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おしゃべりによる出現する未来から学ぶ

所見を書くためのtips

10月に成績を渡す方はいるのでしょうか。

 

所見を書くときに、自分が試すべきことをまとめておこうと思いました。

 

理想

理想は、

  • 小まめに記録すること
  • 少しずつノルマを決めて(一日二人など)進めること

ですが……どちらもが破綻することもしばしば。

 

個人的には、ひと月前から取り掛かるべきだと思う。

 

自分なりに見えた手順

  1. 日々ネタを貯め書く
  2. 日々のネタから書いてみる
  3. アンケート(自己評価を見る)
  4. 評価を見る
  5. 評価とアンケートを踏まえて書く
  6. 管理職の見識に合わせて推敲

 

評価を見てから書いた方が、揺らがない数値的な事実なので、書きやすいかもしれない。それに主観的な所見を入れていった方が生産的かもしれない。

 

ポイントとして、所見を書くには、その子の課題(よくなるといいなあ)というところをたくさん見つけておくっていうことなんだなあ。そして、それが良くなれば所見に書ける。プラスして「良いところ」。もちろん「できたところ」もということになる。

 

【課題】問題は、日々のネタをどこに記録するかだなあ。負荷なく蓄積するにはどこがいいのか。5行ごと名簿みたいなのかなあ。

自分の「おっ」って感度に気づいて、即書くが無難かなあ。少しでも蓄積するにはねえ。そうしたいなあ。慣れかねえ。

 

書く内容

書く内容については、学年だったり、他の一般的な情報をあたってもらうとしたいが。

 

概ね、

  • 主要教科
  • 技能教科
  • その他の活動・姿
  • 行動面について・姿
  • 児童の良さ

といったカテゴリーで内容を分別すると偏らない所見が書けるはず。

 

追記:内容にプラス1「頑張ってほしいことを頑張らせて『応援の所見』を書く」(2020/1/11追記)

1月の3連休に所見のたたきを書き始めてみた。

大幅に早めにとりかかってみると、それはそれでよさがあった。

それは「あの子にこんな励ましを書きたい」という思いを見つけられたことである。

たとえば「漢字が苦手なあの子に、繰り返し練習することで書ける着実に増えてきまいした」など。

すると、「そのためには、その事実を仕込もう!」と奮起することができます。

 

そして、これを今回のように、早めに所見にとりかかることで、事実の布石を学期の中頃に仕込めたら終盤に焦ることもなくいいよなあと思った。

 

所見は「励まし」の性格をもつので、苦手だと見受けられることも、たとえば「繰り返し練習することで乗り越えられたよね」ということを記せたら次年度の励みになるのではなるはず。なりまくるはず。「にがて―」で終わるのではなく、「私やれたよね!」で終えたい!

 

この当たり前のことは、みなさんやられているのかもしれません。

私はつい、学期の終盤に「達成できたことや、その子のよさ」ばかりを書いていたのです。そうではなくて、励ましたいことの事実を作るという視点をもっていれば、1ネタ増えるなあ、と。

 

作業手順

自分の作業手順は、

  1. まず、ひと月前に「所見1」として、全員分のキーワードを3つずつ出す。
    頭の中で思い出せる範囲でメモ書き出してみる。
    次に、たたき台を書いてみる。ここでは、50%くらいできているとよい。
    合計で4000文字必要なら、2000文字は書いておく。

  2. 二週間前(つまり1から一週間後)に「所見2」として、全員分のキーワードをもう一度3つずつ出す。
    そして、前回のたたき台に手を加える。この時点で60~70%はいきたい。
    合計で4000文字必要なら、2400~2800文字。

  3. 一週間前に所見のたたきの清書をするつもりで、100%を目指す。この時に、思いつく限りもう一ネタ、たたきでよくないとされた場合用にメモを加えておく。

  4. 3の次の週くらいに所見を見合う可能性が高い。ここで、もし情報が足りなければ、残りの平日の何日間かで、その子のことを見直す必要が出てくる。

今回言いたいことは以下。

 

所見を書くためのtips

それでもとにかく手が止まることもなくはない。

人それぞれに所見がはかどる方法や環境、条件などがあるのだろうが、手が詰まった時にもう一歩踏み出すための、かつ、そんなに負担感がない方法を3つ書いておく。誰でも意識して行っていることかもしれないが。

 

時間・場所を変える

夜、学校で考えていて詰まったなら、一旦、止める。
そして、次の日の朝、喫茶店で考えてみるだけでも、出てくる内容が変わることがある。

 

ツールを変える

パソコンでタイプして所見を書いていたのなら、ツールをパソコンから紙とペンに変えるだけでも、出てくる言葉が変わるかもしれない。打ちやすい言葉と書きやすい言葉は違う可能性がある。脳の通り道も違って、異なる表現が出てきやすいのかもしれない。

 

動きを変える

もし、座ってその場に留まって考えていたなら、そこから立ち上がって歩いて考えてもいいかもしれない。場所を変えることと合わせて、外を歩きながらあの子のことを考えても出てくる視点を変えることができる可能性がある。

というわけで「時間・場所」「ツール」「動き」を変えることで、詰まったようでも、まだ、もう一歩先に手軽に行ける可能性があることを伝えたかったハピペンでした。

 

進捗を%で表示する

他にも便利ツールとして、「さる先生」が紹介していた、「ヤッホイ指数」なるものを搭載したExcelファイルが大変有用である。

 

Excelの数式を使って、文字数をカウントして、合計して、目標で割って、進捗を%で表すものだ。

 

使う数式は以下。

 

文字カウント

=LEN(セル位置)

 

例:=LEN(A1)

「セル位置」に所見を書いたセルを指定する。

 

文字数の合計

=SUM(はじめの子の文字数のセル位置:さいごの子の文字数のセル位置)

 

例:=SUM(B1:B30)

:(ころん)を忘れずに。

 

目標をあるセルに打っておく。

D1に

4000

など

 

進捗(%)

=合計のセル位置/目標のセル位置

 

例:=B31/D1

「/(スラッシュ)」を忘れず。

 

大体こんな感じ。自分が思い出すように書いたので、詳しいやり方が知りたい人は、お調べになってくださいまし(不親切)。