もんもんもーんと気分がのらない「ハピペン」です。来年の異動の希望も来た。さあ、どう出る?自分は。
疲れからかイラつく。何をみていてもモヤつく。特に事前に何もせず、子どもが迷惑な姿を表出して、その表出に対して怒っているのを見るとめちゃムカつく。
それで、問題行動を表出させて、葛藤体験や指導をねらっているならいいけれど、周囲との関係悪化、自尊感情の低下、本来のねらいからの遠ざかりなど、頭の中で紐付いてしまうからこそイラつく。
「どうでもいい」と思たらいくらかマシなのだけど。自分が自分を窮屈にしているがよく分かるのだけど、今一歩が浮かばない。ピンとこないため動かず……。まあそういう日もある。
一回整理しておこうと思うのは、「応用行動分析(ABA)」系の考え方だ。
きちんとしたところで学んだわけではないので、嫌がられるかもしれないけれど、そんなに難しくややこしいフレームでもない。
ABAの「ABC分析」という名称だけはめちゃややこしいもので、子どもを見つめる。
ABC分析は、
A.状況(Antecedent)
B.行動(Behavior)
C.結果(Consequence)
の3つの段階で見ていく。
結果を変えるために「状況」か「行動」に働きかける。
その行動が起こるのはなぜかの考えには
- 不足学習(学習していても足りない)
- 未学習(まだ学習されていない)
- 誤学習(誤った学習をしている)
がある。
改善するのには、
- 回避(その状況を避ける工夫をする)
- 適切な行動(適切な行動を学習させる)
- 代替行動(迷惑や問題にならない行動に変えさせる)
といった案を使う。
起こる原因も3つで考えられており、
- 注目
- 物や活動
- 感覚刺激
とのこと。
参考はこちら
応用行動分析学から学ぶ 子ども観察力&支援力養成ガイド 家庭支援編: 発達障害のある子の「困り」を「育ち」につなげる! (学研のヒューマンケアブックス)
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その行動をさせないための仕組みをこうした知識をもとにつくってあげることが、子どもの生きやすさにつながると思う。
してからでは遅い。そこは負けなんだよ。
しないためにどこまで調整できるかだ。
そして、した後に何かが起こってもその嫌なことを動機に行動が変わることはなかなかないことだ。
怒られるから嫌だということを入れられるならいい。しかし、そんなの長くはもたない。
人が何かをするのは、怒られないためではない。だから、怒られることはダメージにならない。それ以上の目的があるのだ。そして、それは注意をしたときには、すでに遂行されているのだ。
「起こる→怒る」では、学習にならないと言ってしまっていいかもしれない。
そして、もっと気楽に行かせるのが「行動科学マネジメント」だと思っている。
良いと思われる行動をしたら60秒以内にほめる。それだけ。
つまり、誤学習した行動ではなく、それを回避した相応しい振る舞いに60秒以内にその子にとっての強化子を入れるだけ。
それが、その子にとって学習になり得る「エラーレスラーニング」だ。
誤学習に刺激を入れてどーすんだ。
記憶に働きかけているのかもしれない。
記憶は「関連付け、繰り返し、印象付け」のどれからしい。
その恐怖という印象付けなのだろうけど。それでよりよくなっていると感じる子を見たことがない。管理者がいなくなったら終わりである。
勝手に現場を、それだけのことができない現場と格付けし、擦り切れている日。