすい、こい」「ほそい、ふとい」など。しかし、どんなことを表現するときにどちらを使うべきかまでは、理解させられない。ここは、これからまた勉強がいる。
かたち
さいごに「線で形も表現できる」ということを伝える。
前の2枚より大きい紙を渡す。「知ってる形を描いてごらん」と言う。
すると、いろいろ出る。
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さんかく
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しかく
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まる
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星
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ハート
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ダイヤ
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好き勝手な形(魚やぐちゃぐちゃなど)
「いろいろな形を知っているんだね」と言っておく。
「ほしばっかり、ハートばっかりになると面白くないので、今日は『さんかく、しかく、まる』だけを使って描いてください」と言う。
「えー」となる。失敗、失敗。
それでも、紙2枚までは喜んでやる。楽しんでやる。
途中、手を洗いに行っていいかの話が出るので、先に注意をしておく。行くなら、絵が終わったタイミングがいいと思う。
3枚目にいくと、作品が雑になる。私はそれで失敗した。
作品カード
今回は作品カードも書かせた。
名前、題名の他に、一番見てほしいところ、その理由も書かせた。少しでも子どもの目から作品を見たかったからである。その練習をさせてもらいたかったから、書いてもらった。やはり、全く未知の目線が多かった。題名からも子どもの視点が分かって面白い。
そして、この活動が「絵具となかよし」につながる。
以上。